鏡越しに自分のお股を見ながら出産した私の出産レポ〜ソフロロジー式分娩法〜
私は分娩台で自分のお股を鏡越しに見せてもらって、息子の頭が出ているのを見せてもらいながら出産しました(笑)
これは出産してすぐに書きとめておいた出産レポです。
以前やっていたブログに載せたら好評でしたので、これからソフロロジーで出産される方の参考になればと思います。
＊＊＊＊＊
病院についてから2時間半の超スピード出産。
しかも、
鏡越しに赤ちゃんの姿を見ながら出産。
そんなことをしたのは私が初めてらしいです(笑)
ソフロロジー式分娩法については、また詳しく記事を書きます。
産後の入院中に先生から色々私の出産時のことを聞きましたが、ソフロロジーのお陰で本当に負担が少なかったようで出血量も少ないし、会陰の伸びもよかったし、子宮の戻りも良し、むくみもなしで全て良好とのことでした。
-----------------------
9/5は15:00から妊婦健診でした。
NSTをしてる時にいつもの前駆陣痛とは違う下腹部の痛みを感じる。
また前駆陣痛かな？と思って帰ろうと思ったけど「陣痛かもしれないから帰らないで近くにいよう」と言う母の案で、病院の近くのショッピングモールで待機して少し様子を見ることに。
旦那(この時まだ結婚していたので)にも連絡したら、とりあえず向かうと言ってくれたのでお願いしました。
病院から出て30分後の16時30分頃から4,5分間隔で下腹部と腰が痛み出す。
だけどもそんな中ベビザラスにいた私と母は呑気に「これ可愛い〜」とか言ってお買い物(笑)
1時間様子を見ても4,5分間隔だから病院に電話したら、「戻ってきてください」といわれる。
HAC(今のウエルシア)でメイク落としやウィダーインゼリー、飲み物などを色々買って、お手洗いで歯磨きも済ませて、病院に向かう頃には陣痛はもう2,3分間隔に！！！
病院に着く寸前の17時50分頃車内で破水。
立ち会いは旦那しかできない制度なので母とはナースステーションでお別れ。
18時にそのまま陣痛室へ。
採血と点滴をする。
助産師さんに子宮口を見てもらったら4cmくらいで、「順調に行けば今日産まれるよ〜」と言われた。
旦那が来てくれるまでひとりなので、持ち込んだCDラジカセでソフロロジーのBGMをかけたり、ラベンダーの香りのホットアイマスクを付けたり、三陰交にお灸をしたり、仙骨にホッカイロ貼ったり、ヨガのがっせきのポーズをしたり、あぐらをかいたり、四つん這いになってみたり、とにかく色々準備していたものたちを試す(笑)
だけど陣痛室にはいって30分くらいであぐらは無理になったから横になる(笑)
陣痛のときに体が反るとダメらしく、「丸くなってね」と言われたので横になりながら丸くなる。
陣痛室に入って30分後の18時半頃にはもう1,2分間隔で陣痛来てたと思う。
陣痛って10分間隔から始まって穏やかに時間をかけて間隔が狭くなるものだと思ってたから、陣痛が終わってから力を抜いて休む時間があると思ってたのにほんの数十秒で次の陣痛が来てビックリした。
うんちでそう〜！みたいないきみたい感じがどんどん強くなる。
「いきみたい感じが強くなって来たらナースコールしてくださいね」と言われて、何回かナースコールを押すと看護師さんが度々子宮口の開き具合？を見にきてくれました。
ソフロロジー式分娩法のイメトレや呼吸法をずっと練習していたので、とにかく陣痛が来たらソフロロジーの呼吸法をして、陣痛に感謝して
「この陣痛のおかげでもうすぐ息子に会える！ありがとうございます」
と、心の中で唱えてました。
「一緒に頑張ろうね〜」
と、赤ちゃんに話しかけたりしてしっかり酸素を送ってあげることだけを考えて…
陣痛が強くなるにつれて、息を止めそうになったけどそれでも呼吸法をし続けて赤ちゃんに酸素を送りました。
