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「ぼくの世界」[2022年01月26日]「ポール・ニューマン」と「明日に向かって撃て」と「パタゴニア」


今日の数字:ポール・ニューマンに関する「5855」


1925年1月26日はアメリカの俳優、ポール・ニューマンが生まれた日。
代表作の一部として、
1961年に主演した『ハスラー』、
1969年にロバート・レッドフォードと共演した『明日に向かって撃て!』
などがある。
1925 + 1961 + 1969 = 5855


今日ぼくは、数字の「5855」を手に入れた。
ぼくは、世界に 76 ✕ 76 = 5,776個のセルを並べた。
差分:79
累積貯数:29,328


ぼくは、本を読んで、思った。
外の世界がどうなっているのか、ぼくは知りたい。
ぼくは、そろそろ準備をしようと思う。
扉を開ける準備だ。
ぼくは外出する身なりを整えるために
チェストを創った。

これが2022年01月26日の「ぼくの世界」。


ぼくのチェスト

ぼくは夢見る。
もっともっと、いろんな数字を手に入れたなら
ぼくの世界は
どんどん、どんどん、どんどん
広がって行くのだろうか。
明日はどんな数字が手に入るかな。


どうも、「N」です。

ポール・ニューマンと言うと、名作がたくさんありますが、「N」はやっぱり『明日に向かって撃て』が好きです。

アメリカン・ニュー・シネマ」の代表作とも言われますね。
ベトナム戦争を背景にした「イージー・ライダー」の時代です。

『明日に向かって撃て』は、ご存じのように、実在した銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの生涯をベースにした物語です。

ポール・ニューマンはブッチ・キャシディ役、サンダンス・キッドはロバート・レッドフォードが演じましたね。

イギリスの作家にブルース・チャトウィンという人がいます。

この人は英国のオークション・ハウス、サザビーズに勤めていた時期があるのですが、その鑑定眼は天才的だったそうです(そしてとてもハンサムでした😊)。

その後、小説家になって発表した作品にも、どこか絵画のような感受性を感じます。

ブルース・チャトウィン作『パタゴニア』という本に、この二人の無法者の後日談が出てきます。

『パタゴニア』は南米パタゴニア地方の旅を描いた紀行文学。

でも、ちょっと不思議な、コラージュのような作品です。

ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドは逃れ逃れて南へ下ったかもしれないし、『パタゴニア』でチャトウィンが旅した地域に、彼らの痕跡があっても不思議はないのかもしれないけど、まぁ、なんとなく義経ジンギスカン説っぽく見えなくもない。

ただ、この本の魅力は、実はそれが本当かどうかなんて、関係ないカンジの彼の文章です。

『ブルース・チャトウィン、パタゴニアを行く』とか『ブルースのパタゴニア旅行記』とかでは、ないんですね。

『In Patagonia』なんです。

二人の無法者の話以外にも、普通の紀行文学とはちょっと違った、不思議な味わいのある文章が続きます。

言ってみれば、チャトウィンの『パタゴニア』を読むことは、博物館で次々と不思議なモノをみているようなカンジです。

時には眉唾っぽいものもあって、でも眉唾の歴史を記憶するために展示してある。

何だか正体の分からないものも混じっている。

そんな博物館です。

読み終わっても、しばらく頭がぼーっとしたまま。

『パタゴニア』は、そんな一冊です。

それじゃ、また明日。




■「ぼくの世界」のご案内

「数字」と「ドット」でつづるイラスト+エッセイ・シリーズ「ぼくの世界」へようこそ!

  • 「ぼく」は「N」から、その日にちなんだ「数字」をもらいます。

  • 「ぼく」はその数字の分だけのセルを並べて描画エリアを作り、そこにドットを描いて世界を広げてゆくことができます。

  • 四角形のエリアを作った時に余った数は、「貯数」して足りない時に使います。

そして「N」が、今日の数字にまつわるちょっとした一言をしゃべったり、しゃべらなかったりします。




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