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0435 こういう大人になりたいと見せること

ビリギャル慶應に行く…だったか、その人の記事を見た。

教え方、育て方、地頭がいいから…とかではなく、「こういう大人がいるんだ、私の未来も捨てたものじゃない」と思わせる大人がいるということ、それが目標になったこと、そして、その子の頑張りに「無理に決まっている」と言わない大人がいたことというのがうまく組み合わさった結果なのだと思った。

そうなると、思い出すのはわが社のことである。
若手がガンガンやめていく。人も集まらない。どうやら名前を書けば入れるレベルになっているとの、風の噂だ。
口コミが出回る世の中は厳しいもので、世間を騒がした某車の会社のような雰囲気に、若者は敏感だ。トラを狩るわけでなし、その穴に入る必要もない。
転職が当たり前になっていて、若いならば、転職する。
残るのは…何も言うまい。

その負の連鎖を止めようとして、キャリアデザインを作らせてみたり、面談をしたりする。
昇任したての研修で、今までいた理想の上司を思い浮かべ、どうして理想なのか考えようとか言いだす。

いねーし、そんな上司。
こんなになるなら、やめとこ、となるプランしか見えない。
もちろん、「はい喜んで!」と言える人ならいいかもしれない。偉くなれるからね。
(私はそれをアイヒマンと呼ばせていただく)

こんな大人になりたくないな、という人ばかり。
すごいなと思う人はもう退職してしまった。バブル世代がどうもあかん。
そしてロスジェネ世代は厭世観に慣れきっているので、頭を低くして生きていくだけ。
そら、いやだわな、若者は。

降任して改めて、管理職たちを見ると、全然やれてないのに、私はそういう事実を自分にも認めてあげたらよかったのかと思わなくもない。
ないけれど、それは悪魔に魂を売るようなもんだから、これでいいのだとも思う。

ただ、年を取って、急に体にがたが来ているので、最近頑張りが一週間持たない。
栄養ドリンクを飲んで今日は凌いだ。あんまり腎臓に良くないので飲みたくないのだが。
そんな中堅見ていたら、それはそれで嫌だろうなぁ。

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