内田直宏|アルモ形成クリニック院長 自毛植毛・薄毛・AGA治療 ブログ

秋葉原アルモ形成クリニック院長。毛髪外科医・植毛医・形成外科医。国際毛髪外科学会正会員…

内田直宏|アルモ形成クリニック院長 自毛植毛・薄毛・AGA治療 ブログ

秋葉原アルモ形成クリニック院長。毛髪外科医・植毛医・形成外科医。国際毛髪外科学会正会員。年間執刀数200症例以上。無料で植毛・薄毛に関する悩み相談ができる掲示板「なおるん薄毛相談室」を運営。カウンセリングをご希望の方は、公式LINE(24時間受付)でお申し込みをお願いいたします。

最近の記事

【症例解説④】 アルモHi-STANDARD法 3100グラフト 〜髪のないところに毛が生える〜 術後5ヵ月半

皆様、こんにちは。アルモ形成クリニック 院長の内田直宏です。 今回は、アルモ式植毛のモニター様の症例解説となります。 30代の男性の方で広範囲に渡る薄毛で悩まられていた方です。今回は術後5ヶ月半の写真をお示しします。 まず、術前写真からです。 術前、ハミルトン・ノーウッド分類でⅦ型の診断結果でした。 以下、アルモ式植毛の術後5ヶ月半の写真です。 今回は、3100グラフトと、ある程度まとまった数のグラフトを一度で入れておりますが、全て均等に配置を行わず、もともとの位置に

    • 額縮小術 モニター様 募集

      こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田直宏です。 最近は、連日、自毛植毛手術を中心に切開手術なども行なっておりました。 額が広く、面長に見えるのを改善させたいといったご要望は多くあります。 自毛植毛手術で狭く見せたいという方も多くなっておりますが、自毛植毛のみで狭くする以外にも生え際切開による額縮小術でも額を狭く見せることは可能です。 自毛植毛のみで、額をせまく見せると後頭部のグラフトがもったいない場合もあります。 当院の額縮小術の最大のポイントは ①毛包斜切開を用

      • 【症例解説③】 アルモHi-STANDARD法 1400グラフト 〜自然におでこを狭く〜 術後6ヵ月

        皆様、こんにちは。アルモ形成クリニック 植毛医の内田直宏です。 今回は、アルモ式植毛のモニター様の症例解説となります。 20代の男性の方です。今回は半年後経過の写真をお示しします。 まず、術前写真からです。 おでこの広さを解消すべく、アルモ式植毛(Hi-STANDARD法) 1400グラフト手術を行いました。 毛髪のセレクト・選別はもちろん、高密度に移植穴作成および移植を行っております。また生え際の前列には繊細さを表現するためにラインスリットを使用しております。 以下、

        • Capillus(低出力レーザー)

          low-energy laser light Therapy(通称LLLT)はそもそもなんなのか。 いわゆる「低出力レーザー」のことを指します。 そもそも、生体組織には毛包組織に限らず、最適な波長の光に反応し、細胞を活性化させる受容体が存在すると言われる。 動物実験では、発毛の確認も既になされていて、低出力のレーザーは発毛促進に有効とする見解は多い。 人間では、強いエビデンスはないものの、臨床的に使用され、支持する医師が多いのは事実である。 韓国では低出力レーザーが以

        【症例解説④】 アルモHi-STANDARD法 3100グラフト 〜髪のないところに毛が生える〜 術後5ヵ月半

          1グラフトの価値はいかに。

          こんにちは、アルモ形成クリニック院長の内田です。 最近、患者様からカウンセリング時によく海外植毛のワードを耳にします。 海外での植毛をこれから検討されている方も多くいらっしゃるようです。 海外植毛はとにかく価格が安いのがメリットだとは思います。 私自身、自毛植毛手術を受けており、患者様の気持ちになって改めて考えてみました。患者さんにとって確かに費用は安ければ安い方よいですよね。 海外での植毛手術の後の密度アップなど当院で修正される方も多いのですが、その時に毎回同じような

          【症例解説④】 アルモHi-STANDARD法 1700グラフト 生え際 術後3ヵ月

          こんにちは、アルモ形成クリニック植毛医の内田です。 今回は【症例解説④】モニター様の症例解説となります。 27歳男性で、生え際〜前頭部にアルモHi-STANDARD法、合計1700グラフトの移植を行なっています。 術前、術直後、術後3ヶ月写真をご覧ください。 術後3ヶ月検診の髪かき上げの動画を添付しております。 まず、術前の写真と動画からです。 患者様は両方のM字のソリが気になっており、隠しているとのことでした。 M字の剃り込みと、境界部の密度差がわかると思います。 続

          【症例解説④】 アルモHi-STANDARD法 1700グラフト 生え際 術後3ヵ月

          【症例解説③】 アルモHi-STANDARD法 2100グラフト 密度アップ&離れ小島修正 術後3ヵ月

          こんにちはアルモ形成クリニック 植毛医の内田直宏です。 今回は症例解説③(部分モニター様)となります。 患者様は31歳男性で、既に他院にてFUEによる植毛手術1700グラフトを受けられた1回目術後の患者様です。 前回の移植部の密度アップをしたい、奥の部分が離れ小島になってしまったとのご希望で、2100株の移植を行なっています。 術前、術直後、術後3カ月の写真をご覧ください。 まず、術前写真からです。 続いて、術前〜移植穴作成までの動画です。 上記では、1回目術後では

          【症例解説③】 アルモHi-STANDARD法 2100グラフト 密度アップ&離れ小島修正 術後3ヵ月

          塗りフィナステリドって効果あるの?

