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【雑記】平日午後のデトックス


ただの日記です。エロなし、笑

やっと忙しくなくなってきたと思ったら、先週くらいから首・肩・腰が痛く、とうとう軽い頭痛までしてきて、これはやばいとなってきたので、今日は有給休暇を使って、突然の午後休w

仕事に支障がなければ、時間は割と自由なところが、マスコミ系のよいところ。いつもは、日中の有休はランチデートなどの悪いことに使っていますが、今日は自分のデトックスのために使います。


◆デトックス1 肩甲骨はがし


まずは、前から気になっていたマッサージ店に行ってきました。
いや、エロいやつじゃないですよ。この店の「肩甲骨はがし」というのが前から気になっていたんです。

通常の整体と肩甲骨はがしと、首マッサージを120分受けてきました。

90分は寝ていたので、何が行われていたのかは定かではありませんがw、肩甲骨はがしは、とても気持ちよかった! お陰で肩が随分と楽になりました。おすすめです!

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◆デトックス2 サ活


その後は、前から気になっていた「サ活」へ。

後楽園のラクーアとか、歌舞伎町のテルマー湯とかのスパ系には、たまに行くのですが、サウナはこれまであまり馴染みがありませんでした。

サウナ、テレ東のテレビドラマ「サ道」(2019年7月~10月、2021年7月~9月放送)で一躍人気になりましたよね。それを観て、「ととのいたい!」とは、以前から思っていたのです。

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この固まりまくった首・肩・腰をさらにほぐすにはサウナしかない、「ととのうぞ!」とサウナに向かいました。

「サ道」の舞台で、サウナの聖地となったサウナ北欧も魅かれたのですが、上野ステーションホステルオリエンタル3にしました。サウナ付き大浴場のある、カプセルホテルです。3月22日で大規模改装のために閉店してしまうと知り、その前の「ド昭和」な雰囲気を見ておきたいと思ったからでした。

これを書きながらお店のホームページを見ましたが、すごくきれいなスパリゾートみたいな写真がupされていますね、苦笑。

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改装を終えた1号館・2号館はきれいなんでしょうが、3号館は写真とは全然違います。昼からワンカップ大関の「ド昭和のおっちゃんの世界」です。

(※ちなみに、上野ステーションホステルオリエンタルは全館とも、ほぼ男性専用の施設です。1号館のみ、女性専用カプセルルームがあり、女性は宿泊だけできます。サウナ・大浴場は利用できません)

■ いざ、「ド昭和」サウナの中へ
さて、いざ上野ステーションホステルオリエンタル3へ。アメヤ横丁(通称「アメ横」)に並行する裏通りにあります。昭和通りの一本、線路側の通りです。

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改装されて多少カジュアルになっていますが、カモフラージュです、笑。

こういう「ド昭和」カプセルホテルは、元はといえば全国から集まった建設系労働者が宿泊に使った施設です。だから、男くささが半端ないです。

入口も館内も、ジュースの自動販売機はPOKKAというところが渋い。
料金は、3時間利用で1,000円という安さ。

いかにも「ド昭和」なロッカールーム。

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こんな注意書きもレトロで、紋々を背負った方がたくさんいた昔を思い出させます。

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昔は、都内にこういうカプセルホテル、もっとたくさんあったんですよ。

20代の頃、終電がなくなるまで仕事して、次の朝いちで遠方に取材に行かなければいけないときとか、徹夜仕事になって、朝から取材があるときに、お風呂入って髭をそるために、よく利用していました。

建設系の人は朝が早いですから、6時くらいは人がわんさか。
背中に紋々背負った方も、たくさんいました。見ると確かに緊張感が走りますが、怖いけど優しい人も多かった。一律に利用禁止になんてしなくてもよいと思いますけどね。渋谷の半グレのほうが質が悪いです。

これが休憩室。昼下がりだけあって、人が少なかった。
数人寝ていて、1人おっちゃんが、カップ酒w

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いよいよ大浴場&サウナへ。
2階の休憩室から、階段を下りて向かいます。

階段の壁には「いかにも上野!」という彫刻絵が。いやー、いいっすね。
改装後も、この絵は残してほしいな。

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昭和モダンな雰囲気。上野って、すごくいろいろな顔を持っています。今でこそ、「昭和場末の都」みたいなイメージですけど、大正末期から昭和初期までは文化的な薫り高い「モダン東京」を代表する街だったんです。

日本初の西洋式公園「上野恩賜公園」(1873年開園)や、日本最古の博物館「東京国立博物館」(1872年開館)、日本におけるフランス料理店の草分け「上野精養軒」(1876年開業)があり、美術館や画廊もたくさんあって、紳士や貴婦人が集まる街でした。その残り香が、今も痕跡をとどめているんです。純喫茶も、たくさんありますしね。

■いよいよの大浴場&サウナ
大浴場&サウナは、地下にあります。エレベーターはなく、階段のみ。途中、「1日に1、2回は健康のために階段を使いましょう」という貼り紙w

さすがに中は撮れないので、脱衣所から入口のみ撮影しました。
16:00くらいにもう一度入りに来たときは10人くらいいましたが、最初は3人しか人がいなくて、ほぼ貸し切り!

