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医療間でのコミュニケーション

こんにちは。バースコンシェルジュです。
先日久しぶりに前職の友人に会ったのですが、
「前よりもはっきりくっきり喋るようになったね」と言われました。
自分では意識していなかったのですが、職業病でしょうか。

以前は、クッション言葉から入り、相手に強く依頼したいことでも、
こちらから可能な限りやんわり伺いを立てたり
なるべくソフトな否定表現を使うようにしたりしていました。
その業界にはこの方法が合っていると思うので、今でも違和感はありません。

医療の世界に飛び込んで、最初の頃慣れなかったのが、
出来ないことは出来ない、分からないことは分からないと「はっきり」伝える、ということがどんなに経験を積んだスタッフさんでもきちんと行われていることです。

歳を重ねてくると会話の中で、「えーとそれって聞いたことあるな‥大丈夫じゃないかな」「多分それで合っていると思いますけど」「前もそうだったからいいんじゃない」「(相手の言っていることがよく分からないけど)それでお任せします」でうまく擦り抜ける術も世間話ではあるかと思います。曖昧さに助けられることもあります。

しかし、治療に関しては曖昧に答えると取り返しのつかないことになりかねません。
曖昧な言葉はお互い自分のいいように解釈する可能性がある、ということを皆さんもご存知かと思います。

「私あんまり詳しくないんですけど、それってどうですかね〜、大丈夫ですかね〜」
と言われたらどちらにも受け取れます。

楽観的→「ハッキリNGって言われなかったから、きっと大丈夫よね」
悲観的→「ハッキリOKって言われなかったから、不安だからやめとこう」

その結果‥大きなトラブルになってもおかしくありません。
治療に関することを曖昧にすると、危険であることがお分かりいただけるかと思います。

「分からないので調べてからでないと即答は出来ません」
「気持ちは分かりますがそうすることは出来ません」
と言われたらどうでしょうか。

NGと言っているのだなということが確実にお分かりいただけると思います。

私も自分が患者さま側で医療者から「ダメですね」「出来ません」と言われると、
「そんなにはっきり言わなくても‥傷つくなあ‥」「最初から私のこと諦めているのかな、他の方法提案してくれないのかな‥(と思いつつ何も言えない)」ということも多々ありました。
ハッキリ伝えることは、むしろ患者さまを思ってのことなのだと理解はしますが、
やはり悲しくなることもあります。

お互いが納得し、気持ちよく理解し合えるためには、どうしたらいいのでしょうか。
私たちバースコンシェルジュはそこを日々考えています。

医療者の気持ちも、患者さまの気持ちも、どちらもとてもよく分かります。
だからこそ皆さんのお役に立とうと日々活躍しています。
コミュニケーションに悩む医療者の方に患者さま対応のコツを伝授して差し上げることもありますし、患者さまの呟きを逃さず、こんな風に医師に伝えるとお互いに分かりやすくなりますよ、など疑問質問を解決するためのサポートもしています。

医療者の皆さんが、どうやったら患者さまと打ち解けて継続的なサポートが出来るだろうかと、いつも考えていることを私たちは知っています。

患者さまも、ぜひ分からないことを分からないまま不安に思わず、コンシェルジュに話しかけて(視界に入るだけでも大丈夫!見ていますよ)私たちを活用して、より良いコミュニケーションのもと、通院なさってくださいね。

株式会社ブライトンホームページ
https://brighten.hp.peraichi.com/


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