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記憶の記録

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ふと思い出せたこと、忘れたくないこと、雑多ないろいろ。
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2020年12月の記事一覧

餅が食べたい

餅が食べたい

今年は帰省できず、自家製の餅を食べられないためか、妙に餅が食べたくて仕方がない。スーパーで買う真っ白でなめらかな餅ではなく、ややざらついていて歯ごたえのある、我が家のあの餅が食べたいのだ。

特に恋しいのは、「やじろ」。やじろとは、もち米とうるち米をまぜてつく餅のことで、餅になっても米粒の触感が残る、楽しい餅のことだ。このやじろは、三重をはじめ近畿地方で主に食べられるようで、なかなか全国のスーパー

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大晦日の音

大晦日の音

このあたりのお寺では、コロナによる除夜の鐘つき中止を知らせる看板が目立つ。

子どもの頃から、紅白が終盤に差し掛かる頃には、新年が待ちきれないらしい人たちの鐘の音が聞こえてくるのが大晦日の醍醐味だった。私と弟も、待ちきれず家を飛び出し、鐘つき後にふるまわれる甘酒をめがけて、この日しか許されない深夜の外出を楽しんだものだ。そのときの頬の冷たさを思い起こさせてくれる除夜の鐘が、今年は聴けないのだから、

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