バースコンシェルジュ/すべての女性に最高の笑顔を

「孤独なお母さんをつくらない」という強い想いで “バースコンシェルジュ”として日々都内…

バースコンシェルジュ/すべての女性に最高の笑顔を

「孤独なお母さんをつくらない」という強い想いで “バースコンシェルジュ”として日々都内の産科や不妊診療科の医療機関で働いています。 私たちの多くは、元客室乗務員。 不妊治療・妊娠・出産・育児経験者もおります。 子育てや日々の悩み、リフレッシュ方法など各スタッフの想いを綴ります。

最近の記事

新人訓練時の教官の言葉を胸に

こんにちは。 バースコンシェルジュです。 数十年前、航空会社に入社。 新人訓練の最初の授業での教官の言葉がずっと今も心に残っています。 「飛行機は、決して快適な空間ではない。 快適な空間に近づけることができるかはあなた達次第!」 と言われたことが今でも接客を伴う全ての仕事の基準になっています。 訓練中、 「これは、お客様が快適な空間と感じていただくことにつながりますか?」と色々な場面で問いかけられたものです。 病院はわからない専門用語が飛び交い、待ち時間も長く、 助

    • 大切な母子手帳

      こんにちは。ブライトンのバースコンシェルジュです。 小児科では、毎日多くのお子様が予防接種にいらっしゃいます。 ここ数年で、母子手帳の記録をアプリで利用できるようになり、 複雑な予防接種や、定期健診の日程も通知されるようになりました。 成長の記録だけではなく、妊娠 出産 子育てに必要な情報も配信されています。 万が一紛失してしまっても、データ化していれば安心で、本当に便利になったと感じました。 私の子どもが小さい時は、かかりつけの小児科の先生が、 予防接種の接種計画をす

      • Love Myself

        こんにちは。ブライトンのバースコンシェルジュです。 この仕事に転職して数年、いくつかの医院でお世話になり、 本当にたくさんの経験をさせていただいています。 それまで長年していた仕事とは異なる世界に飛び込み、 無我夢中で自分の出来ることを模索しながら、 家では家事に子育てに明け暮れていました。 常に目の前のことに必死で、鏡に映る自分を見ると、 私疲れているな、綺麗な人が羨ましいなと思っていました。 そんな多忙な生活の中で、息子から影響を受けて、 現在世界でもトップアイドル

        • 出会い

          こんにちは。バースコンシェルジュ(BC)です。 外来担当勤務の際、何より楽しみなのは、 顔見知りの患者様にお会いできること。 悪阻で入院していた方が退院後健診に見えたり・・・ 双子のママは、切迫早産で数ヶ月入院された後に無事出産。 退院日長い間会えなかった家族とロビーで感動の対面中に出くわしたり・・・ 早産で生まれNICUに入院中のベビーとの面会へ向かわれるママやパパに 「○○ちゃんに会いに行くのですね。いってらっしゃい」と声をかけたり・・・ また小児科では「○○が何ヶ月に

          祈り

          こんにちは。バースコンシェルジュです。 私が勤務する生殖医療専門病院では、 患者様は胎児の心拍が確認されて、 およそ7~8週で出産される病院へと転院されていきます。 いろいろな想いを重ねての治療、そしてご卒業。 本当にうれしい瞬間です。 そんな中、出産される病院への紹介状をお渡しする際に、 不安げな表情をされている患者様がいらっしゃいました。 ご本人に持病があるため、 お子様への影響や出産時のリスクも心配される患者様です。 「今日でご卒業ですね。ご心配はありますか。」とお

          初めての一歩

          こんにちは。バースコンシェルジュです。 唐突ですが、お子さんの「初めての一歩」覚えていますか? 私には娘が2人いますが、 記念すべき初めての一歩は2人とも見逃しています。 1人目の時は、泊まりがけの勤務の日。 どうしても娘の預け先が見つからず、まだ一歳になったばかりの娘を、 やむを得ず公的支援の「保育ママさん」に頼って 宿泊保育を頼んだ時のことです。 仕事を終えてその保育ママさんのお宅へお迎えにいったら、 それまでは「はいはい」しかできなかったはずの娘が、 それまで見たこ

          正直に誠実に

          こんにちは。株式会社ブライトンのバースコンシェルジュです。 人生100年時代。 女性のライフスタイルは時に大きく変わります。 私は娘時代を経て、妻となり母となりました。 青春を謳歌しバブルに沸き、子育てに明け暮れた前半戦は、 あっという間に過ぎていきました。 娘たちは成人し、私の役目も一区切りつきました。 そして折り返しの後半戦。 思いがけなく、妻、母の顔に加え、新しい顔でスタートすることとなりました。 ご縁があり、株式会社ブライトンでバースコンシェルジュとして働く機会を

          赤ちゃんこんにちは

          こんにちは。 バースコンシェルジュです。 私たちバースコンシェルジュは、 妊娠~出産~産後ケア~と患者様に寄り添いながら、過ごしています。 外来で健診に通っていらした面識がある方々がご出産されますと、 まるでわが子のように嬉しくなります。 そして、1か月健診。 赤ちゃんは、1か月でとても成長します。 お母さまは、もっとお母さまらしく成長され、また嬉しい気持ちになります。 病棟では、患者様思いの助産師・看護師の方々のケアの合間に、 書類作成のお手伝いをしたり、楽しいお話

