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個人と社会の様々な事象に対するリテラシーがついてしまうブックキュレーションプラットフォ…

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個人と社会の様々な事象に対するリテラシーがついてしまうブックキュレーションプラットフォーム。 Podcast: https://anchor.fm/bookclubjp

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Book Club、読書Podcastを始めた理由

本好きな2人が「世界の見方が変わってしまうような本」をPodcast「Book Club」で紹介。 13回を迎えた今回は、おすすめの本…ではなく、この Podcast について、ざっくりおしゃべりしてきました。私たちがPodcastを始めたきっかけ、今後どんなことをしていきたいか、そもそも何者なのかについてお話ししています。 自己紹介ということで今更ながら、自己紹介。Book Clubの中の2人はこちら。 1人目は、ミウラ。東京出身。現在は鳥取県で英語教育関係の仕事。(

    • 言葉を考える1ヶ月〜2023年7月を振り返る〜

      久しぶりの更新となったBOOK CLUB。 再開から1ヶ月経つということで最新回たちを紹介します。 その前に…。 続けることにした理由今後は、私、ミウラひとりで一旦継続する予定である。 なんだかんだで、このPodcastのためにマイクを購入し、本を読んで、紹介するルーティンができていた。 一応、細々と続けていたことで、聞いてくださっている方もいるし、再開したいと思っていたのは、私だ。 2020年に鳥取に移住して以来、鳥取でも職場以外で人と繋がる最初のきっかけになったのが、

      • 「〇〇ではない」から始める(『父ではありませんが』武田砂鉄)

        お久しぶりになってしまいました。 Book Clubのミウラです。 最初は身バレする気もなく始めたPodcastですが、だんだんと周囲の方にも聞いていただけるようになり、ありがたいです。 ちょっと怖いですけども。 というところで、2023年は更新が止まっています。すみません。(ニノさん、元気かな…) せっかくなので、4月に読んだ本を、今回は記事の方で紹介したいと思います。 今回紹介するのは、こちら。 武田砂鉄さんの『父ではありませんが 第三者として考える』です。 奇し

        • 学校を休んだ先生が休みの間に読んだ本の話・後編

          こんにちは、ミウラです。 先日お伝えしたように潰瘍性大腸炎という病気になった私は、2ヶ月ほど仕事をお休みしておりました。 その他にも、いろいろな事情が重なり、しばらくPodcatの更新は止まりそうです。 ですので、今回は、そんな私が休み中に読んでみた本を記事にまとめてみます。 他にも読んだ本はあるのですが、こんな方の役に立つような本をご紹介します。 ・学校の先生でモヤモヤしている人 ・休職中の教員 ・仕事や人とのコミュニケーションに疲れている人 ・言語教育に関わる人 ちょ

        • 固定された記事

        Book Club、読書Podcastを始めた理由

          学校を休んだ先生が休みの間に読んだ本の話・前編

          こんにちは、ミウラです。 先日お伝えしたように潰瘍性大腸炎という病気になった私は、2ヶ月ほど仕事をお休みしておりました。 その他にも、いろいろな事情が重なり、しばらくPodcatの更新は止まりそうです。 ですので、今回は、そんな私が休み中に読んでみた本を記事にまとめてみます。 他にも読んだ本はあるのですが、こんな方の役に立つような本をご紹介します。 ・学校の先生でモヤモヤしている人 ・休職中の教員 ・仕事や人とのコミュニケーションに疲れている人 ・言語教育に関わる人 ちょ

          学校を休んだ先生が休みの間に読んだ本の話・前編

          ご報告・28歳、潰瘍性大腸炎になって見えた世界 『食べることと出すこと』(頭木弘樹)(後編)

          こんにちは、BOOK CLUBのミウラです。 今回紹介したのは、「潰瘍性大腸炎」患者である頭木さんの闘病エッセー。 Podcast・BOOK CLUB、今回の配信はこちらから。 収録中でお話ししたように、私、ミウラは1月に「潰瘍性大腸炎」の診断を受けました。 発症してから療養に入ってからの症状が重く、そこからなかなか更新ボタンが押せず、1ヶ月経ってしまいました。 更新を楽しみにしてくださった皆様、申し訳ありませんでした。 今回は前回の記事に引き続いて、鳥取と東京を股にか

          ご報告・28歳、潰瘍性大腸炎になって見えた世界 『食べることと出すこと』(頭木弘樹)(後編)

          ご報告・28歳、潰瘍性大腸炎になって見えた世界 『食べることと出すこと』(頭木弘樹)(前編)

          こんにちは、BOOK CLUBのミウラです。 今回紹介したのは、「潰瘍性大腸炎」患者である頭木さんの闘病エッセー。 Podcast・BOOK CLUB、今回の配信はこちらから。 収録中でお話ししたように、私、ミウラは1月に「潰瘍性大腸炎」の診断を受けました。 発症してから療養に入ってからの症状が重く、そこからなかなか更新ボタンが押せず、1ヶ月経ってしまいました。 更新を楽しみにしてくださった皆様、申し訳ありませんでした。 患者の話を知りたい今回の記事では、私の近況報告も

          ご報告・28歳、潰瘍性大腸炎になって見えた世界 『食べることと出すこと』(頭木弘樹)(前編)

          【保存版】2022年に読んだ本から選ぶおすすめ本 5選

          はじめに今年も沢山の方にpodcastを聞いていただき、ありがとうございました。今回は2022年に買った本から選ぶおすすめ本をまとめてみました。 関連するPodcastの収録回も本記事の最後にまとめて紹介していますので、年末年始のお供としてぜひお聴きください! 1. 『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』(塩野誠) 最初にご紹介するのは事業戦略立案やM&A実行支援を行う経営競争基盤の共同代表である塩野誠さんが書かれたこちらの本です。特に普段デジタルテクノロジーやIT業界

