【感想】フジ木曜ドラマ「知ってるワイフ」、大倉忠義の目と広瀬アリスの愛嬌よ!

今期のドラマで意外と面白かったのが「知ってるワイフ」である。


Twitterでは収まらない文字数なので、ちょっと感想を書こうかなと思う。

私は関ジャニ∞のファンなので、大倉忠義氏が主人公として出演しているからという理由で見始めた。

日本のテレビドラマは、毎クールとりあえず5,6本見始めて、最終的に3,4本に絞るようにして見ている。そんな中で、いわゆるアイドルドラマは途中で脱落することもしばしばある。

私はアイドルファンであること以前に、エンタメ・ドラマそのもののオタクであるから、同クールの他のドラマの方が良かったら容赦なく途中脱落する。
(大きい声では言えないが、今まで脱落したアイドルドラマはいくつかある。)

しかし、「知ってるワイフ」は、第一話から最終回まで観られた上に、全話を家族でリアタイするというハマりっぷり。第一話からかなり引き込まれた。



※ドラマ全話見た上での感想なので、ネタバレあります。



▶1:目の魅力

感想と言いながら、いきなり目の話をするぞ!

私は兼ねてより、俳優・大倉忠義の目が非常に好きである。
彼の目はいわゆる三白眼と呼ばれる目に近く、黒目が小さく四隅に白目が入る。

私も三白眼なのだが、目が怖い(目付きが悪い)と言われることが多い。自分でも鏡に写る自分の目をじっと見るとホラー映画っぽくてゾッとする。

しかし、大倉氏の三白眼はその顔立ちの良さから、目付きの悪さではなくミステリアスな感じを演出するのに一役かっている。

彼が、ただただ''綺麗''な顔ではなく、妖艶さや危なっかしさを感じさせる雰囲気であるのは、この瞳のおかげだと思う。

そんな大倉氏は、近年、クズ役をやらせれば天下一品といった評価がなされる事が多い。

関ジャニ∞大倉ファンからすれば、彼がたまに見せる姑息な考えや妙に冷静な態度によって、彼のキャラクター性の1つに「ヘタレ」「不思議な怖さ」などがあることは知っていただろう。

けれど、アイドル特有の「王子様」感が当たり前の如く存在するので、この正反対とも言える''クズの要因''は隠され、ドラマや映画でもThe・イケメン、カッコイイ役が多かった。

もちろん、このThe・イケメンだって素晴らしい。しかし、彼の持つちょっとミステリアスで妖艶な''何か隠し持っているんじゃないか''といった雰囲気を、上手く演技に落とし込んだものが、近年のクズ役であると言えよう。

大倉氏の演じる「知ってるワイフ」の剣崎元春が、果たしてクズなのか?については、様々な意見があるとは思うが、一般的に''アイドル''が演じる正ヒーローか?というとそれは違うだろう。

私が今回の大倉:元春で、思わず痺れてしまったのが、第一話のクタクタサラリーマンの「目」である。

仕事に疲れて、家の事はやらない。
妻にも「私のことを何も見ようとしない。」なんて怒鳴られていたが、本当にそう。
元春の「目」が死んでいるのだ。あれじゃあ何も見えない。

元春の目に光が差し込んでいない。
いまだかつてこんなに光が差し込まない瞳のアイドルがいただろうか?(褒めてます)

この目の演技が素晴らしく、妻の怒りがひしひしと伝わってきた。
「元春は何も見えてないよこりゃ」と思わざるを得ない。

さらに、ドラマ後半。
タイムスリップした後、新しい妻であるさやかとも上手くいかなった元春は、さやか家のパーティを無断欠席した後、怒るさやかに対して「俺は女神様(さやか)の召使い」と言ってのける。

その時の彼の目と言ったら……完全に死んでいる。
思わず描いちゃった。


いや、イラストじゃ上手く表現できない。
そのシーンだけでいいからドラマ見て欲しいレベル。

兎にも角にも、大倉氏の目の演技は素晴らしい。
輝いている目だってもちろん素敵なのだが、虚ろだったり死んでいたり何を考えているのか分からない目が非常に素敵だ。

心ここに在らずを体現するような目を、是非今後とも披露し続けて欲しい。


彼の目と対照的だな、と思ったのが、同僚役の松下洸平氏の目だ。
彼は大倉氏とは真逆で、黒目の範囲が大きい。

幼い子供や小動物など、黒目が大きい生き物は総じて可愛らしい。
彼もまた、その一つ一つの表情が愛らしく、人気になるのも納得のお目目である。

しかし、私は是非とも松下氏にサイコパスの役をやって欲しいと思った。
黒目が大きいと、実は表情が読みにくい。
彼の人柄やキャラクター、顔立ち、演じる役によって愛嬌のある爽やかな人物という印象を受けるが、極悪非道のサイコパスをやらせたら意外とカチッとハマると思った。

