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アメリカでの出産~自分の経験をいかして~

こんにちは。
現在、某病院でバースコンシェルジュとして勤務しています。
担当階には新生児室があり日々たくさんの赤ちゃんを見たりママたちとお話ししたりしていると自然と自分の出産のことを思い出します。

私は前職の客室乗務員を28歳で退職、30歳で1人目、33歳で2人目を出産しました。
結婚と同時に主人の仕事の都合で渡米したため、2人ともアメリカでの出産でした。

1人目はサンフランシスコの病院での出産でした。
日本の物も十分に揃っていないアメリカで
日本食を恋しく思いながら悪阻とたたかい、
主人はアメリカ内を駆け回る状態でほぼ不在の中、
1人でサンフランシスコのダウンタウンまで車を飛ばして妊婦検診を受けていました。

産後48時間で退院しなければならないアメリカのシステムに加え、
日本の病院のように丁寧に教えてもらうことなど何一つなく放り出されました。

ワンオペの中、とにかく抱っこ。置いたら泣く。ママが見えないと泣く。
2~3時間おきに授乳。
シャワーもドアを開けっぱなしにして5分で終わらせ、
家事はおんぶしながら・・・という過酷な育児。
ストレスのあまり蕁麻疹まで出ていました。

下の子はこれがまた大変な出産で、シカゴに引っ越しして間もなく、
32週で切迫早産と診断され、妊婦検診に行った先で車いすに乗せられ即入院。

絶対に動いてはいけない、動きたい時はナースコールしなさいと何もできない状態で
ベッドで安静にする日々が続きました。
34週に入る午前0時に帝王切開で誕生。娘はNICUに2週間入院となりました。
2100gで産まれた娘は本当に小さくて、当初10ccのミルクを飲むにも30分かかっていました。

これらの経験は、出産したママたちの悩みを聞いたりお話ししたりする時、
とても役に立っています。
NICUに行く我が子に悲しむママ、全然寝てくれなくて困っているママ、上の子の悩み。
同じような経験をしてきたからこそ話せることがたくさんあり、ママたちとの話は尽きません。

ナースさんが忙しい分、
バースコンシェルジュの私たちがお話を聞く時間をもっと取れたらと思い、
業務を早くこなしてママたちとの時間を作れるよう日々がんばっています。

株式会社ブライトンホームページ
https://brighten.hp.peraichi.com/


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