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今日の戯言

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ふと思いをよぎることを、メモのように気楽に書いています。
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#音楽

音像2

音像2

 先日、久しぶりにフェスティバルホールの演奏会へ足を運んだ。
読売日本交響楽団が、ワーグナー、ブライス・デスナー、ウェーバー、ヒンデミットと多彩な演奏を繰り広げた。
指揮者、演奏家共に優れて今人気のある方だったのだろう、会場はほぼ満席だった。

 フェスティバルホールのホームページを見ると、「天から音が降り注ぐ」とある。しかし、残念ながら改装してからのフェスティバルホールでそのような音をまだ経験し

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マスターピース

マスターピース

 明日から、AMBIENT KYOTO 2023が始まる。
期間は10月6日金曜より12月24日日曜まで。
2年目の今年は、展覧会、ライブ、朗読など様々な催しが行われる。
詳細は、以下のホームページをご覧ください。

 朝、10時台の特急は学生たちも多く満員に近かった。ダブルデッカーの2階、偶然空いていたところに腰を落ち着けた。三条で地下鉄に乗り換え、地下鉄烏丸丸太町の東南7番出口で降りる。

 

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くるみ割り人形を巡る・その二

くるみ割り人形を巡る・その二

 その一の続き

 検索をしていると、「くるみ割り人形」の作曲にあたり、チャイコフスキーが行った音楽の調と色の関係について詳しく書かれた文献があった。

 バレエ音楽では、対立する物語の場面で調を補色関係、すなわち対角線に対立する場面の調を置くことで、物語る技法を作曲家は使っていたという。チャイコフスキーは、それをアドルフ・アダンの「ジゼル」から学び「白鳥の湖」のように対比で紡がれた作品では、顕著

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