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2月は雪かきに追われ、3月になっても渋滞が続き、
コロナワクチン3回目の副反応から回復したと思ったら、
もう3月29日、
今年度もあと3日じゃないですか!

社労士的には3月末と4月初めはちょっとした繁忙期
関与先の会社から退職と入社の連絡が入り、
その手続きが降りかかります。

会社によっては
「創業以来初の退職者なのでどうしてよいのか」
「〇〇年ぶりの新入社員なので何をもらったらよいのか」
など、社内総出であたふたあたふたなんてところもある
ようです。

簡単にまとめておきますね

〇新入社員が入る(正社員、フルタイム)
 1.会社で用意する書類
    ・雇用契約書(必須!)
    ・入社時誓約書
    ・身元保証書
    ・給与振込口座届出書(メモ書き程度でもOK)
    ・通勤経路届出書
    ・扶養家族等届出書
 2.社員さんに提出してもらう書類
    ・住民票(世帯全員、マイナンバー入り)・・・※
    ・年金手帳(番号記載ページのコピー)
    ・雇用保険被保険者証(前職がある場合)
    ・運転免許証コピー(業務で車の運転がある場合)
    ・卒業証明書、離職証明書などその方の前歴に応じて
※各種手続きにマイナンバーの提出が必要ですが、身分証明を兼ねて
 マイナンバー入りの住民票を提出してもらうのが一番簡略だと思います。
 3.入社後の公的手続き
    ・社会保険(健康保険、厚生年金保険)加入手続き→年金事務所
    ・雇用保険加入手続き→ハローワーク
社会保険は週30時間、雇用保険は週20時間以上の勤務で加入義務が生じます。勤務時間に応じて必要な手続きをしましょう。
え、手続き方法?
それはここでは・・・
社労士、顧問税理士(結構詳しい)、Google先生にお聞きください。

〇退職者が出る
 1.社員さんに提出してもらう書類
    ・退職届(定年退職や期間満了は不要)
    ・健康保険証(退職後に返却)
    ・社員証、残った名刺、その他会社が貸しているもの
 2.退職後の公的手続
    ・社会保険の資格喪失→年金事務所、健康保険証を返却
    ・雇用保険の資格喪失、離職票発行→ハローワーク
 3.会社から退職者へ送るもの
    ・雇用保険被保険者資格喪失確認通知書、離職票
    ・健康保険資格喪失証明書(退職者の求めがあれば)
    ・給与所得者の源泉徴収票
    ・退職証明書(退職者の求めがあれば)
特に、社会保険の資格喪失は忘れたり遅れたりすると保険料が容赦なく引き落とされますのでご注意です(万が一引き落とされても遡って精算されますが)。雇用保険の資格喪失を年度末などにまとめて行う会社があるようですが、次の職場で資格取得をする際に困りますので、タイムリーに手続きをした方が良いです。

社労士は上記のような手続きをお客様に代わって行います。
4月になって新入社員さんが一斉に入ると入社の連絡と共に多いのが
「4月に新入社員(またはそのご家族)が病院に行きたいと言ってますが保険証早くもらえますか?」
です。
結論から言うと、協会けんぽの場合入社日に健康保険証をお渡しすることは出来ません。どうしても手元に届くまで1~2週間かかります。
その場合は、健康保険資格取得証明書というものを作成し年金事務所の印鑑をもらえば保険証代わりにすることが出来ます、が、それも入社すぐに用意できるかと言うと、ムツカシイです。
入社すぐに病院にかかるときは窓口で「〇月〇日に新しい職場に入ったのでまだ保険証が届いていない」と言って指示を受けて下さい。
窓口で一旦10割負担で後日返金なのか、最初から3割負担で受けてくれるのかは病院によって違いますが、結果として入社日以降の受診についてはちゃんと3割負担になります。

ふう、、、
長くなりましたが、会社と働く方々の新しいスタートが
スムーズに行くことを祈っています。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


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