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いつも一緒にいたいと思われるリーダーに近づける5冊

今日、会社の仲間と週末ながらランチ。経営とかリーダーシップとか色々、雑談したのです。OffJTな感じで。で、互いに気づきを得た本、勉強になった本を幾つか伝えあったのですが、そっか、ちょっとここでも整理してみよ、と思って、以下そんな内容です。

経営コンサルしたり、ブランドコンサルしたり、会社つくったり、経営者したり、勉強しないとダメだったので、一定の数のリーダーシップや組織論の本は読んだつもりなのです。別にその道の専門家でも、アカデミアでも、大企業をつくった訳でもないので、何も偉そうには言えないのですが、ボクが好きな本です。リーダーシップや経営者になりたい方には悪くない本かなと思います。

カテゴリーごとにあえて1冊だけをがんばって選んだのです。

1.そもそもリーダー/リーダーシップとは:
ぼくモグラキツネ馬(チャーリー・マッケジー著)

イギリスのイラストレーターが書いた絵本、ですが、リーダーシップとは何かを、素敵な言葉と絵で、感動と共に伝えてくれます。人生とは?を描いた本とも言えますが、仲間とは、希望とは、ビジョンとは、コミュニケーションとは、日々愚直に邁進するとは、苦難に直面してどう思うべきか、など、しっかり学べます。組織を率いる、仲間を率いる、自分と仲間のビジョンを実現すべく、リーダーにとって、いつもそばに置いておきたい本です。

2.リーダーのあるべき特性:
「幸せなリーダーになる8つの習慣(ロビン・シャーマ著)」

”成功したものの短気で人望がなく、働きすぎでストレスに押しつぶされそうな男が、信頼され前向きなリーダーに生まれ変わるまでの学び”

本当に良質です。リーダーはどうあるべきかを平易な面白い物語で教えてくれます。自分の中ではリーダー論関連で一番好きな本。ちなみに類似のプロットの本は多々あります。小説で、師範的人物との対話型で、主人公が師範に抵抗しながらも学び成長していくパターン、です。ま、ありがちではあります。でも、それらの中でもこの本はとても良いかなと思うのです。

なお、小説的でなくアカデミアの分析的書籍では、ジム・コリンズ氏の「ビジョナリー・カンパニー」シリーズも良書だと思います。時代を超えるすばらしい企業だと分析した企業が今でもすばらしい状態でいるかどうかは別にして、リーダーとしての様々なあるべき姿について学べます。

3.リーダーのあるべき行動力:
「エンデュアランス(アルフレッド・ランシング著)

”史上最強のリーダー 真の指導者シャクルトンとその仲間はいかにして生還したか。不屈の精神。エンデュアランス号、真冬の南極の海で座礁、絶体絶命を切り抜ける指導力はこの男に学べ”

古今東西、色んな経営・政治・歴史的リーダーの伝記・分析本はありますが、ちょっと毛色が違うのです。本当によくこんな絶望が繰り返され、読んでいる方もハラハラというか、気の毒になるというか、意気消沈するような、そんな状況で心挫けずに実行力を発揮して船員全員を生き残らせたなと思います。

4.組織論:
「学習する組織(ピーター・M・センゲ著)
システム思考で未来を創造する”。”マネジメントの形を根本的に変えたベストセラー経営書。組織は全体として機能する。経営の本質をえぐる不朽の名著。システム思考で未来を創造する”

次で紹介するコッター氏と同様に組織論の権威です。でも権威と言っても偉そうな文章ではなく、難解でもなく、そして人間をベースとして組織を整理しているように思います。そっか、正しくあればいいんだ、なんて思ったものです。

”どうすればよいかを経営トップが考え、ほかの人すべてをその「大戦略家」の命令に従わせることなど、もう不可能なのだ。将来、真に卓越した存在になる組織とは、組織内のあらゆるレベルで、人々の決意や学習する能力を引き出す方法を見つける組織”

5.改革論:
「カモメになったペンギン(ジョン・P・コッター著)

”ペンギンたちが実行した八段階の変革プロセス”、”自分を変えて、成功を収めよう”

なお、このペンギンはジョン・コッター氏の「企業変革力」を寓話にしたものです。寓話だから読みやすいです。で、本家の本も”リーダーシップ論の決定版的名著”なんて宣伝文句がありますが、とても良書だと思います。


番外編: リーダーシップの反面教師
動物農場(ジョージ・オーウェル著)
”折に触れて読み返す本の一つ。ロシア革命に材を取り、スターリンの独裁政治を皮肉った寓話だが、旧ソ連を思い起こすだけではもったいない”

会社が陥りがちな全体主義を揶揄しています。読んでいると吐き気がするほど気分が悪くなる。ただ、こんな会社、普通にあります。気をつけないと知らずに陥る。。。同じく「1984年(ジョージ・オーウェル著)」「すばらしい新世界(オルダス・ハクスリー著)」も学びあります。ディストピア世界(無意識に誰かにコントロールされている”幸せ”な超全体主義社会)を描いていて、こちらも会社が陥りがちな状況と言えます。経営者なら絶対に回避すべき、と肝に銘じる内容です。

これらの本を読んで、そして「実行」したら、いつも一緒にいたいと思われる素敵なリーダーに確実になれるように思います。


読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_65)


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