19時50分頃旦那到着。
着いた時ちょうど陣痛の真っ最中だったので手を握ってもらって、また陣痛が来たら一緒に呼吸をしてもらいました。
でもここで『ヒーヒーフーだよ』とか言われて猛烈に腹が立つ(笑)
旦那が来てから2,3回陣痛が来たら、「分娩室に行きましょう」と言われ旦那は外に出される(笑)
え、もう子宮口全開なの？と、ビックリ((((；ﾟДﾟ)))))))
旦那が陣痛を和らげるために持ってきてくれたグッズの出番なし(笑)
旦那到着して10分くらいしか経ってないのに展開早い(笑)
彼はヒーヒーフーと言っただけであった(笑)
隣の分娩室まで歩く。
20時頃ソフロロジーのBGMがかかったCDラジカセをそのまま持って分娩室に。
まず、おしっこを管でとってもらいました。
そして妊娠してからなってしまったイボ痔のことを心配していると助産師さんに念のため伝える(笑)
助産師さんに「何でソフロロジーで産もうと思ったの？」って聞かれて、陣痛の合間に世間話をした。
『考え方が素敵だと思ったからです』
「なんて書いてあったの？」
『陣痛は赤ちゃんと会うための喜びとして考える。痛みは痛みとして受け取めるってかいてありました。赤ちゃんに酸素をしっかり送ってあげないと赤ちゃんが苦しくなっちゃうからしっかり送れるようにそれだけ考えてました。』
「ソフロロジーで産むって決めた人は、本当にみんな穏やかで絶対騒いだりしないよ。」
そんなことを話しながら陣痛が来ると長く息を吐いて、助産師さんがわたしのお尻をグッと押して背中が反らないように丸い体勢を作ってくれました。
「もう頭ピンポン球くらいでてるからね〜！鏡で見てみる？」
『えっ、そんなことできるんですか？！』
「まぁこうやって聞いて見たいって言った人は１人もいないけどね(笑)」
私は迷わず、
『見たいです！』
すぐに看護師さんが鏡を持ってきてくれて、自分のお股の状態を見る(笑)
ピンポン球より少し大きく頭が見えてて、髪の毛も見えたっっ！！！！！
感動していたら助産師さんに「あなたが冷静だからこんなことしてられるんだよ〜」と言われる(笑)
「今赤ちゃんは1番狭いところを通ってるから、しっかり呼吸して酸素を送ってあげてね〜。吐きながら腹圧かけて〜」
吐きながら頑張って腹圧をかける。
(ソフロロジーの分娩中の呼吸法です)
そんなこんなであっという間にもう出そうとのことで先生を呼ぶ。
少しだけ会陰切開するとのことで、麻酔をして切開。
麻酔もチクチクくらいだし、切ってるのは全然分かりませんでした。
そろそろだからと旦那も分娩室に呼ばれ…
「もう頭ほとんど出てるんだけど、また見てみる？」
と言われて再び鏡で見る(笑)
旦那も便乗して鏡越しにわたしのお股を見る(笑)
本当に頭の先っちょが全部見えてた…！！！！！！！
自分のお股がこんなに広がってることと、息子の頭が見えてることに感動(笑)
陣痛が来たときに私が一生懸命息を吐いて腹圧をかけてたら、《呼吸ってヒッヒッフーじゃないんですか？》と旦那(笑)
「ソフロロジーだからこれでいいのよ」とちゃんと説明する助産師さん(笑)
旦那が分娩室に来てから2,3回陣痛が来て、吐く呼吸とともに腹圧かけたら「あと5ミリ！頭出たよ〜！」って言われてすぐに「肩でるよ〜！頑張れ！」
スポーン！と息子誕生！！(笑)
本当にドゥルン！スポーン！
って感じでした＼(^o^)／
すぐにカンガルーケアさせてくれたのですが、早すぎる展開に夫婦で少しポカーン……(笑)
出産後のわたしの第一声は息子を見て『お腹に入ってたなんてすごーい！』だったと思います(笑)
《汗かいてないし1回もわめいたり叫んだりしてないしすごいな！》
と旦那に言われ、
先生と助産師さんにも