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大浴場は、42℃のバイブラ(ボタン押すとぶくぶく気泡がでるやつ)付き。古びた感じが落ち着く。ああ、気持ちいい。

(浴場内の写真は、ダンサー・俳優の新井佑典さんのオフィシャルWEBサイト「ARA STYLE 」からお借りしました)

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サウナもよかった。室温は97℃。
詳しくないので語れませんが、ikiストーブ式でした。網筒のなかにサウナストーンが山積みになっているやつ。それに、天井から巨大なシャワー(オートロウリュ)が設置されていて、定期的に水がサウナストーンに降り注いで、猛烈な蒸気を発します。直後は、すごい熱波です。

(写真は同じく、新井佑典さんのオフィシャルWEBサイト「ARA STYLE 」からお借りしました)

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最初は頑張って20分。2回目は15分。夕方にもう一度、15分入りました。
「ととのった」かどうかは、分かりませんが、体を芯から温めるって、いいもんですね。

かなり、体がほぐれた気がしましたし、解毒もできたかな。明日から、また頑張りましょう。お目汚しの汚い足w

上野ステーションホステルオリエンタル3_足


上野ステーションホステルオリエンタル3を後にして、いかにも上野・御徒町らしい立ち飲み「たきおか」にでも行こうかとも思いましたが、今日は我慢しました。飲んだら、また悪いこと、しちゃいそうだしw

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◆昭和場末の都、上野


ここまでで2,000字を超えちゃったから、諦めますけど、本当は上野のラブホテルやアングラな場所について最後にまとめようとしていたんです。

上野は、「東京モダン」を代表する文化的な街でしたが、空襲で焼け野原。その後、闇市が集まって、今の雰囲気が出来上がりました。アメ横もその名残ですし、昭和通りの向こう側にはコリアンタウンもあります。

1950年代からは東北地方から、集団就職の若者や、東京の再建を担う建設系の出稼ぎ労働者が全国から上野に集まりました。このような歴史が重なり、今の上野の「昭和場末の都」のような雰囲気が作られました。下町風でありながら、ちょっと口が重くて、最初はとっつきにくい雰囲気があるのは、東北の影響だと思います。

僕は、恵比寿や渋谷とかの、ちゃらちゃらした街も大好きなんですけど、昭和感満載の上野・御徒町や、今回は紹介できなかった湯島なども大好きで、よく来ます。

上野ステーションホステルオリエンタル3の通りを上野駅方面に向かうと、これぞ昭和の「ザ・連れ込み」と言えるホテルがあります。「きぬや本館」とか、よく利用しましたね。畳に布団なんですよw 深夜チェックインもOK! この場末な感じがぞくぞくしますが、連れ込む女性は選びます、笑笑。

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何といっても上野・御徒町の場末は、上野公園池沿いを湯島に向かう仲町通りです。アングラな場所がたくさんありますが、過去の上野の栄華を思わせる、昭和初期の雰囲気を残すジャズクラブ「アリエス」や、手品バー、もう無くなってしまいましたが、ちゃんとしたダンサーのいるキャバレーもありました。

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上野広小路や湯島も素敵な街で、バーの名店「琥珀」や、「EST!(エスト)」があります。また、ポールダンスの店もある。

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それに、上野・湯島のあたりは、陰間(かげま、ゲイの旧称)の聖地です。新宿2丁目なんて、上野・湯島に比べたら、ひよっこです。行ったことはないですけどw

上野周辺については、まだまだ話し足りないですが、この辺にしておきましょう。

あ、30代の頃は、都内のあちらこちらの裏通りで、酔いつぶれて寝たりしていて、いろんなエピソードがあるのですが(お陰様で怖い目には一度も遭ったことない)、上野はまた素敵な感じ。春先の、まだ寒い頃です。

お兄ちゃん、大丈夫かい?」と肩を揺する人がいるので、目を覚ますと、角刈りに着流しに人が立っていました。そう、こんな感じ。

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ひえー!!!!!!(@_@)

と思って、身構えると、

兄ちゃん、そんなところで寝てたら風邪ひくぜ

と言って、近くの自販機でPOKKAコーヒーのホット(またPOKKA・笑)を買ってくれて、「それ飲んで温まったら、取りあえず駅まで行きな。もうすぐ始発も動き出すぜ」と言って、去っていきました。かっこいい。あれは、どこの親分さんだったんでしょうか。

あと、「マッサージいかがですか?」と街路に立っている中国人女性が「お金、いいから、寝てなさい」って、お店で寝かせてくれたこともありました。これも上野での出来事です。貴重品も全部無事でした。優しい。

上野界隈、本当に大好き。
でも、危険な場所でもあるので、皆さんはくれぐれも真似をしないでくださいね、笑笑。



こんなことが書ける日常を噛みしめながら。


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※バー「琥珀」の写真は「男の隠れ家デジタル」、「昭和残侠伝」は東映ビデオデジタル、アメ横の夜景は「PHOTO HITO」よりお借りしました。

ネットで検索したら「ネット乞食」という言葉に出くわしました。酷いこと言う人、いるなー。でも、歴史とたどれば、あらゆる「芸」は元々「乞食」と同根でした。サーカス、演芸、文芸、画芸しかりです。つまり、クリエイトとは……、あ、字数が! 皆様のお心付け……ください(笑) 活動のさらなる飛