韓ドラが大好きな私が特にお勧めしたい2本。支援者のメンタルヘルスを大切にすること。
精神保健福祉士の和賀です。
今日のお話は、支援者のメンタルヘルス。
韓ドラが大好きな私が特にお勧めしたいのがこちらの2本。
ドクタースランプ
こちらは、その名の通り医師がスランプになる、というお話です。
今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~
そして、こちらは精神科ナースがメンタルダウンしてしまうお話。
どちらのドラマも支援者としては主人公は医師またはナースでしたが、私はたくさん共感するところ、ある時は思わず唸ってしまうほどでした。
日本ではこの手のドラマはあまり見ないなと思います。
エンタメを通じて自殺をしないで、というストレートなメッセージを送ることは少ない
韓国は自殺率の高い国で、国際比較では日本よりも韓国の自殺死亡率が高いのです。それ故、メンタルヘルスや自殺について、わりと正面から向き合うドラマが多いなという印象があります。
日本はその部分ではタブーな部分もまだまだ多く、エンタメを通じて自殺をしないで、というストレートなメッセージを送ることは少ないと感じます。
支援者は良い人であるべき、優しい人であるべき、とむしろ支援者自身がその想いにがんじがらめになってしまっている。そんな現実もあります。
これは言語化することはなく、内なる価値観や信念に基づいている事もあり、シンプルに言葉に出来るものでもないかもしれません。自分の原点のようなものなので、例えば仕事上でメンタルダウンしてしまう時に向き合うタイミングが来たり、または避けて通れないことも起きるかもしれません。
それでも、自分の感情がほどけていないのなら、自分の内なる価値観に気が付けないまま、仕事を休職してしまうまたは離職してしまう。そして、なかなか対人支援の仕事に戻れなくなってしまう、そんな現実があるのです。
対人支援の醍醐味は人が人で癒される場に立ち会えること
対人支援の醍醐味は、色々な事がありながらも人が人で癒される場に立ち会えることです。もちろん、日々感動的な美しい場面があるわけではなく、どちらかといえば人が人を傷付ける場面をたくさん見聞きし、そして支援者自身もたくさん傷付けられることがあります。
それでも、この仕事をしているのは何故か。それは、魅力があるからではないでしょうか。人は人で傷付けられるけれど、人は人で癒される。対人支援の仕事をしていると数年に一回忘れられない場面に遭遇することがあります。そしてその場面は記憶に刻まれて、ある意味で宝物の記憶や感覚になります。厳しい現実を突きつけられながら、それでも人が人のために働く現場。技術や資格を持ちながら、日々の経験と身体知で積みあがっていく仕事。
社会のインフラとして当たり前にあるように見える医療や福祉、介護や保育など人が人を支える仕事の素晴らしさと尊さ。ネガティブな面だけでなく、ポジティブな面も伝えていきたいと韓ドラを観ていて思うのです。
【和賀からのお知らせ】
4月5日(金)20時から21時、オンライン(zoom)でチャリティートークイベントを行います。
12月9日のイベントのアーカイブを有料で公開をしています(ご好評につき4月まで延長してます)
弊社サイト内のコンタクトフォームから、
12/9日アーカイブ希望にチェックを入れてお申し込みください。
その後、お支払いについてご案内致します。
アーカイブは3000円となります。指定の口座に振り込みをお願いします。
お支払いを確認できましたら、アーカイブを送らせて頂きます。
わたしに、話してみませんか?こんなこと言っていいのかな、を、どうぞ私に話してください。HUGするように、話をお聞きします。
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対話を通じて働く人の心をケアする。福利厚生としてのHUG、こちらのサイトも是非ご覧ください。
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