頑張れないのは悪い事？

私達は子供の頃から、ただひたすらに”頑張る事は良い事”と教えられて育ってきた。もっと言えば、そう植え付けられて育ってきた。だからどんなにつらくてもしんどくても頑張ろうとする。頑張れない時の罪悪感よりもまだ、無理してでも頑張ろうとする方が我慢できるから。私も、「頑張れない自分はこの世の中に価値がない。いらないだろう」と思っていた。

頑張る事が良い事なら頑張れない、頑張らない事は悪い事。
頑張るは善で頑張らないは悪。そう錯覚してしまう。するとどうなるだろう？

頑張れなくなったとき、頑張れない自分を責める。
余計に自分を苦しめる。追い込んでしまう。

どこにも出口が見つからない。出口の見えないトンネルを行ったり来たり。

そして非常口があってもそこから出る事を自分に許可できない。

頑張る事が悪と言っているのではない。

けど、頑張れないことも悪ではない。悪じゃないんです。

なぜなら、価値というのは何か条件をクリアしないと与えられないもの。ではなく、そもそも備わっているものだから。

だから頑張れないとしても、ただ一日終える事でいっぱいいっぱいの今日だったとしても、それであなたの価値がなくなるわけではない。
それであなたの価値が消えるわけでもない。それで自分の価値なんてないと思ってしまうのはこれまでの価値観が生み出した歪みによる幻にしか過ぎません。

人ひとりひとりの価値というのは、社会生活の中で出来上がった価値観とは比べ物にならないほど尊いものです。

それくらい、今ここにあなたがいる事。ここに生きている事。
そのものに価値があります。目に見えるもの、形が全てではありません。

今の自分がどんなでも、どんなに駄目だと思えても、
自分を嫌わないでいてあげてほしい。

自分に沸き起こっている全ての出来事、感情は
自分は何が嫌で何を望むのかを知っています。
それは自分の道しるべになってくれる。いつも答えは自分のなかにあります。だから、大丈夫。

自分にやさしく🌻🌻

補足>>とっても大切な事を書き忘れたので付け加え。

頑張る頑張れないの言葉そのものに重きを置くのではなく
それがどっちでも、その時感じている自分の感覚に耳を澄ませてください。
自分はどう感じるのか。気分がいいのか悪いのか。そこが大事です