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【保存版】今年買った約 170 冊から選ぶおすすめの本

はじめに

皆さんこんにちは!「世界の見方が変わってしまうような本」を紹介するPodcast「Book Club」を運営している二ノ宮です。今回は、年の瀬ということで、活動の振り返りと今年運営メンバーが読んでよかった本について紹介します。

リスナーや出版関係者の方々に支えていただいた1年

皆さんのお陰様で、本 Podcast は今月で開始から早くも 4 ヶ月目を迎えます。リスナーの皆さまと、出版社や著者の方々にサポートをしていただき、なんとか続けることができました。紹介したエピソードのいくつかは著者の方にポジティブな反応をいただきました。

今年の最後には、三浦が書いたnoteの記事が、note企画「読書の秋2021」の優秀作品に選出されました。

今回の記事では、今年買った約170冊ほどの書籍の中から厳選したおすすめの本をいくつかご紹介します。年末年始のお供として、どうぞお読みくださいませ。(Amazonのリンクは最後に載せています。)

おすすめの本

1. 旅の効用 人はなぜ移動するのか(ペール・アンデション)
年末年始、帰省する時、飛行機が雪で欠航になったおかげさまで、バスと電車を乗り継ぐ羽目になり、改めてこの本のことを思い出した。車窓の風景が目まぐるしく雪景色から、日がさす風景になり、また一面が雪に。かつての人々が何十日もかけて移動したところを8時間かけて移動しただけでヘトヘトの私。そんなことを振り返る一冊になった。


2. 私は男でフェミニストです(チェ・スンボム)
作者のチェ・スンボムは男性で教員。韓国は日本と同じくらい、あるいはより強い儒教の規範意識がある国。そんな中で国語教師として多感な10代の男子生徒と向き合う作者を通して、教育が何をできるか改めて考えさせられる一冊。


3. Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール(ニール・イヤール、ライアン・フーバー )
例えば、あなたが新規のサービスを作りユーザーを獲得する時に、「夢中になって使ってしまうサービスとすぐに飽きられてしまうサービスの違いは何か」と考えるであろう。本書では、スタンフォード大学の d.school で教鞭をとる、ニール・イヤールが行動心理学のアプローチから、ファンがついてしまうプロダクトの特徴やその設計をする上で押させておくセオリーを解説。これまで行動経済学や認知心理関連の知見を応用したプロダクト設計の書籍はなかなかなかったが故に、セオリーをもとにUXやプロダクトを設計したい方にはおすすめ。

4. アイデア資本主義(大川内直子)
資本主義の歴史において、空間・時間・生産の領域に拡大することによって様座なビジネスが生まれてきた。この「資本主義」というある意味見慣れた言葉を我々は普段、世界を理解する完成されたシステムのように捉えることが多いが、そうではなく、ミクロな振る舞いの総合的な総出として現れる動的なものであると主張する。そして、このダイナミクスは私たちが自分の人生を真剣に生きて、自分の将来について思案したり目標を立てたりするようなごく日常で実践しているネイチャーな部分から生まれているのである。

5. Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章(ルトガー・ブレグマン)
本書の内容を一言でいうと、「人間は本来利己的で邪悪な存在であるのか?」という問いに真っ向から挑む本である。「スタンフォードの監獄実験」、「ミルグラムの電気ショック実験」、「キティ・ジェノビービス事件」。これまでこうした実験や出来事から、人間は本来利己的で、邪悪になりやすく、人のコトなんて気にかけない存在とされていた。しかし,本当にそうなのだろうか?本書を読めば「そうではないかもしれない」と少し思えてくる。

最後に

今回紹介した本についての詳しい紹介や、記事では紹介されていない書籍については、下記エピソードで聞くことができます。来年もどうぞよろしくお願いします。皆様に取って素敵な一年になりますように!




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