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0175 戦い続けた果て

今後、自分にどう対処すべきかと自己分析をしてきた。
何のために?
人生をやり直すためではなく、戦線を整理するためである。
(撤退を転進と言ったレベル?)

そんな気持ちを見透かされたのか、胃腸のツボに針を打ちながら、友人が言った。

「いつも戦おうとしているでしょ」
「その緊張感で、あちこちがかたまる。かたすぎて、鍼が入らない時がある」
「今週は何をした? ここが痛いのは胃腸がやられてる」

「ねぇ、今も戦おうとしてない?」

さすが、同じ釜の飯を食った仲である。
楽に生きるためにセミナーを紹介したのに、武器にして戦おうとしてやがる、と思ったらしい。

リラックスを覚えなさい。
一人で何も考えない時間を、週に2回は設けた方がいい。
何をそんなに戦うの。

自分でも知らない。
負けたら死ぬと思っているのかもしれない。

リラックスとは何だろう。
1日のうち、この時間帯に、何分間のリラックス時間を設けたとして、リラックスを始めた瞬間に●分後はあれをして、これをして、うーん、時間ヒア分はどうかしら…と考え始めている自分がいる。
そんでもって、物理的な体がついてこなくて寝てしまったりする。

今日は諦めて、何もしないを決め込んだ。
読書記録だって、慌ててやったって身にならない。
というか、何故ノルマを決めたがる?

SNSで見る、よそ様の自己研鑽が気になるのかもしれない。
自分には何も取りえがないから、みんながやっている以上に何かをやらないと生きていけないという強迫観念がある。
そういうものから自由になって、楽に生きたい。
…生きられるの?

一時期、恐怖からビジネス書を読んでみたが、しんどくてやめた。
悲しいことに、劣等感をより刺激するのである。
私には何もない…

誰に「もういいんだよ」と言ってもらえたら、私の手は銃の引き金から指を外すことができるのだろう。


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