福祉職の私がメタバースについて感じること
こんにちは。和賀です。
私は精神保健福祉士です。
今、起業し、オンラインで相談を受けることを行っています。
さて、今日は話題のMetaverse(メタバース)の話をしたいと思います。
人の体温、温かみってとても安心する
最近は以前ほどではなくなったとはいえ電車に乗っていても、レジ待ちをしていても、とにかくシーーーーンとして不気味なほど静かな時はありませんか。コロナ禍でマスクをして、なおかつ「ソーシャルディスタンス」として一定以上物理的距離を取ることが当たり前になりそれが正解なのかもしれないけれど…
そんなご時世だからか改めて私は、人肌だったりハグしたり、肩や背中をポンポンやトントンと撫でたりさすったり、握手したりするのが本当に好きなのだと思います。それは、身体の感覚でもあり相手の温度を感じるものだったり、言葉にならないものを感じ取れるものだったり。人の体温、温かみってとても安心するのです。
そんな中、時々思わず話しかけられてテンションが上がる時があります。対応する店員さんや、お店でレジ待ちしている時など、染めている髪の毛について聞かれそこから思わず話が盛り上がることが多いのです。
「その色はどうやってオーダーしているんですか?」「ブリーチは何回やってますか?頻度はどのくらいですか?」「ブリーチって痛くないですか?」
などなど質問責めみたいな時もありとても面白いです。ただ、話しかけてくるのはほとんどが女性です。
年齢は意外と幅広く、若い女性から質問された後「すごく素敵です!!」と言われて思わずニッコリしてしまいました。
そんな話を息子にすると「アメリカみたいだねー--」と言われて、確かにと思いました。海外旅行に行くと、いろんな場所で話しかけられることが凄く多い気がします。全てが好意的なものばかりではないけれど、「どこから来たの?」「どのくらい過ごすの?」などなど。
そう考えると日本にいると知らない人が話しかけてくるってコロナ前でも少なかったかもと思います。
知らない人がフラットに話しかけてくるメタバース
今年の5月から10月までの6ヶ月。実証実験的なWell-beingMetaverse(ウエルビーイング・メタバース、以下WMB)を主宰しました。
その時は「メタバース????」と言われるくらいだったのに、今ではメタバースを聞かない日はないと言ったら大袈裟でしょうか。
変化のスピードは速くその一方で、メタバースの未来を考えるような対談を聞きました。
メタバースとWeb3
メタバースでは触覚と味覚や匂いは再現することが出来ない
國光氏の著書。読みたいリストには入っていますが、私はまだ読めていません。國光さんと湯川さんの対談の中で印象に残っていることがあります。それは、國光さんがメタバースでは触覚と味覚や匂いは再現することが出来ないということでした。
私自身、自分のサービス、HUGをオンラインでの相談をスタートするまでは、オンラインでの相談を「出来ない」と思っていました。
それは、私自身が五感の感覚を大切にしておりオンラインでの身体感覚、五感や感覚をフルに使うことに限界があると思っていたからです。
それは実際にやってみて自分の思い込みであったことがわかりましたが、匂いと触れることは出来ない、これは解消されなかったのです。
当たり前だけれど、これは私にとっては何か欠けているという感覚なのです。何かの匂いが嗅ぎたいということではなく、やたらに触れたいわけでもなく。人は気分や生活を佇まいに表現されると思っています。
例えば、不眠が続いている人であれば「気怠そう」「眠たそう」と身体から溢れている雰囲気で分かります。分かりやすい部分はオンラインでもほぼ伝わってきます。
もちろん、長年の感覚でオンラインでの相談であっても、感覚で分かることはかなりあります。けれども、何となく私の中の不全感みたいなものがあるのです。これは恐らくどこかいつも完璧に相談を終えたいと気負っているところもあると思います。なんだかなと自分でも思いますが。
私の相談の場合、相談者の人が抱えている痛みが大きい場合があります。この場合、私は相談者の大切なサインを見逃してはいないだろうかと不安になるのです。果たして、対面の相談場面だからといって完璧に終えることはほぼ不可能。
これは私の中での障壁で、リアル第一主義が消えないのだとも思います。
相談者との初めましてがバーチャルファーストになる時代になり、オンラインでの相談が距離を気にせず出来るようになり、私のHUGというサービスはある意味時代の波に乗るようにスタートすることが出来ました。
圧倒的に、距離に関係なくオンラインでの相談を希望する方が多く、対面での相談を希望される方が少ないのも現状です。オンラインだから相談者の安心した空間で話すことが出来る。もちろん、距離に制限はありますが私自身は対面をご希望される場合には対面での相談をお受けしています。
メタバース、無視できない存在
福祉職は、デジタル技術に疎いと言っては語弊があるかもしれません。しかし、どの業界にもあるあるな業界内のルールや障壁はあるでしょう。医療現場や福祉現場を見ても、デジタル技術導入への抵抗は強いと感じます。
メタバース、それだけを机上にあげるつもりはありませんが、無視できない存在でもあるように思います。一過性のものか、はたまた日常に浸透するかはわかりません。毛嫌いせず、あるものを便利に使うにはどうしたら良いか。分からなければ詳しい人に聞いてチャレンジしてみるのが近道だと最近は特に感じます。
自分の視点から分からない事を聞くと意外と面白い
「詳しい人に聞く」ということは丸投げして聞くことではなく、具体的に分からない事を聞くと意外と面白い話になったりします。お互いの知らない世界を伝えあうのがすごく楽しいのです。
私はテクノロジーに対して苦手、アナログが一番、
わからないから怖い、上手く出来ない、
そんな気持ちが根強くありました。
昨年のWell-beingMetaverseの体験を通して、テクノロジーを楽しんで使おうと最近は自分の思考が変化しました。
自分の殻は自分で破ろうとしないと破壊出来ないと思うのです。
みなさんは自分の殻、破ろうとしてますか?
【和賀からのお知らせ】
わたしに、話してみませんか?こんなこと言っていいのかな、を、どうぞ私に話してください。HUGするように、話をお聞きします。
自分や、もしかしたら近くの家族、友人、知人、会社の人にもしかしてこれはHUGが役に立つのかもと思ってくださったら、LINE公式よりご連絡ください。
精神保健福祉士による従業員様への個別サポートを軸に柔軟に対応するサービスのサイトができました。企業や団体からのお問い合わせも多くいただいています。
対話を通じて働く人の心をケアする。福利厚生としてのHUG、こちらのサイトも是非ご覧ください。
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