映画「祈りのちから」を観て
7月18日、「祈りのちから」という映画を観た。原題は「War Room」。2015年のアメリカ映画で、アレックス・ケンドリック監督作品だ。
キャストは、エリザベス・ジョーダン役のプリシラ・シャイラー。トニー・ジョーダン役のT・C・ストーリングス。マイク・ミス・クララ・ウィリアムズ役のカレン・アバクロンビー。などである。
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あらすじは、
ある日、老婆クララ(カレン・アバクロンビー)は、家を売却するため不動産屋のエリザベス(プリシラ・シャイラー)を呼んだ。彼女は働きながら夫トニー(T・C・ストーリングズ)とともに、小さな娘と生活していた。一見理想的なこの家族は、ある問題を抱えていた。その問題に気が付いたクララは、彼女を自室のウォークインクローゼットに案内した。そこは人生を幸せにおくる為の祈りの部屋であり、クララは彼女に神に祈ることを勧めた。最初は渋々だったエリザベスだが、祈り続けることで、彼女の周りに不思議な出来事が起こり始める。といった内容。
で、観終わっての感想。
一見、宗教的映画に見えるが、実は人としてあるべき姿を教えてくれる映画だった
この映画は、「祈りのちから」というタイトルにもあるように、一見宗教的な映画のように見える。
確かに、宗教は絡んでいる物語ではある。
でも、その奥底には、宗教を超えた人としてあるべき姿を教えてくれる奥深さを感じた。
ちなみに、私には信仰している宗教はない。
それでも、目の前の現実を超えた何かがあることは、感じることがある。
この映画は、色眼鏡で観ずに、そういう観点で見ると実に奥深い映画だ。
なにか心に響くものが、込み上げてきた
そう、これだ!と思うピンポイントではなく、映画を観ているうちに、なにか心の奥底から湧き出すような、なにかが響くようなそんな感覚に襲われた。
実に不思議な映画であった。
優しい気持ちになった
そして、何よりも観終わったあと、とても穏やかな気持ちになった。
たぶん、優しい気持ちになったのではないかと思う。
夫婦仲の戦い。
何年も経つと、夫婦は出会ったときのことを忘れ、戦いが始まる。
原題の「War Room」にもあるように、「War」なのだ。
そしてこの戦いのベクトルが、相手ではないことを、祈りの部屋で神に祈ることで気づく。
これを始めてから、エリザベスの心がどんどん穏やかになっている姿を、映像として見せられた。
戦うべきは、そこではないことに気付かされた
そう、戦うべきところはそこではない。
ベクトルは、そこではないのだ。
相手を赦し、自分も赦す。
全ては、そこから始まる。
この映画の中では、ジーザスに祈り、夫を悪い方向へと向かわせるサタンに立ち向かう。
すると、不思議な現象が起こる。
浮気をしようとした夫が、なぜか体調不良になる。
会社から解雇された夫が、家族という大切な存在に気付く。
そして正直に、罪を会社に打ち明けることで、運命は好転してゆく。
自分を嫌っていた、元会社の上司の車がパンクをしている姿を発見し、
無言でタイヤ交換をしてあげる姿は、
なんだかスッキリするシーンでもある。
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あまり期待せず観たこの映画が、
自分の中では大ヒットだった。
こんなこともあるのだ。
今の自分の中にフィットする映画を観ることができて、ラッキーだった。
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