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心の日記

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広報と社長の右腕としてお仕事しております。私の心の日記です。ほんとうの気持ちを綴りたい。
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#読書記録

【本とわたし】 書くことはまさに自分との再会なのだから。

だめをだいじょうぶにしていく日々だよ、と。そっと声かけられているようなタイトルに惹かれた。 だめ・だめを、だいじょうぶ・だいじょうぶ、にしていく日々。著者きくちゆみこさんの、丁寧に紡がれた日常を読みながら、自分もなんだか救われていくような気持ちになっていた。 ●いてほしいときに、いてほしいの!ビー、ヒア、ナウ!(Be here now!!) ほんとうにそうですよね! そうですよね!と深く頷けた言葉。シンプルにこれです。私もあなたも求めること。 子どもと共に暮らしていると、

【本とわたし】 あなたは静かに生きることができるはず。

 本を読んでいるとき、立ち止まってちょっと考え巡らせたいな、そう思える言葉と出会えるとうれしい。読書体験がより深まるから。 冒頭の『君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた/著者・若松英輔』の中にあるこの言葉が、私の胸に響いてる。 自分自身を読者に真剣に言葉書くこと、それはきっと・・・魂にふれる言葉なんだ。私自身から発せられる言葉が、わたしを救うのかもしれない。 つい先日読み終えたばかりの、こちらの本が良かった。付箋がたくさん付いて正直まとめるには時間もかかるし、note

【本とわたし】1月の読書記録

『運が良いとか悪いとか言う前に、運は天から降ってくるものではなく、自分自身が運ぶものであると認識する。』 偶然に見かけた記事の言葉に、目が留まった。 運は自分自身で運んでくるもの。私もそう思います、、と心の中でつぶやいた。もっと言うと『そう思えるようになりました』という方が正確な表現かもしれない。 運は、私自身のこの手に委ねられている。本質を見ようとするならば、それは自分自身の心=人格にあるということ。  一月も振り返ってみると、心豊かな一ヶ月だったと思う。それはけして

【本とわたし】 絶望の淵にある人を救うのは、「ことば」です。

 二月に入った昨日、一通の手紙が届きました。手紙は、本を贈ったAさんから。そこには便箋五枚にわたって綴られた文章、御礼の言葉とともに、その言葉が綴られていました。私は、静かに泣きました。  私の話す言葉ではなく、本が静かに伝えてくれる。その人に、そっと気づかせてくれる。本は、人を救う。言葉は、人を救う。自分も救われた経験から、そう強く信じていたけれど。こういう手紙をもらうと、やっぱりそうなんだと確信する。  生きていこうと思える、力のある、一筋の光のような言葉は、一体どこ

【本とわたし】 素直なことばで、本当のことだけを語りたい。

 先日東京に雪が降った翌日。その日もともと親子でデイキャンプに参加予定で、思いがけない空からのギフトに私たち親子も、参加した皆さんも大喜びでした。  見上げれば、冷たく澄み切った青空。鼻に入る空気の冷たさ。吐く息の白さ。目に映る一面の雪景色。太陽に照らされた森は、きらきらと輝いて眩しい。それはそれは美しかったです。  1月に入ってからnoteを綴ろうと思っても、何を思いを気持ちを書けばよいのか迷ってしまいずっと手が止まってしまいました。これまでも手が止まることは何度もありま

【本とわたし】  心に残った3冊。

   来週二十二日金曜日に「冬至」を迎えますね。昼が最も短くなり夜が最も長くなる日。この日が過ぎるとまた、夏至へ向かってゆっくりと日中の時間が長くなっていきます。そして冬至が過ぎれば、子どもがウキウキ楽しみにしている「クリスマス」も近づいてきます。  さて、この一年で読んだ本の数は、今のところ71冊。その中で心に残っている(最高だった)3冊をご紹介します。宜しければ是非お付き合いください。 「生きることと死ぬこと」がずっと横たわっていた 今年、わたしの読書の軸になっていたテ

【本が読めなくなった】 11月の読書記録と記憶。

   本が読めなくなった。悲しいとき、苦しいとき、本が読めなくなる。だから今は、そっと積んでおくことにする。  自分の日記が精一杯で、誰かに宛てた文章も書けなくなった。心が萎える日々。崩れ落ちそうな自分の精神状態を正しく保つことで精一杯だった。毎日『自分がどう在るか』が常に問われ続けていたように思う。身体と心に与えるもの、目に見えるもの・目に見えないものも含めて、ひとつひとつに意識を向け与え続けた。眠れない日もあり、一睡もできずに翌朝を迎える日もあった。それでも朝が来ると、太

