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本を読んだだけで賢くなることはない。

 "2020.6.8"


私は今月、本を10冊読みました。

もし友人にこのように告げられたらどう思うでしょうか。

「わあ、すごいな。」

「たくさん読んでいるな。」

そして、こう思うかもしれません。

「さぞかし、頭がいいんだろうな。賢いんだろうな。」

と。


いいえ。
きっと、そんなことはありません。
賢いかはまだわかりません。


今回は「本を読むだけで賢いと言えるのか」というテーマについて考えていきたいと思います。

・本を読んで少しでも知識をつけたいと思う人。

・本の読み方がわからない人。

・本を読むことでもっと実際の生活に活かしたいと思う人。

是非、読んでみてください。


***

本とは?本を読むとは?


本とは、一体なんなのか。
皆さん考えたことはあるでしょうか。

簡単に言えば、紙の媒体で1つにまとまっており、
それが1つの物語や著者の伝えたい内容がその中に要約されている物であると言えます(最近では、電子書籍などもあるため、紙である必要もなくなっているのでなんとも言えないですが)。

本質を考えていくのであれば、
本は元々”自分(という意識の存在しない)ではない第三者に何かを伝える物質”である。
ということ。
そして、大体が”著者の思想や概念が体系化されたものである”といえます。

ビジネス書や啓発本であれば、誰かのある分野における知識という財産をその1冊に綺麗にまとめあげられています。今持っている本は”人と仲良くなる付き合い方”だったり、”メモが上手くかけて、アイディアとして活かせる方法”だったりしているはずです。
小説、エッセイであれば、著者の脳内で想起されたイメージが起承転結という一般的に体系化され感情移入しやすい形をとってまとまっています。

このように、大体が思想や知識、思いをまとめあげられたものとして、
考えることができるのです。

本は誰かの知識や思想を伝えるための手段の1つである。ということ。


それに、お金という価値の意味づけを行うことで、売れるようになり希少価値が高まり、私たちはそれを購入することで、希少価値のある制限のかかった情報を入手することができるのです。

つまり、本という誰かの知的・思想的財産をお金という統一的な価値をもとに購入し、その情報を得ることで、自分もまた希少価値をあげたいということです。

簡単にいうと、

本とは、誰かの知識が詰まったもの
本を読むという行為は自分の価値を高めるためのもの

ということです。


***

本を読むだけでは賢くなれない?

本を読む行為

これは自分の価値を高めるもの。
そう考えます。

しかしどうでしょう。

今まで、読んだ本。
自分の価値が高まっているという実感はあるでしょうか。
もしかすると無意識に自分自身の価値を高めているのかもしれませんが、
そこまで価値になっていないのではないでしょうか。

そんなこと気にしていない!
趣味で読んでいるんだ!

そう考える人は、多分今日のテーマは合わないですね。笑

本を読んでいるが自分の価値になっていない。
ということは、”ただ読んでいる”という意識が強いのです。

つまり、ただ本を読んでいるだけでは、あなたの価値になりにくいということです。

本を読んだ後、そこからが重要なのです。


***

本の知識を自分の血肉にしたいなら、読んだ後が大切


本を読んだ後、どのように過ごしますか?
どのようにしていますか?

ポイントは本を読んだ後の動きです。

本を読み終えた後に、自分の感想や本の内容をまとめていくことで、内容を自分のものにしていくことができます。

・自分が面白いなと思ったこと
・本の要約(つまりこういうことと言える)
・新しく知ったこと
・本の内容を自分の生活にどう活かせるか
等々

インプットした内容をアウトプットしていきます。
この作業が大切で、自分の経験として落とし込むことができます。


読んだ後に、
自分の感想や考えたこと。
本の内容についてまとめていくこと。

これが大切なのです。

***

インプットとアウトプットを確率せよ

本を読んだというインプットの作業の後に、内容をまとめていくこと。

これは一種のアウトプットなのですが、
このインプットとアウトプットについてもコツを少しお話していきたいと思います。


インプット
・面白いと思った内容は、自分の感想とともに覚えておく
 (もしくはマーカーを引いたり、その場に書き込んでしまう)
・一度全体を把握してから、精読していく
 (流れがわかってから読んでいくと、話がより理解できて定着率が上がります)
・一度読んだ内容でも1週間後、1ヶ月後にまた読み直す
 (エビングハウスの忘却曲線と言われるように、人は忘れる生き物です。しかし、復習していくことで忘れにくくなります。何回も読み直しましょう。)

アウトプット
・紙に書くよりも、誰かに伝える方がアウトプットの質としては良い
  (誰かに伝えようとすることで、何がポイントか、どのように話が進んで結論にたどり着くのか、など自然にまとめる作業もできます)
  *これはnoteにまとめて、読者に伝える。ということでも大丈夫です。

このようにインプットとアウトプットにも方法があります。
ここに書いたのは認知科学の観点からの内容ですが、自分なりのやり方を見つけてもらえたらと思います。

***

まとめ

本とは、誰かの知識が詰まったもの
本を読むという行為は自分の価値を高めるためのもの
本を読んだ後に、
自分の感想や考えたこと。
本の内容についてまとめていくこと。
これが質を高める方法
インプットとアウトプットの方法も様々にある。
→自分なりの方法を探すこと


***

オマケ:読書でマウントとってくる人がいたときの対処法


「今月10冊も本読んだんだよね〜」

「あの本は難しかったけど、読み応えあったな〜」

そうやって、読んだことに満足して、あたかもそれがすごい。
みたいに言ってくる人もいますよね。


そんな人が近くにいたら・・・
どうすればいいか。

「その本ってどんな内容が書かれていたの?」
「オススメポイントを教えて?」
「それを読んだことで実生活に何か影響した?」

って聞いてみてください。

この質問に答えられなかったなら、
おそらく、「本を読んでいるだけ。」
の状態であることが高く、自分の血肉になっていないです。


「へえ〜、すごいね。」

そんな言葉をおそらく期待しているから。
きっと慌てふためくでしょう。笑

もし、そのまま質問に答えてくれているのであれば、
人生の教訓として、本を読んだ先輩の話を聞く後輩として
話を聞いていったら、面白いと思います。

おそらく、賢く本を読んでいる人は、
そんなにマウントとかとってこないと思いますが・・・。笑

それでは!
 Moimoi👋

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