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「経営本」では色んな「文学作品」が引用される。結局、”そこ”なのかな。

「どこに行きたいのですか?」と尋ねて、「エメラルド・シティーです」という答えが返ってきても、「あの黄色いレンガ道に沿って行きなさい」とは言わないようにするべきです。なぜなら、自分の知識を使って切り開いていくことこそが正しい道だからです。

「フリーダム・インク」
(アイザーク・ゲッツ、ブライアン・M・カーニー著
鈴木 立哉訳、英治出版)

つまり、「答えを与えるのではなく、アイデアや情報を与え、1人ひとりが自分なりの答えを見つけるように仕向けるわけです」(同著)という主旨の例え話なのです。

で、この、「エメラルド・シティー」と「黄色いレンガ」とは「オズの魔法使い」の話。ボクは、たまたま、「オズの魔法使い」が好き。だから、わかったのです。

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本を読んでいると色んな引用に出会います。上述の本でも、アダムスミス、マックスウェーバー、カミュ、ジョージ・オーウェルが登場します。時に説明がありますが、無い時も。本の名前だけ登場。「だいたい知っているよね?」ってことなのか。。。

で、仕事柄、経営や組織論、リーダーシップなんて類いを読むのですが、アダムスミス、マックスウェーバーは分野的に類似するのでもちろんですが、文学作品の引用が多い気がするのです。シェイクスピアとか、トルストイとか、カフカとか。ジョージ・オーウェルは頻繁に登場する気がします。

シェイクスピアなんて1600年あたりの人。20世紀の「文学作品」もあります。300年以上の差。でも、結局、ここいらに最後は行き着くのかな、なんて思うのです。昔から変わらぬ、人間とは?が表現されて、そして現代に生き残っている。経営も人との関係性をどうするか、です、結局は。

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でも、文学作品を読みたいと思っても、どれも興味をそそるのですが、今、それを読まないと!という後押しが無く、どれから読んでイイのかがわからなくなるのです。ま、どれからでもいいのですけど、本屋をうろうろ、Amazonをうろうろし、noteの素敵な投稿をうろうろ、結局買わない、みたいな。。。

だから、仕事絡みで読んでいる分野の本が、文学作品を引用してくれるのが、とてもありがたい、のです。ある意味、自然な、で、同時に興味をくすぐってくれる「推薦」です。押し付けでもなく、信頼するひとからの読んでみたら?みたいな感じ。古い訳なのでとっつき難い場合もありますが、学び・気づきがあります。そして、先の「オズの魔法使い」のように引用の作品を読んだことがあると、なんだか嬉しいものです。。。

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自分で選ぶのが人生、かもしれませんが、他人に薦められ味見するのも良いものです。自分の枠を超えられます。もちろん、他人に言われた通りで失敗もありますが、最後の最後は自分で選んでいますから、自己責任・自業自得ですね。でも、逆もあります。とにかく、どれも受け入れ、ひとつでも気づきがあれば、それで良し。楽しめばよいですね。


読んで頂きましてありがとうございます
(v8_15)


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