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スクールカウンセラーさんとの出会い[再掲載]

過去記事を編集して、再掲載しています。続きものですので、しばらくお付き合い下さいませ。

(ΦωΦ)猫写真は最新ですので、過去記事ですが写真だけでもお楽しみ下さい。

次男に障害があるとわかったのは、小学一年の秋の事です。1学期末に学校へ行けなくなってしまった息子を、発達障害や小児の困り事を相談できるクリニックへ連れて行き、WISC の検査を受け、数ヶ月かかって診断となりました。


結果は、ASD / ADHD の合併です。

その当時の担任の先生は、とてつもなく『~ねばならない』『~すべき』というマインドの強い年配の女性の先生でした。

どう考えても、この先生は息子には合わないのはわかっていましたが、担任をかえてもらえるわけでも、クラスをかえてもらえるわけでもないですから、学校を休むか、だましだまし学校へ行くかくらいしか、息子の選択肢はありませんでした。

私がその時できたことは、まずは、学校へ無理に行かせないこと。担任の先生と障害についてや、今後について話し合うこと。この二つくらいしか思いつきませんでした。

とにかく私も障害について何も知りませんでしたし、先生もよくわかっていなかったようでした。ただ、障害だと分かったことで、先生からの息子への集中攻撃が少し和らいでくれたことは、とても救いになりました。

今思えば、このころの息子は、二次障害だったのだと思います。

息子の障害が分かった事をきっかけに、担任の先生から、専門家からのアドバイスが欲しいので、スクールカウンセリングを受けてみないかと誘われました。

息子に、スクールカウンセラーさんの事を知っているのか聞いてみたところ、どうやら面識があったようで、カウンセラーさんのことを好意的に息子はとらえていました。

息子いわく『シュッとしたイケメンの先生』(学校では先生と呼ばれていました)との前情報を得て、私は息子にこう伝えました。

私『その、シュッとしたイケメンの○○先生が、あなたの味方になってくれるんだって。お話ししてみる?』

その時、息子の顔が少しだけ和らいだ。

息子『どうして、そんなことしてくれるの?』

私『あなたが、学校へ行けなくなっちゃった事があったでしょ。それを担任の先生が心配してくれて、味方を増やしてくれるんだって。』

息子『…ぼくって…大切な子なの?』

私『そうだよ。担任の先生は、とてもあなたを大切にしているし、とても心配してくれているよ。シュッとしたイケメン先生はね、特別な先生で子ども達のお助けマンなんだって。どう?お話ししてみてもいいかな?』

息子『いいよ。でも、本当に助けてくれるかな…』

『ぼくって、大切な子なの?』息子の言葉が痛々しかった。息子の心は崩れて壊れてバラバラだった。あぁ。崩れてしまった。もう元には戻らない。


まずは、私の中の負の感情を止める!ここからスタートしました。私はどう感じているのか?その感情は手放していいのか?自問自答を繰り返し、ある答えにたどり着いた。

息子の心を元に戻すのは困難だ。だけど、たかだか6年。0から新しく作ればいい。きっと新しく作った方が早い。邪魔者が現れたら私がなんとかしよう。大人達の期待や、敷かれたレール、出る杭を打つハンマーの出所はだいたいわかる。そこから、切り離してやらないと!

そんな邪魔をする大人達から、息子を守るべく立ち上がった私は、先生の顔を立てるために、言われるがまま、スクールカウンセリングに向かいました。

スクールカウンセリングについてよく知らなかった私のイメージでは、親子でカウンセリングを受けるものなのかと思っていました。ところが、息子の小学校のスクールカウンセリングは、親がカウンセリングを受けるというものでした。なので、初回は本当にビックリして、カウンセラーさんに

『え?!私がカウンセリングを受けるのですか?』

と聞いてしまった。だって、困っているのは息子ですし、辛いのは息子なのに、何で?私をカウンセリングすることに何の意味があるの?もしかしたら、学校はスクールカウンセリングと称して私と息子を意のままに操りたいと思っているのかしら?このカウンセラーさんは学校や担任とぐるで、上手いことやり込められちゃうとか?そんな事が一瞬で頭をよぎりました。

そんな警戒心MAX の私に、スクールカウンセラーの男性は、様々な質問をして息子はどんな子どもなのか?を確認していきました。事前に教室で過ごす息子の様子も確認していたり、先生からも普段の様子を聞いているとの事でした。そして、カウンセラーさんは私に聞いたのです。

カウンセラー以下 カ)『お母さんは、何に困っていますか?』

きましたね!と私は思いました。騙されたりしないぞ!気合いも入ります。

私)『私は全く困っていません。困っているのは息子です。』

そう答えると、カウンセラーさんはとても珍しい人を見るように、目を見開いていました。

カ)『なるほど。え~っと。なぜカウンセリングを受ける事になったのですか。』

私)『担任の先生から、専門家からのアドバイスを受けたいので、スクールカウンセリングを受けませんかと言われましたので。』

こんな調子で、最初の頃はずっとカウンセラーさんの事を疑っておりました。あの頃の私は、どこへ行っても子育てについて叱られて罵られて、毎日毎日ペコペコ謝ってばかり。でも実は、心の中で、

『できる子もいれば、できない子もいる。そんな当たり前の事を、教育者が分からないって、終わってるわ』
┐(´д`)┌

と思っていましたから、きっとこのカウンセラーさんもまた、どうせ同じ様な事を言ってくるんだろうなぁ。面倒な事になりたくないわー。と予防線を張りまくっておりました。

そんな私を、良い意味で裏切ってくださったのが、このカウンセラーさんでした。本当に、最初の頃の私を恥じております。あの時は申し訳なかったなと反省しております。とにかく、息子を分かろうとしてくれる人はいないと思っていましたが、そんなことはなかった。

カウンセラーさんは、障害についての知識も経験もしっかりある方でした。それから約一年半に渡り、月に一回のスクールカウンセリングを受けました。とても実りのあるカウンセリングでしたし、とてもありがたい時間でした。

ところが、このカウンセラーさん、途中からありがたいだけではなくて、とってもおもしろい事になっていきます。その話しはまた次回。

~To be continued~

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