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コーチングで使う「Tell」「Show」「Ask」「Delegate」は主体的で対話的な授業を作る際に、自分に気付きを与える。お話。

お久しぶりです。

学校は新学期が始まり、私自身もこの春から新しい事ばかり始まり。

新学期だなあと心から感じている最中です。

新しく一緒になにかをする人は、やはりチームメイトという感覚も強く。
沢山対話を重ねて1つのチームになっていく過程がまた楽しみだったりします。

さて、授業がそろそろ本格的になってくる中で、題名にもあるこの「Tell」「Show」「Ask」「Delegate」の使い分けをご紹介したいと思います。


「Tell」「Show」「Ask」「Delegate」ってなに?


私が始めてこの言葉を知ったのは、日本ラグビーフットボール協会公認コーチライセンスの講習です。

その後、日本スポーツ協会公認コーチの資格講習や先日の日本ラグビーフットボール協会公認A級コーチの際にも改めてこの講義があり、復習を繰り返しては、その大切さを感じたので今回noteにまとめようと思ったのです。

↑その時に講習のお話。

コーチング手法の種類


これは簡単にいうと、コーチングの手法のことです。


「Tell」は「伝える」こと。

「Show」は「見せる」こと。

「Ask」は「問う」こと。

「Delegate」は「委ねる」こと。

この4つのバランスが以下に大切かということです。


スポーツで考えると、初心者や年齢が低いチームまたは、個人にコーチングをしようと考えたときに、自然と「Tell」「Show」比率が多くを占めていないでしょうか?

まだ、スキルも不足しており、安全面も難しい状況なら、コーチはなるべく自分が発信して動くことがメインになります。

そして上級者や年代が高くなれば、自然と「Delegate」の比率が増えているのではないかと思います。

理想をいえば、自然とやっているよりも「意識して」自分がどのような配分、ペースで行うのか。なにを判断基準にすべきなのか。など
「4つの技法」をバランスとりながらコーチングしているかが大切になってきます。

日々のトレーニングなども、このように「教えすぎていないか」「質問していないな」「自分がやってばっかりだな」など、気づきのきっかけを与えてくれます。


そして実際に授業を組み立てる際に、利用する

このように4つのバランスを考えながら、授業を振り返ると、、、、、

「ああ~話過ぎて、問いをするタイミングを失ったなあ~」

「最初から委ねすぎて、ゴールが逸れてしまった。もう少し最初の伝え方を〇〇すれば良かったなあ~」

「インタビューの見本をみせてから、やらせたらもっと生徒もスムーズだったかな~」

なんて、毎回毎回自分なりの、反省点を見出すことができます。

授業を組み立てる際も、ここまではTell中心で、ここで全体にAskを取り入れて、授業の後半は「Delegate」させてみよう!

なんてプランを組むだけで、一気に生徒の主体的な時間を創出できることができます。

もちろん、科目が違えば「Tell」や「Show」が多くなってしまう授業もありますが、その中でも配分を少しでも変えるきっかけになればいいなと思っています。


知識を詰め込むだけのオールインプット型の授業から、取り込んだ知識をもとに、新しい自分の価値を創り出すアウトプットを取り入れたハイブリッド授業の鍵はこの4つの言葉がキーになるかもしれません。

まずはやってみること

どこから始めても構わないので、挑戦してみることが大切だったりします。

いきなり委ねてみても面白いでしょうし、問いから始めても面白そう。

正解はなく、そのバランスも自分次第であり、考え方は、人の数だけあります。

だからこそ、失敗するリスクより、その後の授業やコーチングが上手になるためにも挑戦してほしいなと心から願っています。


面白いなと興味深いなと感じた貴方は、ぜひラグビーフットボール協会のコーチ講習や日本スポーツ協会公認コーチ講習なども受講されてみてはいかがでしょうか?


コメントなどもお待ちしております。



ご覧いただきありがとうございました。



飯塚淳平

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