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フォリア工房作品のご紹介

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仁平幸春作 全面ロウムラ着尺 薄地と濃地
仁平幸春作 名古屋帯「金銀粉押大水玉紋」

全面ロウムラ着尺は、フォリア工房を代表するオリジナル作品の内の1つです。名古屋帯の下、左側は、薄い地色に温かみのあるグレーをロウの上から擦り込み、生地のテクスチャーを視覚化しました。右側はチャコールグレーの地色に墨色をロウの上から擦り込んでいます。こちらの作品は、全面ロウムラ加工というフォリアオリジナルの技法です。伝統的なロウケツの技法を新しい解釈で制作しております。詳しくは、仁平幸春の「ロウムラ加工について」をご参考にどうぞ。

名古屋帯は、4年前に発表した比較的新しい技法の作品です。こちらの、「大水玉紋」は下絵無しで一発勝負の仕事となります。やり直しが出来ません。イメージを固めて、仕立て上がった時のバランスを考慮しながら...色のバランス、箔の掠れ具合、コントロール出来る範囲は全てコントロールしつつも、偶然引き出される生地と箔の出会いによる面白い表情を作品に落とし込んでいます。詳しくは、仁平幸春の「金銀加工について」をご参考にどうぞ。

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中々、写真だけですと伝わらない部分も大きいと思いますが...非常に現代的な取り合わせです。しかし、古典としっかり繋がっている。名古屋帯の地色は、墨色です。真っ黒ではない、色々な色を含んだ程よい濃さですので、薄い地色の着物にも濃い地色の着物にも合わせやすいものとなっております。

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コーディネートによって、色々な印象を持たせることが出来ます。写真は、パールゴールドの印象の帯締めと帯揚げを合わせて、コーディネートに暖かな印象をプラスしました。シルバー系やパステルカラー、色々なお色味を合わせて色々なコーディネートを楽しんで頂けます。

今回、ご紹介した作品は、いずれも工房にございます。ご興味のある方は、お気軽に公式サイトよりお問い合わせください。


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