「いきまないで産めたね〜。こんなに静かなお産は見たことない。200点満点！ビデオに撮って母親学級で見せたいくらい！お花畑で産んでるみたいな素晴らしいお産だったね〜♪」
と、皆ベタ褒めしてくれました(笑)
“痛い”とか“辛い”とかマイナスな言葉は絶対言わないでリラックスして穏やかに産むって決めていたんです。
頑張ってくれたのは息子です。
胎盤を出したり、会陰切開の縫合があるので旦那はいったん外へ。
胎盤を出した時には、出産が終わって気が緩んでたのか思わず「痛っ！」って声がでちゃって笑われました(笑)
胎盤出たあと、痛いからお腹そんなに押さないで〜！って思った(笑)
処置の間に先生と助産師さんにソフロロジーについて沢山聞かれました。
「ソフロロジーは独学？」
「ヨガの呼吸法と似てる？」
「このCDは種類があるの？」
『独学でDVDを見て勉強しました。
ヨガの呼吸法とほぼ同じです。
切迫で入院してた時は何もできなかったので、退院してから今までの1ヶ月間、毎日寝る前にイメトレのCDをかけてイメトレしたり、呼吸法の練習をしていました。
CDはイメトレ用とBGMのみの2枚かって、今かけてるのはBGMだけのものです。
DVD付きのソフロロジーの本が1500円くらいで売ってて私はそれをみてました。
DVDに、実際にソフロロジー出産をした5組の妊婦さんの出産シーンが写っていて、こんなに穏やかに笑顔で産める人がいることに感動して、私もやってみようと思いました。
1回も“痛い”とか“辛い”とかマイナスな言葉は言わないって決めていたので言わなかったし、DVDの人たちと同じように穏やかに出産できてよかったです。』
「そうね。痛いと思ったら痛くなるからね。
よくドラマとかでやってる出産シーンが大げさなのよね。
あんな風に始まることはまずないのに(笑)
母親学級でソフロロジーのDVDをすすめてみるわ」
と言ってくれ、その産婦人科で数ヶ月後にソフロロジーとヨガを取り入れることなったと聞きました。
自分の出産体験が少しでも誰かの役に立てればいいなと思います。
陣痛が痛いか痛くないかで言ったら、痛かったです。
でも、ソフロロジーの定義に沿って“陣痛は息子に会うための喜びのエネルギー”として捉えていたこと、陣痛に感謝できたこと、呼吸法を続けたこと、BGMをきいてリラックスできたことでかなり軽減されたと思います。
『陣痛って、もっと死ぬほど痛いかと思いました！』
と、分娩後に先生に言えたくらいです(°∀°)b
分娩室で休んでる時に、体を綺麗に拭いてもらってる息子を見て、不思議な気分でした。
お腹の中にいた子が目の前にいてまばたきしてるなんて！(笑)
処置のあと旦那を呼んで息子と記念撮影をしてそのあとすぐに授乳だったのですが、吸い付き具合にびっくり。
赤ちゃんって吸う力がすごくあるんだね〜(°∀°)b
最高最善のとても良いお産ができて本当に幸せです。
頑張ってくれた息子に感謝。
独学ですが、もしソフロロジーに関して質問がありましたら聞いてください(o^^o)
本当にオススメの分娩法です。
特に瞑想が好きだったり、ヨガが好きな方にはかなり向いてると思います。
入院中に助産師さんに授乳室で会って、
「髪の毛フサフサね」
と言われたので、
『鏡越しに見たときからフサフサでしたよね(笑)みせてくれてありがとうございました』
と、言ったら、
「こちらこそ貴重な体験をさせてもらったわ。そんなことしたのは本当にあなたが初めてよ」
と言ってくれました。
一生忘れられない出産体験です。
ちなみにわたしが練習で使っていたDVDはこちらです。
写真上のBGMのCDは陣痛室と分娩室で使って、下のCDはイメトレに使いました。
こんなに長い出産レポを最後まで読んで頂きありがとうございました(*^ー^)ノ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？