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この気持ちに名前をつけて

何度かnoteにも書かせてもらっているが、私は心配性であるから万事が順調に完璧に計画通りいってほしいと強く願いながらも、

現実はそんな単純なものじゃない
頑張ってもあと少しのところで届かない
無意味かもしれないが、やらずにはおれない
叶わぬとしりつつあえて◯◯する
人間だからこその矛盾
儚さ

と言った、どれだけ人が頑張っても報われないこととか、現実世界のどうにもならないこととか、
いわゆる0か1か、ではなくその間の事柄、アナログな面にひどく惹かれているようなのだ。
目にはっきり見えるものではなく、目に見えず漂うものとかも。

これでもうまく表現できているのかわからないのだが。

とにかく、心配性の私としては、物事がA=Bのようにきっちり明確になっていることや、事が順調に運ぶこと、計画通りに進むことに拘りを持ちながらも、心のどこかでそれが本来の世界の在り方ではないことを知り、
それを表現した歌や絵、詩に強く惹かれているということに割と最近気づいたのだった。

余談だが、東洋医学の世界を覗いてみようと思ったのもそれが理由かもしれない。
(今まで西洋医学を大学で学び、自分も西洋医学の恩恵に預かってきたので、東洋医学や漢方はひたすら怪しいし、わけがわからないと思って嫌煙していた。)


この、惹かれている世界や事柄をどう表現するのが適切か、ずっと考えてきた。

そういう場面に遭遇するたびに私は

ああ、切ないなぁ。

と思っていた。

しかし、切ない、という言葉を辞書で調べると、

1 悲しさや恋しさで、胸がしめつけられるようである。やりきれない。やるせない。
2 からだが苦しい。
3 身動きがとれない。どうしようもない。
4 せっぱ詰まった状態である。生活が苦しい。
5 大切に思っている。深く心を寄せている。

などの意味があるようだ。
何か違う。私が言い表したいものと...

この気持ちをうまく言い表したい。
名前をつけたい。

そう思いながら言葉を探している。

名前をつけたって仕方ないのかもしれないけど。

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そんなことを思いながら、ふと浮かんだ詩。
全てを言い表せているのかわからないが、ここに残しておこうと思う。


僕はまっすぐ行きたいんだ
なのに道は手前で逸れて行く

言葉が少し足りないだけで
想いは勝手にすれ違う

僕は今すぐ走りたいんだ
なのに足が重くて動けない

行き先は同じ列車なのに
一本差で君に二度と会えない

僕は笑っていたいんだ
なのに涙が止まらない

小高い丘から見下ろすと
延々続く深い森

先を見通すコンパスが
壊れてくるくる回り出す

せっかく眼鏡を変えたのに
曇って前が見えない

君が誰かに手を差し出す
僕はずっと待ってるのに

繋がれない僕の手は
こうしてずっと待ってるのに

僕はここにいる

僕はどこにいる

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