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【症例解説⑱】自毛植毛 30代男性 アルモHi-STANDARD法 生え際 2000グラフト 術後半年後 〜オーダーメイド植毛〜

こんにちは。アルモ形成クリニック 院長 植毛医の内田直宏です。

今回は症例解説シリーズの第18段となります。
このブログの症例解説シリーズですが、いよいよ18段の方ですね。
皆様のおかげで、開院1周年を迎えることができました。
当院を選んでいただき本当に嬉しく思います。より一層努力を重ね、最善を尽くしていく所存でございます。

さて、今回のモニター患者様は30歳男性で、生え際の自毛植毛術の解説となります。

2000株、アルモHi-STANDARD法による自毛植毛手術を実施しました。
術前、術後6ヶ月の写真をご覧ください。

まず、術前です。

術前 正面
術前 左斜めから
術前 右斜めから

このモニター様は生え際の一番先端からほぼ均等に2cm〜2.5cmくらいの幅で帯状に毛が急に細くなってきて、フィナステリドやミノキシジルを内服しても全く改善せず、髪の毛がうまくセットできないとお困りになって植毛を行いたいと来院されました。

生え際をマイクロスコープを用いて拡大してみると確かに生え際の先端から幅2cm程度の毛髪が帯状に軟毛化を起こしており、黄色の斑点が多く見られ、AGAの影響が強く出ていると考えられました。表情筋の位置から、生え際の後退も認められた状態です。

生え際にかろうじて毛は少しあるものの太くボリュームカウントできる毛髪はない状態でした。

一回の手術で賄える範囲は限界があるため、相談の上、生え際を下げるのでなく、薄くなった軟毛化をおこした部分を元に戻す方針としました。

手術でも通常40G~50G/cm2の密度とする生え際についても少し落として、自然な形で広い範囲を覆う方針としました。

それでは、術後半年後の写真をお見せいたします。

術後半年 正面
術後半年 左斜めから
術後半年 右斜めから

いかがでしょうか。
術前に、軟毛化を起こしていた部分が毛髪で埋まり、黒々見えているのが分かるかと思います。

このモニター様では生え際の奥について、軟毛化した部分の毛髪は置き換えだけでなく、既存毛を傷つけずに既存毛間植毛を実施しています。
特に奥の密度は40G~50G/cm2と濃く移植して、範囲が広いということもあり、手前にいくにつれて少し密度を落としています。

まだ術後6ヶ月のため、透けた感じがありますが、これからもっと毛髪が伸長し、ボリュームが増えてきますので、埋まってくると思います。

また1年後検診の結果をお見せしていきたいと思います。

いままでたくさんのモニター様にご協力いただいておりますが、
自毛植毛は生えればよいというものではありません。
その方の毛の生え方やドナー部の状況、御本人のご希望などによっても全く手術方針が異なってきます。
「オーダーメイド植毛」を当院では大切にしております。

本日は以上となります。

ご質問などあればお気軽にご相談ください。
ご遠方の方でもオンラインカウンセリングを行っておりますのでご利用ください。それでは、またお会いしましょう。

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