          こんばんは、アルモ形成クリニック院長の植毛医 内田直宏です。 大変遅ればせながら、、、 インドで開催された第31回国際毛髪外科学会で面白いと思った発表 2つ目について綴ろうと思います。(1つ目が気になる方は↓↓) 今回は、シンガポールの植毛医 chon先生の「塗りフィナステリドの効果」についての発表です。 塗りミノキシジルの効果については日本皮膚科学会のガイドラインAランクで推奨されているのは有名ですが、今回は塗りフィナステリドなので、あまり馴染みがない方もいらっしゃる

          【症例解説②】 アルモHi-STANDARD法 1400グラフト 〜自然におでこを狭く〜 術後4ヵ月

          アルモ形成クリニック 植毛医の内田直宏です。 今回は、アルモ式植毛のモニター様の症例解説となります。 20代の男性の方です。 まず、術前写真からです。 M字部分とおでこの広さが気になっていたとのことでした。 診察では、M字部分の軟毛化が目立っておりました。 マイクロスコピーで見ると既存毛が細く、割合的にも3本中1本が細い、典型的なAGAの所見です。薬の内服を続けたが改善しなかったとのことです。 これに対してアルモ式植毛(Hi-STANDARD法) 1400グラフト手術を

          【症例解説②】 アルモHi-STANDARD法 1400グラフト 〜自然におでこを狭く〜 術後4ヵ月

          毛髪再生医療の展望 

          2024年2月、横浜国立大学 理工学部 教授 福田先生のラボにお邪魔しました。 福田先生はすでにご存知の方も多いかもしれませんが、毛髪再生医療の最先端の先生で、これから日本でも始まる毛乳頭細胞の移植などにも深く関わってらっしゃる先生です。 ラボは無菌室や顕微鏡、培養装置などがたくさんありました。 一息ついてから、福田教授のプレゼンとディスカッションに移りました。 現在、毛髪再生医療で進めている施策は以下の3つとのことでした。 1,毛乳頭細胞の移植(重層化培養) 2,毛

          トルコ植毛の修正 

          先日、トルコのとあるクリニックで2000グラフトの手術を受けた患者様が不満そうな顔をして当院にやってまいりました。 「密度が薄い、髪が割れる、方向がおかしい」 とご立腹な様子でした。 術前の様子はこちら↓↓ 髪をマイクロスコピーで覗いてみるとびっくり。 傷跡が大きく、ピッチング、リッジングなど悪目立ちしていました。 1cm2あたりの密度もかなり薄く、低いところで10G/cm2、高いところで25G/cm2でした。 また、後頭部についても採取計画があまりされておらず、

          ホールスリットとラインスリットの違い パート③以降について

          普段よりブログを御覧いただいている皆様へ パート3以降は WEBサイトの https://almoprs-clinic.jp/column/(植毛コラム)というところにブログを記載しております。 今後、noteとHPの植毛コラム両方の記事を書いていく形にしようと思っています。 こちらのnoteブログも引き続き、WEBサイトのブログとは異なった内容を発信はしていく予定でございます。 引き続きよろしくお願い申し上げます。 アルモ形成クリニック 院長 内田直宏

          ホールスリットとラインスリットの違い パート③以降について

          ホールスリットとラインスリットの違い ③〜密度編〜 part2

          では、前回に引き続きホールスリットとラインスリットの違い② 〜密度編〜 のpart2となります。 前回は、ラインスリットで密度高く移植穴を作成した場合に下記❶、❷のような現象が起こり得るというところまで解説しました。 今回のpart2では、それらを掘り下げて解説いたします。 【ラインスリットで高密度に移植穴を作成した場合の生じうる現象 2つ】 ❶グラフトの浮遊現象 グラフトの飛び出し・動揺現象とも呼ぶ ❷キズの広がりによる移植穴同士の干渉 (※あくまで今回は密度の観点でお話

          ホールスリットとラインスリットの違い ③〜密度編〜 part2

          ホールスリットとラインスリットの違い ② 〜密度編〜 part1

          さて、今回は皆様からのご質問が非常に多い「ホールスリットとラインスリットの違い ②〜密度編〜part1」について解説していきます。 密度編は少し長いので、part1・2に分けて解説して参ります。 さまざまな医師が見解を発表していると思いますが、私の考えをお伝えします。 スリットについて知りたい方はhttps://note.com/biyou_shokumou/n/n57e20f3aaffeをご覧ください。 ホールスリットとラインスリットは簡単に書くと ですが、この図で

          ホールスリットとラインスリットの違い ② 〜密度編〜 part1

          ホールスリットとラインスリットの違い① 

          こんにちは、植毛医の内田直宏です。 さて、今回からホールスリットとラインスリットの違いについてパートを分けて私の考えを述べて行こうと思います。今回のパート1はアジェンダです。 カウンセリング時に3人に1人くらいの患者様がこのスリットについてはお尋ねされるほど多いご質問の一つです。 スリットはそもそも、割れ目という意味ですが、自毛植毛の手術を受ける患者様は必ず、このスリットを髪が薄いボリュームを増やしたい部分に医師が作成する必要があります。 後頭部から毛根(グラフト)を

          キズ跡が目立ちやすい体質とは

          こんにちは、植毛医の内田直宏です。 本日は、キズ跡についてお話ししていきたいと思います。 自毛植毛手術において、後頭部から毛根ごと採取して、生え際や頭頂部などに移植していきますが、採取部、移植部ともにキズ跡が比較的目立ちやすい人がおられます。 自毛植毛を受ける人たちは、必ずと言っていいほど、バレたくない、キズ跡が目立ちたくないという願望があると思います。 キズ跡が目立ちやすい代表的なものは アトピー性皮膚炎の方 ケロイド体質の方 色黒の方>色白の方 頭皮の可動