ぱちぱちお目目が、奥深い真っ黒な瞳に変わると思う。

このドラマ、素敵な瞳の持ち主がいっぱい出ている!とワクワクしたのも、私が楽しめた理由の一つかもしれない。



▶2:広瀬アリス……可愛い……

広瀬アリス可愛すぎん?

私にとって、これがこのドラマにおける最高で最大の収穫である。

広瀬アリスってこんなに可愛かったん?やばない?
なんでもっとヒロインやらないんや?ここ数年の業界人は何をしていたんや?(主語デカ)

と頭の中がパニックになるほど異常に可愛いのである。

彼女が芸能界デビューをしたばかりの、まさに''少女''であった頃に、もっとヒロインやらせんかい!とお怒りモードである。

表情の一つ一つが可愛らしくて、なんと言っても愛嬌がある。
番宣などで見掛けた時の本人の人柄もあってか、非の打ち所がない、愛嬌の権化である。(べた褒め)

とはいえ、元春にブチ切れる澪は、迫真の演技であったし、はっきりとした顔立ちからも感情的な演技が非常に映える。ただただ可愛いだけじゃないという、ポイント高し。

このドラマで広瀬アリス氏のファンになった方は多いんじゃないかと思う。
今も非常に忙しい彼女だが、このドラマきっかけの仕事も増えるんじゃないか!?と思わされるくらい、魅力的であった。

我が家で全話リアタイした理由も、私と父が一瞬で広瀬アリスの虜になったからである……。

''広瀬アリスの可愛さ''あってこその知ってるワイフだったかもしれない。言い過ぎですかね?



▶3:ドラマの内容

「知ってるワイフ」というタイトルが何とも不思議であったが、こちらもいろんな解釈が出来るような展開となった。

最終話、澪もタイムスリップしていたことが分かる。
澪は元春の知ってるワイフだった、ということなのだろう。

さらに、前述の「妻のことを何も見ようとしない」状態であった元春が、タイムスリップをきっかけに今までの言動を反省し、妻のことを知ろうとする元春に変わる。
妻は、正真正銘の知ってるワイフになるのだ。


また、このドラマでは、「話し合う」ことの重要性が度々描かれていたように思う。

夫婦で話し合いをすれば解決するのに、と思う瞬間が度々あった。
お互い歩み寄って、ほんの数分でも良いから話し合う時間を作ることが出来れば……。
変な誤解を招いたり、不満が心に溜め込まれ爆発したりすることも無かったかもしれない。

その時は、めんどくさかったり、だるかったり、「どうせ分からないだろう」なんて高を括って、相手から逃げてしまうのだけど、きちんと話をしていれば、大爆発は回避できたのだ。

第一話のよくある夫婦のすれ違いしかり、中盤のさやかによる元春×澪の不倫疑いや、さやかの楽団についての喧嘩しかり、話し合いを避ける行為が積み重なった結果、崩壊を招いていた。

視聴者も見ていて「話して!」「隠すなよ!」「なんでそんな嘘つくねん!」と思わずモヤモヤしただろう。(私はそう。)

でもこれ、自分の身に起きたら、元春たちと同じような言動を取ってしまうだろう。

簡単なようで意外と難しい、「話し合い」という行為。
もし、いつか結婚する時が来たら、このドラマを反面教師にしたいと思うほど、描かれるすれ違いはリアルでもどかしかった。


▶まとめ

私の「知ってるワイフ」の感想をザックリまとめると

大倉忠義氏の目の演技が素晴らしい!
松下洸平氏にサイコパスの役をやらせて!
広瀬アリス可愛い大好き!

「話し合い」って簡単なようで難しい。このドラマは人間関係、特に夫婦関係の反面教師だった。

知ってるワイフ面白かった!

という超単純な内容。
それをまぁダラダラ書いちゃいました。

全体評価としても、人に勧められるくらい面白かったです!

家族や友人を大切にしたいですね。

🌈最後までお読みいただきありがとうございます

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