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【広報日記】 経営者と広報する、という役割の重み、そして深み。そこには一筋の道がある。

 皆さん、こんにちは。このページは、広報である私の思い・考え・学び・気づき、読んだ本のことを書き記しております。
文章を通して人と繋がること、これもまた意味深いことであり、新しい機会であると思います。今日もお越しいただきありがとうございます。


先月の末のことになりますが、『広報』をテーマにお話をさせて頂く機会がありましたので、その時に感じたこと・考えたことを今日は綴っていきたいと思います。



▼出版社の広報

この日は、クロスメディア広報の濱中さんと『広報と経営』について熱く語り合いました。

濱中さんのX
https://twitter.com/cmg_hamanaka

もともと濱中さんとは、Xを通してご縁を頂きまして。出版社の広報さんとお会いする機会がほぼなかったので、彼女との出会いは私とって、とても大きいものでした。この日は代々木上原にある『City Light Book』でお会いしましてお話させて頂きました。

新しい本と出会えるお店。

出版×広報の可能性

ある角度からみると私たちはライバルなのですが、私から見ると、共に出版業界の広報として人生を歩む『同志』のような気持ちなのです。

今すぐに何か形になるとは思いませんけれど、同じ業界であるからこそ『(広報からも)何かきっと新しい風を吹かせられるのではないか。出来ることがあるよね!』と信じています。
そしてまた、短い期間でというようりも、もっと長い目で見たときに、この出会い、その可能性は、きっと大きいものではないか、と私は思っています。

出版社というと、経営者、編集者、営業、宣伝プロモーション(マーケティング)という括りの役割の方が多いと思うのですが、『広報』という立場・役職を社内に置くことを決められたそれぞれの社長の想い。私たちが存在する意味、与えられた使命。それは、とても深いものだと思っています。


経営者と広報する

この日、濱中さんのお話から出てきた本。『だから私たち通じ合うものがある!』って確信させて頂いたお話でした。ちょうど私が昨年秋〜今年の1月にかけて参加した『広報が経営参謀に近づくワークショップ』で学ばせていただいた、講師の高場さんの本でした。


『経営者と広報する』
この言葉は深いです。土台は、社長との信頼関係があること。そういう関係性を作っていくことが大事。その信頼があってはじめて、経営者の頼れる存在になる。経営にとって必要不可欠な存在になる。誠実なYESマンとして、遠慮・忖度なく進言する。そういうものが積み重なる。広報は経営者と一緒に創るもの、です。
広報と一口に言っても、その仕事は会社によって実にさまざま。だからこそ、こういう経営と広報を大切にされている濱中さんと、こうして想いを共有できることは、本当にありがたく嬉しいこと。深く通じ合える部分であるなぁ、と対話をしながら思いました。


常に登り続ける。


▼経営者さまと広報の話をさせていただく

別の日。この日は、大変有意義な時間を過ごさせて頂き、感謝の思いで胸がいっぱいでした。というのも、自分の言葉で『広報とは』を伝えたこと、『広報』について感じていること、思っていることを、島田電機製作所の島田社長にお話をし、互いに言葉を重ねさせて頂きましたことは、私にとって大きな喜びでした。

社内で、また広報担当同士で会話するのとは別の、他業種の経営者さまと会話をしたことで、広報という仕事にもっと誇りを持とう!という気持ちが湧き上がってきました。

「重み」そして「深み」

私が存在している意味と言いますか、意義がある。会社にとってそれは大きなもので、目に見えるもの(成果)以外にも、目に見えない(大切な役割)をも担っている、という確信もまた強く感じることができました。

『(あなたのそのお仕事)広報って、ひと言で言うと何なんでしょうね、』と、島田社長がおっしゃった時に、私も思わず『何なんでしょうね、』と返したのですが。その言葉にならない何かを心のなかで、帰ってきてからも、ずっと胸の中で抱えています。

そのやりとりのあとに、「温かな、柔らかな一語・・・」そんな言葉を島田社長が仰っていたように記憶していて。

私のしているこの仕事、広報、社長の右腕、経営者と広報するこの日々を・・・どう言葉として表現したら良いものかと。それは見つからない。
一語では簡単に表現できそうにもない。それが、むしろいい。ひと言では言い表せないほどの、広報という役割と仕事の「重み」そして「深み」を感じています。


私の前に開かれた、一筋の『道』がある。


七月に入りました。
まだ3日しか経っていないのですが、今月に入って心身の重い日々を過ごしています。『いったい、何が起こっているのでしょう?』と問いかけるような。非常に個人的な、且つ内面の深い部分で起こっていること。寧ろ、そうでなければなりません。その孤独と、静かなひとときを、真摯に味わい切るしかありません。

この生涯を賭けて私が成し遂げるコト。そのコトの大きさに、重圧に、驚いているような。それは、すごく力があること。またエネルギーを注ぐこと。
これまでの私であれば、そういう状態についてどちらかといえば、心身の落ち込みや憂鬱として解釈していたのですけれど。今回のこれらとは全く違う、すごく意味のある時間なのです。だから、『いったい、何が起こっているのでしょうか?』という思いに至るのです。

誰もあなたを助言したり、手助けしたりすることはできません。誰も。ただ一つの手段があるきりです。自らの内へお入りください。

という、たまたま今読んでいた『若き詩人への手紙/リルケ』の言葉のとおり、内へ入り、この私の生命が湧き出てくる、深い底へと進むしかない、と感じています。非常に大切な時間と言いますか、何か私の精神的な部分において、小さな階段を昇るような。成長の前触れのような。
真摯にそれと向き合い、味わい尽くすほかには道がありません。


東京は蒸し暑い日々が続いております。
皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか。
どうぞお身体を大切に、お元気でいてくださいね。
今日もありがとうございます。