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フルリモートで新機能の追加へ!プロダクトマネージャー&CSSマネージャーが道のりを振り返る

BONXでは2020年6月1日に法人向け音声コミュニケーションシステム「BONX for BUSINESS」のUIを刷新しテレワーク向けの新機能を追加を含む、大幅なアップデートをしました。新機能には、トークルームを複数選択してルームを跨いで会話ができる「複数ルーム通話機能」やトークルームに参加するメンバーを選択して個別に会話ができる「個別トーク機能(※6月中旬以降、順次追加予定)」、テキストや画像のやりとりができる「チャット・画像共有機能」、別のトークルームにも一斉に情報共有が可能になる「全体通知機能」などが追加されました。それによって、より効率的にテレワーク業務ができるようになりました。

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(追加された新機能の一覧)


今回は、テレワーク向けの新機能の追加に至った経緯やリリースまでの道のりを、プロダクトマネージャーの千田とCSSマネージャーの藪が振り返ります。

世の中の変化に合わせて

BONXは、離れていても音声を通して良質なコミュニケーションを図れるよう常にアップデートを重ねてきました。

今回の新機能追加のリリースに向けて動き出したのは、2019年11月頃。本格的に新機能追加に向けてエンジニアチームが稼働したのは今年2月頃からです。当初は今年の7月から9月頃に、既に導入いただいている企業様から順にご案内をし、フィードバックを受けて改善したものを一般向けに発表していくという流れを予定していました。
ところが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて世の中ではテレワークの動きが加速。こうした状況に素早く対応しようと、テレワーカー向けに舵を切ったのは4月のことでした。そこから、怒涛の勢いで進めていきました。

「クライアントからのご要望として多かったのは、複数のルームに入りチームやプロジェクト毎に行われている会話を聞きたいというものでした。羽田空港のコンシェルジュの方たちにBONXを使用していただいていますが、ターミナルの情報を集約する管理センターにおいては、常に各ターミナルの動きを把握したいため、複数のルームの会話を聞けるようにしたいという要望をいただいていました。複数のルームを跨いで会話がしたいという声をいただくことは多かったですね」と振り返るのはCSS(カスタマーサクセス&サポート)マネージャーを担った藪。

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アプリのアップデートに伴う検証作業について

今回は複数の機能を追加する大幅なアップデートのため、各機能の検証作業が非常に大変でした。

CSSマネージャーの藪は、テストの具体的な作業手順や期待結果をまとめたドキュメントとなるテストケースの作成を行いました。クライアントからこれまで挙げられたご要望やBONXメンバーから出された課題を整理し、新機能のためのテスト概要を洗い出していきました。このテストケースの作り込みの精度によってテスト実行の結果も左右されるため、確認すべき項目に漏れがないように作成する必要があります。

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(画像はテストケースの一部)

「元々、不具合や抜け漏れがないかを探すことが得意でした」という藪だからこそ、正確にテストケースを作成することができました。その後のテストは、ビジネスユニットのメンバーやエンジニア総勢15名程で、完全フルリモートで行っていきました。テキストで見るテスト概要は、わかりやすくまとまっていますが、実際のテストは1つのケースに対して3時間かかるなど時間を要するものでした。出された宿題を解いて、結果を提出していく繰り返しで、まるで藪が学校の先生のように見えました(笑)。

「どんなときでもユーザーが使いやすいと思ってもらえるようにしたい。そのためには不具合につながるものを無くそう」と強い思いを持ってテストケースの作成に臨んだからこそ、テストを行うスタッフたちはスムーズにテスト作業にあたることができ、結果的に新機能を迅速に発表することにつながりました。

フルリモートでも検証をスムーズに行えるのがBONX

今回のUI刷新にあたって、日々のやりとりはもちろん、新機能の検証やUIの確認作業も全てBONXをフル活用してリモートで行いました。BONX自ら、リモートで開発ができると証明することができたと感じています。開発チームを有する企業さんにも、業務の仕方の参考になると思います。

また、BONX for BUSINESSにあるルーム機能は「仕事上の日常会話をつくる」というのがコンセプトになっています。

「BONXが挑戦しているのは、音声コミュニケーションで『職場を再現する』ということです。テレワークをする人たちが増え、オフィスで日常的にあったコミュニケーションと同じように、遠隔でもコミュニケーションを図れるようにしたい。そんなことから、今回のUI刷新や機能の拡充につながりました」(プロダクトマネージャー:千田)

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音声コミュニケーションに特化したツールを

オンラインコミュニケーションツールが浸透してきた中で、ビデオ会議やチャットツールといったものは複数ありますが、音声コミュニケーションに特化したツールはありません。ビデオ会議ツールは会議するうえでは適していますが、ずっと接続しているのは疲れるという声も聞かれます。BONXでは、雑談や仕事上で会議をするほどでもない何気ない会話をしながら、ワイワイと議論されてきたオフィスの光景を音声を使って実現させたいのです。

また、操作性も非常によくなっています。
例えば、トークルームの一覧ページではこれまで1つのルームを開き参加ボタンの操作を行っていましたが、ルーム一覧ページで該当するルームをスワイプするだけで一度に複数のルームに参加することが可能になりました。

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(左が変更前、右が変更後)

さらに、トークルーム内で誰がどのくらいの音量で話しているのかがよりわかりやすくなりました。これまでは話している人のアイコンが緑色に光って動くのみでしたが、今回のアップデートでは話し手のアイコン部分が緑色で音量ゲージのようになっているので、話し手の声がどのくらいの音量でメンバーに届いているかが、よりわかりやすくなりました。

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(マイクがオンになっているルームのみ、緑のバーで声に反応していることを知らせる)


私たちBONXがバリューとして掲げる中に『Make smile』という言葉があります。BONXメンバーはユーザーの笑顔につながることを目指して仕事にあたるようにしています。

「新型コロナウイルスの感染拡大で、人々がテレワークやリモートでコミュニケーションをとる機会が増えました。仕事をしていると業務上の話だけで、職場の仲間たちと雑談をしたりちょっとした会話ができず、寂しさを覚えている人もいるかもしれません。職場の雰囲気を音声コミュニケーションを通して感じてもらえたら嬉しいです。雑談から新しい発想や仕事のヒントを得られることもあると思うので、BONXの新機能をぜひ体感してみてください!」(プロダクトマネージャー:千田)

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BONXは、音声コミュニケーションを通してこれからもユーザーにさまざまな提案をしていきます。まずは、テレワーカーのみなさん、今回の新機能追加を含めBONXをぜひ利用してみてください!

BONX for BUSINESSの契約について

①初めてBONX for BUSINESSを利用される企業様
お申し込みは下記のURLにおいて、右下の「今すぐ無料でお試し」からお申し込みください。
https://bonx.co.jp/

②既にBONX for BUSINESSをお使いの企業様
テナント管理者様より、弊社の営業担当までご連絡ください。

サービス提供に関するお問い合わせ先
株式会社BONX Business Unit
メールアドレス:b4b_sales@bonx.jp


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