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仕事は、結婚生活よりも離婚よりも難易度が低い!? もっと楽しめるはず?

別れた奥さんが「女性の品格」って本をトイレに置いてました、とは会社の仲間の弁。ランチで人間って「品」が大切だよね、って話になったついでに。というのも、隣の方が、ずるずるとお茶をすすっていて。結構な音。仲間と顔を見合わせ、ありゃりゃ。そんな背景。

「うちの元奥様、どうも品がなかったのです。離婚の原因がそれのような。でね、『女性の品格』って本をトイレに置いてました。でも、読んだ気配なくて(笑)。品って大切ですよね。ま、選んだ?選ばれた?自分が悪いですが、生活しないと細かいことわからないですよね」。別れた相手を批判しがち。欠席裁判。

で、ここから離婚や出生やその他の話に発展。

離婚は別に当たり前ですよね。転職のように。転職多いひとは離婚もしている??? どのように計算するかによりますが、日本ではある年に結婚した組と離婚した組で単純割りすると3分の1が離婚となります。

ただ、「離婚率」は人口1000人あたり何組が離婚するかで計算します。年間の離婚件数を人口で割って1000を掛ける。日本は2021年で1.5ほどです。アメリカが2.5、ロシアが4とのこと。

相手にやさしくなれないなら、愛したくないなら、離婚したらいいじゃない、ということですね。人生色々。自分が変わらないと相手も変わらないですが、自分を変えたい気分になれないならしょうがない。

そもそも一夫一妻は人類にとって遺伝子的に難易度が高い、と勝手ながら思います。とても難しい。「アンナ・カレーニナの法則」から学べます。

「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」

(「アンナ・カレーニナ」(トルストイ、中村融訳、岩波書店)

つまり、女性と男性、あるいは他の組み合わせで、結婚生活が上手く行くには、互いに惹かれ、金銭感覚が一致し、子供の躾・教育への考え方や宗教観、親戚対応など、一緒に生活する上での重要事への意見・感情が一定の範囲内で一致している。そして互いに譲り合う精神のバランスが取れている。好きな時も嫌いな時もあるが総じて愛していて不満を感じていない。ということ。難易度高いですよね。高過ぎ。。。

一方、離婚は、何かが許せなくなり瓦解していく。崩れ初める原因・最後のトリガーは家庭でそれぞれ。何か1つで崩れ始め、ジャブが積み重なり、何か1つで最後通告。離婚家庭で原因はそれぞれ。共通ではない。

冒頭の職場仲間の場合、相手の「品の無さ」が許容できなくなって離婚に至った、とのこと。他者からすると、たかがそんなことで?と思います。それだけじゃないよね?って。でも、彼には許容できなかったのでしょう。まさにアンナ・カレーニナの法則ですね。

ということで、幸せな結婚生活を維持するには、こんな全ての、あるいは多くのバランスをとらなければならない。うーん、やはり難しい。

そして、離婚こそも難しいと思うのです。国が制度として離婚を難しくしているような。女性は本当に面倒ですよね。どうにかして欲しい。だから日本は離婚率が比較的低いのかもしれません。国が ”なるべく離婚しないでね、手続き大変だよ、考え直して” と諭している。結婚なるものはそもそも維持するのが難しいから、それを終らせることをもっと難しくし、終らせないようにしている(?)

だから、この難易度を乗り越えてまで離婚するのは、これまた大変なこと。幸せな結婚を維持することはとても大変、そして、離婚もとても大変!なんだか、家庭って大変。仕事の方が楽かも。ワークライフバランス。ワークを減らしたいかどうかは、一概に言えなかったりして。。。

ところで(その1)、ボクが気になったのは「トイレに本を置く」という現象の方です。ま、どうでもいいのですが。時に、本がトイレに置いてある家はあるように思います。でも、トイレの際に、じっくり読む時間なんて一般的には無い。多忙な日常でわざわざトイレに読みに行くこともない。どうも上手く出なくて時間がかかるケースはあろうけど、その際に本を読むはどうもそぐわない。しかも踏ん張る時に「女性の品格」を読むのはちょっと。

おそらく、本を読む習慣や趣味がなく、本棚が無く、ちょっと買ったりもらった本を置くのにトイレのスペースを借りている、ということかなと。本当にどうでも良いのですが、そんな仲間との結論でした。彼の離婚した元奥様は本は読まない、とのこと。で、彼はこのトレイに本を置くことも気に入らなかったらしい。。。些細なことなのに。。。

ところで(その2)、人生って偶然の産物ですよね。結婚も偶然出会ったひとと、今日のどうでもいいランチの話も、隣の方がずるずるお茶を飲むから、そして、この離婚した仲間とたまたまランチに行ったから。

この偶然の中で何に気づくか、そして目指すか、そして行動に移すか、その繰り返し。これが人生ですね。

職場で偶然出会った仲間、と、ビジョンに向けて日々取組む。その中にあふれる日々の偶然。これらを楽しみながら行動したいな、と思いました。仕事なんて、結婚生活より、離婚するより、ぜんぜん難易度低いんだもの。楽しめるはずですね!

職場を良質にするコンセプトv6_37
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