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インバスケット演習サンプルその10:従業員の退職相談

今回のサンプルは、従業員から退職相談というシチュエーションです。

問題内容

貴方はあるメーカーの千葉支店長です。
前任者の机を確認すると、営業所員の沖さんからこんな手紙が届いていました。


〇〇支店長

実は、小売店担当の室津さんから退職の相談を受けています。
室津さんは3か月から残業や休日出勤が多い事を前の支店長に相談したものの、全く改善しないと怒っている様子でした。
このままでは本当に退職してしまいますので、一度支店長からお話を聞いていただけないでしょうか。着任早々に申し訳御座いません。
なお、私からお話を聞いた事は伏せて頂くようお願い致します。


お話を聞く限りでは、あまり健全な状況とは言えませんね。
まずは営業所の現状を正しく把握した上で、室津さんとも冷静に話し合う必要がありそうです。

次のアクション例

  • 「営業所員と1on1をする」との建前で、出社後すぐに室津さんとの面談を設定

  • 1on1までに担当顧客や販売目標に関する資料を提出するようメールで指示。併せて「相談事項があれば教えてほしい」と付け加えておく

  • 人事部門に対し「営業所員の勤務状況を把握したい」との名目で、室津さんの直近半年の勤怠を確認

  • 沖さんへ連絡をくれたお礼と、上記名目で1on1を実施する旨を返答。

現時点では沖さんからの伝聞なので、室津さんがどんな状況に陥っているかをきちんと把握しなければなりません。
1対1で本人から気持ちを打ち明けて貰う場を作るだけでなく、過去の勤怠や担当顧客数といったエビデンスも揃えるように注意しましょう。

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