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第1章〜食事〜2016.その4

こんにちは、BKです。

Instagram→https://www.instagram.com/bokunokenkou/
にて、僕の最近の朝飯、夕飯を時々アップしています。

朝食と夕食には第1章、その2で紹介したように4種類のアブラ
をそれぞれに使い分けて、オートミールやヨーグルトにスプーン1杯程度の
アブラを加えて食べています。

写真をみてお気づきの方もいらっしゃるかと思うのですが、
ほぼ毎日朝食に関しては同じ献立なんですよね。(笑)

ですが、これがまぁ飽きない!

特にオートミールは牛乳などで蒸して食べれば、白米やパンなど主食の代替
となってくれます。

しかもオートミールは白米やパンと比較して非常に栄養価が高く、アメリカでは
健康食品として多くの食卓で食されています。

こちらの記事にオートミールの栄養価について詳しく書かれていたのでシェア
させていただきました。

低GI値で食物繊維、ミネラルが豊富。
脂質も不飽和脂肪酸が多く、タンパク質も摂れる...いうことなしですね!

牛乳で蒸して食べるとお粥を食べている様で最初は抵抗があるかもしれませんが
オートミールに果物や蜂蜜を加えてグラノーラ風にして頂くと食べやすい
かもしれません(僕は専らオートミールには納豆をオンです笑)。

クエーカーのオートミールは大容量で安価なのでオススメです☆
(現在はコロナの影響か値段爆上がりですね...2016年当時は2000円切っていました。)

多少の微調整は入りつつも、約4年間この朝食生活を続けることが出来ています。
1.毎日献立を考えなくて良い、決断する回数を減らせる
2.栄養価が高い
3.安価である
などのメリットがあってやめたくてもやめれません。

今後も時々写真をアップしますので(毎度似た様な写真です笑)、
興味のある方は参考にしてみてください。

話がずいぶん逸れましたが前回に引き続き【超一流の食事術】について
解説していきたいと思います。

前回は糖質、脂質それぞれのタンクが身体の中にあり、
長きにわたり人類は脂質のタンクから脂肪酸をエネルギーとしていましたが、
”農業革命”以降、糖質のタンクより糖質のエネルギーに頼る生活にシフトしてきていることをお話ししました。

今回は”糖質を控えて良いアブラを摂ろう”というテーマの糖質について
お話していこうと思います。

なぜ糖質を控えた方がいいのかについて触れていきたいと思います。

1.太る原因は糖質

当たり前のことを申し上げましたが、糖質を多く摂りすぎるとやはり太ります。

これは糖質を摂取すると身体の中で分解され、中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に
取り込まれ、身体の中に残り続けるからです。

中年男性によくありがちな”ぽっこりお腹”の原因まさにそのものです。

かつて飢餓により何千万もの人々の命が失われ、食糧不足は世界中で問題となっていましたが、今日では過食が飢餓よりも深刻な問題となっています。

2010年には飢餓や栄養不良で亡くなった人は合わせても約100万人だったのに対し、肥満で亡くなった人は300万人以上いるそうです。

'Global Burden of Disease,Injuries and Risk Factors Study 2013',Lancet,18 December 2014, accessed 18 December 2014, http://www.thelancet.com/themed/global-burden-of-disease; Stephen Adams, 'Obesity Killing Three Times As Many As Malnutrition', Telegraph
, 13 December 2012, accessed 18 December 2014, http://www.telegraph.
co.uk/health/healthnews/9742960/Obesity-killing-three-times-as-many-as
-malnutrition.html.