          【保存版】2022年に読んだ本から選ぶおすすめ本 5選

          なぜ世界は突如として物価高になったのか?『世界インフレの謎』(渡辺努)

          2022年も残すところあと1ヶ月。 今年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか。カタールW杯での歴史的な強豪に対する勝利、ゴルバチョフの死、Tesla社のイーロン・マスク氏のTwitter買収など、誰もが予想がしなかった出来事が今年もたくさんありました。 その中でも、特にこれを読んでいる多くの皆さんにとって影響があったのが、歴史的な円安ではないでしょうか? 今回は、その円安ひいてはそのきっかけとなっていると考えられている世界インフレの原因と日本への影響について書かれた「

          なぜ世界は突如として物価高になったのか?『世界インフレの謎』(渡辺努)

          それでも私たちはつながりたい『つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく』(綾屋 紗月/熊谷 晋一郎)

          お久しぶりの記事投稿になってしまいました。 今回私、ミウラが紹介するのは、第31回の『つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく』です。 Podcastはこちらから。 「つながれないさみしさ」と「つながりすぎる苦しみ」この本の作者は、アスペルガーの当事者である綾屋紗月、脳性まひであり、小児科医でもある熊谷晋一郎である。社会の中でも「マイノリティ」である二人。 Book Clubではマイノリティについても、度々扱ってきた。 『つながりの作法』では、マイノリティである二人の視

          それでも私たちはつながりたい『つながりの作法 同じでもなく 違うでもなく』(綾屋 紗月/熊谷 晋一郎)

          BOOK CLUB「注目の未翻訳本」の紹介

          今回も未翻訳の中で、注目の書籍を紹介します。 毎週更新している Podcast もぜひ聞いてみてください! 1. Orwell’s Roses / Rebecca Solnitレベッカ・ソルニットの新作「Orwell’s Roses」では、1984で有名なジョージ・オーウェルの生涯や著作批評をまとめたもの。オーウェルが自然や動植物を愛していたことや、名著「1984」の執筆時の背景についても解説。 Orwell’s Roses (English Edition) by Reb

          BOOK CLUB「注目の未翻訳本」の紹介

          【保存版】今年買った約 170 冊から選ぶおすすめの本

          はじめに皆さんこんにちは!「世界の見方が変わってしまうような本」を紹介するPodcast「Book Club」を運営している二ノ宮です。今回は、年の瀬ということで、活動の振り返りと今年運営メンバーが読んでよかった本について紹介します。 リスナーや出版関係者の方々に支えていただいた1年皆さんのお陰様で、本 Podcast は今月で開始から早くも 4 ヶ月目を迎えます。リスナーの皆さまと、出版社や著者の方々にサポートをしていただき、なんとか続けることができました。紹介したエピソ

          【保存版】今年買った約 170 冊から選ぶおすすめの本

          番外編・トルコのメリークリスマス〜イスタンブールの交換留学〜

          2014年の12月。私はトルコでクリスマスを過ごしていた。 大学に入った私は、大学2年の秋学期と大学3年の春学期を交換留学することになっていた。きっと英語圏に行くだろうと予想していた受験生の自分を裏切って、なぜか私はトルコに来ていた。 (ということで今回は、「留学アドベントカレンダー2021」に参加するための番外編記事として、トルコ留学のお話になります。) トルコに来たのは「気まぐれ」交換留学先をトルコにしたのは、偶然だった。 イギリスの大学に行こうと、TOEFLの対

          番外編・トルコのメリークリスマス〜イスタンブールの交換留学〜

          旅に出ることに意味があるなら「旅の効用 人はなぜ移動するのか」(ペール・アンデション)

          個人と社会の様々な事象に対するリテラシーがついてしまうブックキュレーションプラットフォーム Book Club。本好きな2人が「世界の見方が変わってしまうような本」を紹介していきます。 旅に出れない時代に今回紹介するのは、「旅の効用 人はなぜ移動するのか」 スウェーデン人の旅行作家であるペール・アンデションによる作品で、旅にまつわる体験記・考察・取材などが入り混じった一冊である。 思えば、この本を手に取ったのは、昨年のこと。旅に出ることが難しくなった時代に旅のことを考え

          旅に出ることに意味があるなら「旅の効用 人はなぜ移動するのか」(ペール・アンデション)

          レビューのレビュー:「ブルシット・ジョブ」のグレバーの新刊発売!

          月に 1 度の頻度で、注目書籍のレビューのレビューを紹介していきます。 特に、未翻訳の洋書や、なかなか全ての本屋には在庫がなさそうではありながらも、これから注目が集まるであろうと本を中心に扱っていくつもりです。 1. The Dawn of Everything / David Graeber & David Wengrow 急死の直前のグレバーが記した新著「The Dawn of Everything」が2022年11月にリリースされた。本書は、人類の歴史観を覆す本にな

          レビューのレビュー:「ブルシット・ジョブ」のグレバーの新刊発売!

          ドラマを知る一冊 『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』(治部れんげ)

          個人と社会の様々な事象に対するリテラシーがついてしまうブックキュレーションプラットフォーム Book Club。本好きな2人が「世界の見方が変わってしまうような本」を紹介していきます。 ドラマをジェンダーで見たら今回、私・ミウラが紹介するのは、『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』。治部れんげさんによる一冊である。 つまり、社会構造で決められている性別=ジェンダーについて問題意識を持ちながら、様々なヒットドラマを紹介しているガイドブックなのだ。 『

          ドラマを知る一冊 『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』(治部れんげ)