【本とわたし】 10月の読書記録

11月に入りましたね。いかがお過ごしでしょうか。東京は、気温の暖かい日々が続いていて、11月とは思えない気候ですね。子どもは、半袖&短パンで過ごす日も多いし、私は蚊に刺されるし。新しく買い替えたルームシューズはまだ本領発揮とはならず。部屋の隅っこで待機しています。早く寒くなぁ〜れ! ▼コンプレックスプリズム/最果タヒ▶︎劣っていると繰り返し自分を傷つける割に、私は私をそのままでどうにか愛そうともしており、それを許してくれない世界を憎むことだってあった。コンプレックス・プリズ

【本とわたし】 今日は本の日、後編。

前回の続きです。11月1日の今日は「本の日」 読書週間、読書の日、秋は本にまつわる記念日が多いです。この時期は、古本市、ブックフェスティバルなど、読書を促す・読書の魅力を伝えるイベントの開催も多くありますね! その人の『生きる』が文字となって写し出されている。 その人の生き方に触れて、私の心を動かす。 ▼本を読んだら散歩に行こう/村井理子▶︎実兄の突然死をめぐる『兄の終い』、認知症の義母を描く『全員悪人』、壊れてしまった実家の家族について触れた『家族』。大反響のエッセイを

【本とわたし】 今日は読書の日、前編。

 10月27日は読書の日。1947年に、出版社・取次会社・書店・公共図書館・マスコミなどが共同で制定されました。日付の由来は、10月27日〜11月9日までと定められている「読書週間」の初日であるということ。新しい本を手に取ったり、読書の習慣をはじめたりすることで、知識を増やしたり語彙力あげたり、またストレスの軽減など、多くのプラスを得ることができます。 読書は知的な活動であり、豊かな人生を送るための一つの鍵とも言えます。 ▼読書の10のメリット 読書習慣を持つことは、さまざ

【本とわたし】 9月の読書記録

 10月に入りました。やっと朝晩涼しさを感じるようになり、過ごしやすい季節がやってきました。9月末はちょっとバタバタしていたので、10月のはじまりは疲労感を抱えていました。そういう自分自身の小さな『身体』とささいな『心の変化』にはわりと敏感になり大事にしていて。ふとした時に、疲労が蓄積されていて、なんかしんどい(涙)・・・なんてことにならないように。自分自身の変化に敏感になっています。    1日の夕方は、銭湯とサウナへ行ってリフレッシュしました。10分のサウナ瞑想×3回。汗

【本とわたし】 海からの贈物。 

 本を読んでいると、この著者に会ってみたい!という気持ちになることがありますが、まさにこれはそんな本でした。  何度読んでも心に深く沁みいる。年齢を重ねてから読みかえすと、また味わい深いかもしれません。  1955年に最初に出版された、『海からの贈物』アン・モロウ・リンドバーグ著。日本で原著が出版されたのは翌年の1956年(昭和31年)新潮社。それから、1967年(昭和42年)7月に新潮文庫から刊行。  大西洋横断飛行に最初に成功した、夫:チャールズ・リンドバーグを支え、

【本とわたし】 8月の読書記録

 9月に入りましたね。本当に月日の流れはあっという間。毎月月末に1ヶ月の振り返りをしているんだけど、「今月何があったかな〜」と、思い出そうとしても、意外と思い出せないのよね。  書いた日記をぺらぺらめくって、あぁこんな1ヶ月だったね・・・と思い返す。今月あった「最も嬉しかったこと」を書いていく。 8月は「家族でお墓参りできたこと」や、うちの父が望んでいる「みんな集まって会食したい」の夢を今年も叶えられたし満足。 じつは数年前に父に、「死ぬまでに何か叶えたいことある?」と

【本とわたし】 7月の読書記録

ブックダムのミッション(世の中に与える価値) 「本」を通してプラスのエネルギーを循環させ続ける ここで言う「本」というのは、自社に関わる本だけではありません。本には様々な可能性が秘められています。 だからこそ、私が選んで読んだ本のなかで、思ったこと・感じたこと・考えたことをお伝えして、本を手に取るきっかけを、読んでみようかなという気持ちを、これを読んでいるあなたへ与えることが出来たら嬉しく思います。 それでは、7月に読んだ本の記録です。 どうぞお付き合いください。 ▼つ