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こちらの写真では下の貧困層の肩の上に富裕層が乗っている姿を表現した彫刻
だそうですが、現代では真逆になっていますよね。

エクゼクティブと呼ばれる富裕層はシュッとして健康的。

逆に貧困層は安価な糖質を多く摂取して太って見える。

あくまでイメージですが、健康的な視点でみると
食べるものを探すのに苦労しなくなった現代の見た目は、
以前の見た目と比較して逆転しているように見受けます。

アメリカの心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した”メラビアンの法則”
では人の第一印象は初めて会った時の3〜5秒で決まり、
またその情報はほとんど視覚情報から得ているとされています。

感情や態度について矛盾したメッセージが発せられた時の人の受け止め方について
、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の
割合であった。                   --Wikipediaより引用--

なんと約半分の確率で見た目が悪いと、相手に悪影響を及ぼすというのです。

太っているだけで相手に嫌な印象を与える現代、見た目改善のためにも
糖質は極力避けたほうがいいということですね。

2.糖質を摂り続けると老ける

前述の見た目の部分にも関わってきますが、最近の研究で糖質の摂りすぎは
老化にもつながることがわかっています。

少し専門的な話になりますが、身体の中に取り込まれた糖質は”ブドウ糖”
に分解され、エネルギーとして消化されたり、余った分はグリコーゲンとして
肝臓や筋肉に取り込まれ、さらに余った分は中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に
取り込まれます。

この余った”ブドウ糖”が身体に元からある脂質やタンパク質と結合すると
AGE(Advanced Glycation End Products=終末糖化物質)にかたちを
変えます。

このAGEがタチの悪い物質で、老化そして後述する炎症の原因となるのです。

例えば、若さの指標として肌の綺麗さが挙げられるかと思いますが、
皮膚はコラーゲン線維(タンパク質)3本が絡み合う様な構造をしており、
線維の張りと線維と線維の間に隙間がないほど、ピンと張った強さと弾力のある
肌が保たれるのです。※皮膚に限らず骨、血管もコラーゲンで出来ています。

AGEはその線維を変性させたり、線維と線維の隙間に入り込むことでコラーゲン
線維を緩めることにより肌の強さや弾力を損わせ、さらにコラーゲン線維を変性
させることでシワやシミの原因にもなるのです。

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最近では美に対する意識は女性に限らず、男性にも高まっていますよね。

糖質の摂りすぎはシワやシミなど肌の老化につながる
いわば男女共通の”美の大敵”といってもいいかもしれません。

3.糖質は人を病気へと誘う

前述したAGEは人を老化に導くだけでなく、病気へと誘います。

AGEは細胞を攻撃し、炎症を起こします。

炎症が発生すると細胞は破壊されてしまうので、人間の身体は
再び同じ細胞を作ろうとする”再生”を起こします。

しかし、AGEが増えることで炎症が様々な箇所で次々に発生し、
これが慢性的に続くことで再生が追いつかなくなり、
疾患いわゆる病気へとつながっていきます。

具体的に申しますと、皆さんの身体を流れる血液は血管を通して流れることで
生命活動を維持していますが、AGEは血管の細胞を攻撃して血管を傷つけます。

水道の配管が何かの原因で破裂すると水が漏れて流れなくなることと同じ様に、
血管が傷つくことで血液の循環が悪くなり、身体に様々な不調をきたすわけです。

生活習慣病として名高い”糖尿病”はまさにこの症状の典型例で、身体中にAGEが
蓄積することで血管を傷つけ、本来血液が流れることで機能する臓器を傷害し、
失明や歩行障害、さらには心筋梗塞や脳梗塞などのリスクを高める原因と
なっているのです。

糖尿病とはつまり血管の病気なのですね。

これ以外にも様々な病気のリスクファクターとなるAGE、もとより糖質は
自身の健康維持のためにも控えるに越したことはないのです。


糖質を控えて頂きたい理由を主に3つ挙げましたが、いかがだったでしょうか?

この他にもまだまだ糖質による弊害は多々あるのですが、現代に生きる私たちの
食生活において糖質を完全に遮断するのは難しいと僕自身も感じています。

ではどうして糖質を控えることは難しいのか、控えたくても控えられない
本当の理由について次回解説していきたいと思います。

ご精読ありがとうございました。
ではまた次回。



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