【感想】TBS日曜劇場「天国と地獄〜サイコな2人〜」考察はちょっぴり当たった?演技にしてやられたり!
日曜劇場「天国と地獄〜サイコな2人〜」が最終回を迎えましたね!
高視聴率で考察も白熱したドラマ。
私も第7話終了時点で考察noteを投稿しました。
今回は、私の考察noteの答え合わせと、ドラマの感想を書いていきたいと思います。
※がっりネタバレあります。
▶1:答え合わせ
早速、上記にある以前の私のnoteに書いた考察を、一つ一つ答え合わせしていこう!
考察①:∅の正体は日高と東朔也の二人。実行犯と清掃(証拠隠滅)を分担している。東家を陥れた人物たちに復讐、報復をする連続殺人である。
これは正解!
その後の第8話でほとんどが明らかになった内容だった。
やはり動機から犯人を導き出す方法がミステリーの鉄板だと痛感した。
動機の内容がドラマ自体のテーマであったり、ロジックよりパッションを感じて視聴者が感動したりするのも、ここが所以になることが多い。
考察②:黒幕は、「法では裁けない人間を裁くこと」自体を動機として∅に指示。黒幕の動機、演出面、話の展開や視聴者の期待などから、黒幕は八巻(溝端淳平)なのではないか?
これは残念!
そもそも黒幕なんておらず(笑)
漫画のミスターXにかなり翻弄された。そして、豪華ゆえに疑いたくなる俳優陣や怪しげな演出など、まんまとしてやられたり。
制作側の「黒幕探して、考察して、みんなで盛り上げてくれよな!」という意図に、綺麗に騙された。いや、言い方が悪い、綺麗に楽しませてもらいました!!
八巻(溝端淳平)に関しても、第8話、9話と進むにつれて、全然怪しくない方向に進んでいき、「こりゃあ間違えた!」と過去の自分に頭を抱えた。
個人的には、溝端淳平氏に発狂(白熱のサイコパス)してほしかった……。
ただの願望は、願望のままで終わったのだった。
考察③:今後の展開として、久米息子殺害を行ったのは黒幕自身であり、そこから黒幕の正体が明らかになっていく。主人公たちと黒幕と対峙するラストシーンにおいて、「正しい正義VS間違った正義」の戦いになる。
これも残念!
黒幕がいないのはもちろん、久米息子殺害も含めて殺人をしていたのは東だった。
久米息子殺害に関しては、後に、思いっきり殺害現場にいる東のシーンがあり、「ここも間違えた!」とテレビの前で笑ってしまった。
さらに、黒幕と対峙すると予想したが、黒幕がいないどころか殺人犯である東は死亡し、やっぱり一筋縄ではいかないなぁと考察の難しさを感じた。
しかし、テーマが「正義」であるという部分においては、あながち間違いじゃなかったように思う。
私は考察noteで、「セクハラ(北村一輝)の正義感」について言及し、
それぞれの正義のぶつかり合いが、どのような結果を生むのか。それがドラマの最大の見どころになるのではないかと考える。
という言葉で考察noteを締めくくった。
まさに!!セクハラ!!お前はやってくれたよ!!
取り調べ室でのシーン。
セクハラの「お前にその声を奪う正義はあるのか」の言葉に、胸を打たれた視聴者も多いのではないだろうか?
セクハラの正義によって、日高と東の"正義"が問われた。
そして彩子にバトンタッチし、彩子の正義も爆発。そうやって日高の出した結論が、一連の殺人事件や東の想い、二人の運命に決着をつける形となった。
これほど素晴らしい展開で締めくくる最終回と、私が予想したチープな最終回、まさに月と鼈である。
とはいえ、このドラマにおける大どんでん返しは「セクハラ、あんた、ええ刑事やんけ……」だった。もはやMVPである。
考察④:陸の死亡フラグについて
これは部分的に正解!
わかりやすいので「死亡フラグ」という表現を使ったが、「傷つけられそうな雰囲気」ということを考察noteに書いた。
物理的に傷をつけられる、ケガをするということはなかったが、「心の傷」を負ったのではないかと思う。
最終回にて、陸は、自身が思いを寄せる彩子が本当に好きなのは、自分ではなく日高であると察し、彩子から離れる選択をするのである。
陸の恋心、破れたり。なのだ。
さらに、私の考察noteを読んでくださった方から「陸の死亡フラグ≒陸は彩子の前からいなくなる、EDの『ただいま』の歌詞からも彩子の前から姿を消すだろう」という旨の感想をいただいた。
主題歌からの考察は、私は考えていなかった部分だったので、非常に新鮮で驚いたのだが、この方のおっしゃったように「陸は彩子の前から姿を消す」というエンドになった。
これはお見事!
▶2:全体の感想
前述の黒幕についてでも触れたが、ちょっと考察したり犯人予想したりしていた身からすると「してやれらた!!」という感情がある。
考察させる演出が多かったし、先の読めない展開であった。
いろんな可能性を散りばめた状態で、話が進んだのも面白かった。
これも伏線?あれも伏線?と思わせられたし、動機に関しても誰にでもあてはまりそうであったし、役者の使い方も豪華だった。
そして、今回のドラマで外せない部分としては、「演技力が半端ない」ことである。
主演のお二人が言わずもがな素晴らしく、なんの違和感もない入れ替わり演技。お互いの演技の仕方も研究なさっていて、「今のセリフ、高橋一生の言い方!綾瀬はるかの動作!」と感じる瞬間も多くあった。
また、わきを固める役者陣の演技もキラリと光る。それぞれがキャラクターの個性を演じつつ、どこか怪しげに思えることもあって、ドラマを盛り上げてくれた。
演技のぶつかり合いも凄まじかった。
考察なんて置いといて、「人間ドラマ」として感動する場面もあり、やっぱりパッションよ!と思った。
▶まとめ
答え合わせと感想についてまとめると
・∅の役割分担や動機
・正義のぶつかり合いの結果がドラマの最終的な見どころになる
・陸が傷ついて彩子の前から消える
この3つは予想的中!と言っていいかな?
考察をしてドラマを盛り上げる制作側の意図にしてやれたり!
役者さんたちの演技力が素晴らしすぎて、パッション溢れるラストに考察度返しで楽しめるドラマだった。
非常に楽しめるドラマであったし、さすが日曜劇場!と思わさせられた。
柄にもなく、急に考察noteなんて投稿してしまったけど、ドラマを200%で楽しめたので結果オーライ!
また次のクールでも面白い邦ドラマに出会えることを期待します!
最後に超個人的な感想。
北村一輝がもっと好きになった!!どうしてくれる!!!
🌈最後までお読みいただきありがとうございます
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