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身体感覚から考える ~今、ここ〜

〜沁みる、沁みてくる〜

ぼくは、ネコ好きなんですがね。


アメリカ滞在時、もう20年以上前ですか、ひょんなことから引き取ることになった黒猫さんと、同居生活するうちに、すっかり魅入られてしまいましてね。

ツレないところがいいよねえ、なんて、つきなみかもしれませんが。

基本、ワガママな姿勢が、イイんですよねえ。。。(完全にやられてます)


彼奴らだけでなく、動物全般は『今、この瞬間に、生きている』という感覚世界にのみ、生きているんじゃないかなあと思うんですね。

例えば、今、目の前のご飯を食べながら、我々にんげんみたいに、『昨日のあれはけしからんかった』とか『明日はどうしましょうかねえ』とか、たぶん、思ってもいないんじゃないかと思うんですよ。

たまに、自身のことニンゲンやと思てはるわ、このヒト、みたいな動物さん、居はるような気は、しますけれども

常時、目前のものごと(現象)に、一心不乱。
(目に、くもりが、ナイ。笑)

我々にんげん様も、動物ですが、どうも大脳が発達し過ぎたようです。そうすると、やはり現生活で余剰、過剰、なんてことが、多過ぎてあたりまえ、なのかもしれません。

こころここにあらずが、人が人間たるゆえん、なのかもしれず

ある哲学者は、人生にそもそも意味などない。生きることに意味などない。生命活動に必要な生理現象以外、すべて暇つぶしのようなものだ。なんてことを言う。

確かに、人は、生きること、といいますか、つまりは肥大した自意識が認識するすべての物事に、なんらかの意味を見出さずにはいられない動物、なのかもしれません。

まあ、そんなことよりも、これからの季節なら、例えば、風呂につかる瞬間の、あ~沁みてくる~、という感覚に、いちいち因果を見出す必要なんてのは、無さそうです。

そろそろ、柚子湯にカピバラ、みたいな絵面が来ますね〜


シンプルに、今感じている感覚を、味わう。

皆さんは、一日のうちどれくらい、今、ここ。を実感して、過ごしておられますか。



ネコさんの真っすぐな瞳に見据えられるとね、ぼく自身、こころを見透かされたようで、ドキっとするんですよ。

「アンタ、今どこにいんのさ?」

と、問われている気になる。

さて、意味づけが、過ぎてますでしょうかね。(笑)

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