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【社会人の学び直し #2】ノーリスクで突き進んでいく。

どうも、びのびたです。
今回は、大学のゼミナールを通して経験したお話です。
ズバリ、大学生と社会人の大きな違いの一つは背負っている責任の違いだと思います。

◆背負っているもの

社会人であれば大なり小なり何かしらの責任を背負っていると思います。会社の売上、会社の評判、自分のプライドなどなど。社会人であれば何かしらは背負っていますよね。責任がプラスに働けば良いですが、多くの場合はマイナスに働くことの方が多いです。
大学での挑戦は、そういった責任を一度置いてスキップしながら進んでいくようなイメージです。いや、流石にそれは言い過ぎました。ただ、それくらい新しいことに挑戦する際の気持ちは軽やかです。
軽やかに多方面に挑戦できる大学は素晴らしいところですね。きっとこの感情は一度社会人を経験したからこそ感じられたものだと思います。

ノーリスクっていい言葉。

◆ガチゼミで木のまくらをつくり販売

私が入ったゼミは、山梨県にある小菅村という人口700人ほどの村を舞台に行われました。東京都心から車を使い2時間ほどで行ける小菅村には、豊かな自然や、綺麗な水を使ったヤマメの養殖やわさび、伝統工芸品など、沢山の資源を持っております。これらを使って商品開発を行う、新たなイベントを考え交流人口を増やすといった目標を各班が自由に創造し実践していました。

私たちの班は、間伐材(=山の保全のために間引かれてしまった木々)を使った商品開発に取り掛かりました。小菅村は土地の90%以上が森林となっております。凄い!!これだけ豊富にある木々は活用せねばとなりました。そもそも日本にはこれだけ森林があるのに活かしきれていないですよね。凄く勿体無いです。そして活用できるようになれば日本の木々も喜ぶであろうと思った次第です。

気持ちは軽やかでも、なかなか上手くいかないのが人生の良いところ。
ここで大学生という良さが発揮されます。会社とは違いますので最悪企業が見つからなくても良いのです。営業で実績が取れなくても良いのです。そう考えたら気持ち楽に過ごせます。そして社会人としての経験も少しはありますので、電話もメールも怖くは無い!!

でも、やるからには本気です!!めげずに続けていった結果、協力してくれる企業を見つけることができました!!
八王子から車で2時間ほど走らせて山梨県の南アルプス市に我々は向かいました。建設業を営む社長さんが、私たちの考えに賛同してくださり、小菅村の間伐材を活用してまくらを商品化することができました。

作ったまくらは八王子手仕事アートマーケットで販売しました。その場でまくらの高さや固さを調節して販売する方法を取り1日で4つも販売することができました!!
4つだけ⁉︎と皆さん思ったかもしれませんが、このまくら一つ15,000円で販売しております。
まくらで15,000円⁉︎高い!と思ったはずです。それでも4つ売れたのです。品質の良さ、我々の熱量がお客様に伝わったのかもしれません。
協力して下さった建設会社の社長様本当にありがとうございました。

商品の説明が全然されていませんでしたね。ただ木を削ってまくらにしているのではなく、木を細かくチップ上にして詰めることでまくらとしております。木のチップだけでは固いですのでそこに綿を混ぜて柔らかさ出しております。
木を使うことで、吸湿性と放出性に優れたまくらが作れます。つまり、良く汗を吸って、放出してくれるので蒸れを感じにくいです。
また、木の匂いを直に感じることができ、まるで森林浴をしているような気分になれます。

値段に納得のいく高性能まくらだと、自信を持って販売することができました。

◆まくらを売って学んだこと

まくらを売って学んだことは大きく3点あります。

1点目は、プロジェクトをガンガン進めることの楽しさ。気楽にできるからこそガンガン進めましたが、自分の思いや考えを実行するのは非常に楽しかったです。会社では、自分でいいと思っても上司や会社の方針など多くのしがらみの中で進めていかなければなりません。進められたとしても、自分の思った方向では無いかもしれません。そういった経験があったからこそ、自分の思いをひたむきに進められる楽しさを学びました。

2点目は、熱量の需要性です。協力企業を探す時はもちろん、チームメイトと話す時、商品を販売する時など、自分の熱量をどれだけ相手に伝えられるかが非常に重要だと学びました。どれだけ熱量を注いでも、どうにもならない時はあります。しかし、上手くいく時は必ずそこに大きな熱量があります。熱量とはそうパッションです!自分のパッションが相手に伝わった時、物事は進んでいくことを学びました。

最後は、木のぬくもりと可能性です。そもそも小菅村の間伐材を活用したいという思いから始まったプロジェクトです。この活動を通して沢山木々と触れ合いました。木と触れ合うことは自然と触れ合うということです。社会人をしていて、木と触れ合うなんてはほとんどありませんでした。木から感じられるぬくもりは癒しの効果や精神を安定させるものがありました。そして、木は木材にもなりますし、チップにすることでまくらにもなります。割れば私の好きな薪にもなります。まだまだいろんなことができると思います。この日本に多くある森林をこれからも活用していけるなと学ぶことができました。


◆まとめ

・社会人と大学生の違いは「責任」の有無や大小
⇨会社のような責任がないからこそ大学ではガンガン気楽に進めていける。
・会社で身につけたノウハウの活用
⇨企業へのメールや電話、名刺交換やプレゼンなどある程度のことは恐れずやれる。
・まくらを売って学んだ3つのこと
⇨①プロジェクトをガンガン進める楽しさ、②パッションが人を動かす、③木のぬくもりと無限の可能性


以上です。
ここまで読んで下さりありがとうございます。少しでも私のパッションが伝わっていれば幸いです。

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