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アダルトチルドレンの概要

1.アダルトチルドレンとは

 子どものころに家庭内のトラウマ(心的外傷)などにより、おとなになっても生きずらさを感じ生活している人たちのことを指します。

 親の期待に添うような生き方に縛られ、自身の感情を感じなくなってしまったり、「良い人」を続けられない罪悪感や、居場所のない孤独感に苦しみ、社会生活に支障が出ることもあるようです。

 現代では肉体的・精神的虐待や過干渉など、色々な家庭環境や問題を持つ親の元で育ち、トラウマや問題を抱えたまま大人になった人のことを指すようになりました。子供を心理的に養育できない、いわゆる「機能不全家族」に育てられ、生き難さを感じている人の特徴となっています。

 日本では1990年代に注目されるようになり、日本人のほとんど(一説によると8割)の人がアダルトチルドレンでは?と言われているようです。

下記の記事も参考になるので、もしよろしければご覧ください。

 アダルトチルドレンが「大人になり切れていない人」などの誤ったスティグマを冗長する懸念がある言葉だとして、アダルトサバイバーという言葉もあるようですが、それ程広まっていないようです。

 精神医学では認められていない症状であり、誤解を生む可能性も高いため、専門家はPTSD、不安障害、パーソナリティ障害などのような診断名を使用することが多いようです。

2.アダルトチルドレンの背景

 1.家庭環境や育ちの影響

  虐待
    だいたい想像はつくと思いますが、代表的なものに身体的虐待、心
   理的虐待、性的虐待、ネグレクトがあります。

    虐待が常習的になると心身の成長は妨げられ、他人との信頼関係を
   築けなくなります。

    虐待される環境を生き抜くために、子どもは様々な方法を模索し身
   に付けますが、虐待を生き抜くには必要であっても、通常の人間関係
   や社会の中で使用すると非常に不適切になり、これが原因で生きにく
   さを感じたまま生活することになります。

  虐待とまではいかないものの、親の不適切な養育
    不適切な養育は、親が悪意を持っていなくても起こりえます。子ど   
   ものためを思って厳しい躾けをしたりする場合、厳しすぎる躾けは、
   子供にとっては苦痛以外の何物でもありません。逆に子供が親の世話
   をして育った場合も、不適切な養育に当たるとされています。

  体質
   遺伝的、先天的な特性は誰しもが持っていますが、その特性を理解せ 
  ず、子どもに対して支配的になったり、叱責が多くなったり、時には手
  を出してしまったりしたために、子供に悪影響を与えた場合もアダルト
  チルドレンになる事があるようです。

   注意集中がしにくい子ども、扱いにくい子ども、理解能力が低い子ど
  も、過敏な子ども、衝動的な子どもはいるので、親がストレスをためや
  すい場合も多いですが、子供のせい、親のせいという単純な理由ではな
  いようです。

  過干渉、過保護
   いわゆる毒親といわれるものです。子どものすることに口や手を常に
  出し、子どもが自分で判断できる年齢になっても、子どもに判断させ
  ず、親が判断して指図したりします。

   このような親に育てられた場合、親の過度の期待に応えようとする傾
  向があります。成績が良く、根気強さもある子どもの場合、親の期待は
  大きくなり続け、子どもは頑張り続けないといけなくなります。
 
   上記の場合、機能不全家族になっていることも多いといいます。親の
  病気や暴言、暴力、性的虐待などで、子どもの安心や安全が脅かされて
  いる家庭環境です。このような家族には、子どもが親のケアをする、家
  族内でプライバシーがない(境界がない)、いったことがしばしばみら
  れるとのことです。

   オイラも過干渉、過保護だったように思います。過干渉、過保護につ
  いてはもう少し掘り下げて、別記事にまとめる予定です。更新がすぐに
  わかりますので、もしよろしければフォローしてくださいね(o^―^o)ニコ

☆☆☆関連コンテンツは今後公開予定です。☆☆☆


 2.トラウマとその影響

   アダルトチルドレンの方は幼少期のトラウマ(複雑性PTSD)に疾
  患していることが多いようです。

  複雑性PTSDは、PTSDの症状(フラッシュバック、ストレスが無くなっ
  ても緊張する、思い出すきっかけとなる場所や状況を避けるなど)の他
  に、以下の様な症状を伴うようです。

  ・感情のコントロールが難しい
  ・トラウマと同じ出来事に恥辱・罪悪・失敗の感情を伴った、自己
   卑下・挫折・無価値感
  ・人づきあいが苦手で、他者に親近感を感じることができない

   上記の症状は、個人・家庭・社会・教育・仕事・その他の重要な場面
  で深刻な影響を与えます。

   え~っと、オイラ複雑性PTSD持っているかも(◎_◎;)
   調べてて疑いようが無い気がしてきた(;^_^A

   オイラの場合は、もともと気が小さい(よく言えば繊細?)だったの
  で、こじらせた気がします。恐らく原因になったのは、
  ・幼少期に両親が姉へ厳しい躾け(恐らく折檻になる)を目の当たりに
   していた
  ・その時のガラスの割れる音と、アクリルの丈夫な定規で姉が叩かれた 
   音がフラッシュバックする
  ・高校時代の顧問のDVのフラッシュバック

   これらのことがあって複雑性PTSDを発症していたため、人の怒気を
  「恥辱・罪悪・失敗の感情を伴った、自己卑下・挫折・無価値感」に直
  結させてどんどん悪化していったのではないかなぁ・・・。アダルトチ
  ルドレンになる下地も出来上がっていたし・・・。当時はPTSDなどの病
  気はまだなく、単なる根性ナシと思われていました。

   っつか、精神科の主治医は「性格の問題じゃないですかぁ?」なんて
  言っていたけど、どこがだよ?(;^_^A

さいごに

 アダルトチルドレンは機能不全家族や、PTSD、複雑性PTSDと密接にかかわっていて、幼児期の親や周りの大人の接し方次第で、アダルトチルドレンになる可能性が高くなるようです。

 また、親に悪意が無くとも、過干渉、過保護などもアダルトチルドレンとなる可能性が高くなるので、バランスの取れた考え方、接し方で子供を養育することが重要です。思わず手を出してしまいそうになりますが、子供の主体性や判断力を身に着けるためにも、時には「見守る」ことが大切になります。

 このテーマだけで3000文字近くになるとは思いませんでしたが、オイラはアダルトチルドレンの自覚があるので、少々深堀していこうと思います。

 まだまだ調べ切れていないと思うので、記事は適宜更新し続けていきます。新しい情報なども随時更新していこうと思っています。

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