フリーランスはつらいよ。
眠い……。
6日ぶりの更新になってしまった。
皆さんの note もたくさん読みたいのだが、眠い……。
そう、昨日、久しぶりに徹夜をしたのである。
2~3時間睡眠はよくあるのだが、完徹は久しぶり。
もう、徹夜ができない年齢になってしまったようだ。
今日は、夜8時くらいから手足がぷるぷる震えて仕事が手につかず、会社の仮眠室で2時間くらい寝て、今である。
しかしそろそろ仮眠の効力も切れてきたので、早く寝なければならない。
僕は、今までフリーランスになったことはないのだが、その大変さが身に染みて分かった、という話である。
◆エロ・アングラ系のお仕事の現状
この名前で、エロ・アングラ系のライター活動を始めてから半年が経った。
最初は、風俗業界、マッチングアプリ業界、YouTubeのエロシナリオなどの仕事を受けていたのだが、やはり業界特有の感じなのか、質の良いクライアントが少なく、単価がものすごく低かったり、発注が途中でキャンセルになったり、当初の話と違ったりすることが多かった。
もちろん、いいクライアント様とも多く巡り合い、良いお仕事もたくさんいただけたのだが、そういった案件は全体でみれば少なく、また定期的な発注は見込めないので、安定的な収入には結びつかなかった。
この名前でエロ・アングラ系専門で売り出し、機会があれば将来、何らかの事業化を目指すという方向性には変わりはない。
できれば会社員の方は、後15年ほどして定年を迎えたら、継続雇用をせずに済ませたい。
同じ内容・量の仕事で収入が4割減になるのではモチベーションは保てないし、何にせよ編集者・記者が会社にしがみつくのは格好悪い。
この業界にいるなら当然独立を目指す、と考えてきた世代である。
会社の定年までに自力で同等以上の収入を確保できる道を探りたい。
収入面だけでなく、いろいろと夢が広がるような方向性を見い出したい。
そんな思いは変わらない。
だから、引き続きエロ・アングラ系で仕事を探していくのだが、当座の「遊び代」(お小遣いじゃ足りないw)や、事業化のホームとなるウェブサイト立ち上げの資金も確保しなくてはならないため、僕は奥の手を出したのだ。
それは、医療系ライティングの仕事も受ける、ということである。
◆医療系ライター・ウラノ(期間限定の予定)
僕は以前、かなり専門的な医学系出版社に長くいたので、医療系の専門的なライティングができる。
しかし、「身バレが怖い」というのと、「書くの大変だし、つまんないし、面倒くさい」という観点から、この能力は使わないでいたのである。
だって、会社以外の仕事は楽しくしたいしw
しかし今回、当座の収入を確保したいという思いから、奥の手を解禁することにしたのである。AV女優でいえば、中出し解禁といったところである。
この名前でのポートフォリオ(自己紹介とお仕事集)は、エロ満載である。
このポートフォリオを持って、ちゃんとした編集プロダクションや製薬会社とやり取りした際は、いろいろ面白いエピソードがあったのだが、今回は触れない。
なお、何で別のペンネーム(昔から使っている真面目系ライターの名前もある)を使わなかったかと言えば、前職との契約の問題があるほか、「本腰を入れてやる気はない、あくまでエロ・アングラ専門で行く」という意思表示である。
そんなこんなで、営業活動をしてみたところ、予想外のことがあった。
医療系ライターのニーズは高いことは分かっていたのだが、その予想をこえて、超、仕事がもらえたのである。エロ・アングラ系ライターなのにw
しかも、医療系ライティングの仕事は、予想以上に単価がよかった。
エロ・アングラ系ライターなら、仕事を選んでも文字単価2円くらいが関の山である(シナリオはもっと貰えたが例外)。
それが、医療系ライティングは、単価 8~10円ももらえるのである。
Webライティングでもこんなに貰えるとは予想外だった。
医療系は過去に比べれば予算はかなり少なくなっているのだが、それでもまだまだ資金は潤沢な様子だ。
真面目系ライターの僕の単価よりも高い。こちらは紙媒体中心なのだが、せいぜい取材費別で6円くらいである。最近は取材費込みも多くなった。
◆仕事を受けまくる
僕は、ギャランティーの高さと発注の多さに目がくらみ、ついついたくさん仕事を受けてしまったのである。
自分でも、ちょっと心配な量ではあった。
フリーランスの仕事の怖さは、質が低いと判断されたら、次回の発注がないということである。受注は、質が確保できるギリギリの量を自分ではからなければならない。
特に昨今は、仕事上の人間関係が希薄になり、評価のフィードバックを受けることが難しくなっている。評価は、次の発注があるかないかのみで宣告されるといってよい。Web完結の仕事は、なおさらそうである。
20年以上もライティングの仕事をしているので、許容量の判断はつく。それを超える仕事は受けていないのだが、それにしても動き出しにしては許容量ギリギリまで受注し過ぎたとは思っていた。
それでも何とか、それほど無理はしない状態(noteで記事をupできて、夜遊びもできている状態)で、次の発注もいただけるような質の仕事が3月中まではできていた。
が、ここで、問題が発生する──。
3月末頃に風邪をひいてしまい、それが先週まで長引いて、あまり体調がよくなかったのである。
想定外である……。
会社の仕事だったら、納期を伸ばしたり、誰かに肩代わりを求めたりできるのだが、個人仕事ではそれができない。
真面目系ライターの方は、これほど同時にいくつもの仕事を受注した経験はなかった。
ライティングは、頭の回転とモチベーションがカギである。
自分でゼロから生み出すものなので、自分の調子が稼働力を左右する。
パソコンに向かっている時間がライティングの量とは比例しない。
質が勝負である以上、なおさらである。
数日で治ると思っていた風邪が長引いたことで、特に先週はすっかりすべてのバランスが狂ってしまった。遊びや自分の生活はもちろん、家族のことや会社の仕事さえもそっちのけで、医療系ライティングに専念をせざるを得なかったのである。
何とか締切はすべて間に合わせることはできたが、昨夜はとうとう完徹になってしまったという訳である。
しかも今朝に納品した仕事は、自分としてはちょっと不本意であり、今、先方のフィードバックを戦々恐々としながら待っている状態である(何も言ってこないから、OKだったのかな?)。
◆フリーランスは大変だ
これまでフリーランスの人とはたくさん仕事をしてきて、その大変さを分かっていたつもりだが、今回、初めて身をもって、それを実感した。
僕は生活がかかっていないが、これで生活がかかっていたら大変である。
体調だけでなく、様々なトラブルも発生するだろう。そんななかで、営業活動もしながら、質の高い仕事をし続け、かつ収入を確保していくのは並大抵のことではない。
新聞時代の同期で、今はフリーライターをやっているО君(仲が悪い)に、今度、酒でも奢ろうと思った今夜。
ネットで検索したら「ネット乞食」という言葉に出くわしました。酷いこと言う人、いるなー。でも、歴史とたどれば、あらゆる「芸」は元々「乞食」と同根でした。サーカス、演芸、文芸、画芸しかりです。つまり、クリエイトとは……、あ、字数が! 皆様のお心付け……ください(笑) 活動のさらなる飛