          察する力

          こんにちは。バースコンシェルジュです。 先日、ご懐妊し卒業される患者様に紹介状をお渡しする際、 患者様のご様子から、 「紹介状をもらったらすぐ帰りたい(お急ぎという感じではなく)」という気持ちを察し、 受付にてあまりお引き止めしない方がいいと考え、 必要最低限の案内をして対応を終えたケースがありました。 カルテの内容からは 特に気になることはなかったのですが、 周りにいらした他の患者様を 気にされていたのではないかと思いました。 ご懐妊は嬉しいことですが、 不妊治療の現場

          アメリカでの出産~自分の経験をいかして~

          こんにちは。 現在、某病院でバースコンシェルジュとして勤務しています。 担当階には新生児室があり日々たくさんの赤ちゃんを見たりママたちとお話ししたりしていると自然と自分の出産のことを思い出します。 私は前職の客室乗務員を28歳で退職、30歳で1人目、33歳で2人目を出産しました。 結婚と同時に主人の仕事の都合で渡米したため、2人ともアメリカでの出産でした。 1人目はサンフランシスコの病院での出産でした。 日本の物も十分に揃っていないアメリカで 日本食を恋しく思いながら悪阻

          アメリカでの出産~自分の経験をいかして~

          外国人の患者様

          こんにちは。 ブライトンのコンシェルジュです。 子どもたちがまだ小さかった頃、 家族で南の島に旅行に行った時のことです。 下のちびちゃんは、まだ2歳。 現地到着後すぐ、ちびちゃんの体が何やら熱い。。。 びくびくしながら体温計をあてる。38度以上の熱。 後悔で泣きそうになりながら、現地のお医者様に往診をお願いしました。 先生は穏やかな笑顔で、英語のような!現地訛り言葉で、説明をして下さり、ペパーミント色のシロップを私に渡してお帰りになりました。 残されたのは、理解できな

          手の温もり

          こんにちは。 バースコンシェルジュです。 病院の2階デッキから公園を見下ろすと たくさんの園児たちの笑い声が聞こえます。 一時期は誰もいない公園を眺め、 「いつになったら子供たちの笑い声が聞こえるようになるのだろう」 と寂しく思っていましたので、本当にうれしく感じています。 先日診察室に同席した方 赤ちゃんの心拍が感じられず再検査になりました。 そのことをお伝えした時、気丈に話されていたのですが、 その後診察室の前で泣いていました。 かける言葉が見つからずただ横に座って

          医療間でのコミュニケーション

          こんにちは。バースコンシェルジュです。 先日久しぶりに前職の友人に会ったのですが、 「前よりもはっきりくっきり喋るようになったね」と言われました。 自分では意識していなかったのですが、職業病でしょうか。 以前は、クッション言葉から入り、相手に強く依頼したいことでも、 こちらから可能な限りやんわり伺いを立てたり なるべくソフトな否定表現を使うようにしたりしていました。 その業界にはこの方法が合っていると思うので、今でも違和感はありません。 医療の世界に飛び込んで、最初の頃慣

          バースコンシェルジュ活用ください

          病院にかかること。 何科にかかるとしても、通院はストレスがかかるものです。 先ずは体調の不安。 そして病院のシステムがわからずの不安。 長く待たされ、いつ呼ばれるか… このまま待っていて良いものか、 何かアクションを起こした方が良いものか…。 そんなストレスだらけの待ち時間、 加えて診察室で上手く症状を伝えられなかったとしら…。 帰りの足取りの重さは想像に難くありません。 白衣高血圧という言葉をご存知でしょうか。 診察時や、検診時の血圧だけ異常に高い。 家ではそんなに高く

          生殖医療の現場から

          こんにちは。 ブライトンのバースコンシェルジュです。 生殖医療の現場で患者さまと接する中では、 ふとした瞬間にハッとさせられることがあります。 採卵周期の患者さまは、 何度か来院していただいて 卵胞の育ち具合をチェックします。 生理が始まって2〜3日目に来院されてから採卵までにかかる日にちは人それぞれ。 もちろん同じ方でも周期によって変化します。 先日ある患者さまに、「生理が始まって何日目ですか?」とお尋ねしたところ、 「もう随分日にちは経つのに、この子はなかなか育た

          円滑なコミュニケーション

          こんにちは。 ブライトンのバースコンシェルジュです。 私の現在の職場は不妊治療の病院です。 そこで私たちバースコンシェルジュは受付を担当しているのですが 毎日200~350名くらいの患者様が来院されるため、他スタッフの数も多くいます。 それぞれの職域において、 それぞれが専門性を発揮して 円滑に診療が進むように努めていますが、 それにはやはり「お互いへの尊敬と配慮」はかかせないものだと常々思っています。 「自分たちだけが大変」 「自分たちの仕事の方が上」などという意識があっ