見出し画像

こんにちは。バースコンシェルジュです。
私が勤務する生殖医療専門病院では、
患者様は胎児の心拍が確認されて、
およそ7~8週で出産される病院へと転院されていきます。

いろいろな想いを重ねての治療、そしてご卒業。
本当にうれしい瞬間です。
そんな中、出産される病院への紹介状をお渡しする際に、
不安げな表情をされている患者様がいらっしゃいました。

ご本人に持病があるため、
お子様への影響や出産時のリスクも心配される患者様です。
「今日でご卒業ですね。ご心配はありますか。」とお声がけすると、
今の複雑な心境をお話しして下さいました。

実は、私も持病があったため、一般病院では対応が難しいということで、NICUがある大学病院での出産を経験しています。

これからの出産までの日々に
「絶対に大丈夫です!」と申し上げることはできませんでしたが、
私の体験を少しお話させていただいたところ
「ずいぶん気持ちが軽くなりました。」と笑顔を見せて下さいました。

赤ちゃんは授かりもの。
医療が進んだ現在でも、
妊娠・出産は努力だけではどうにもならないことがあります。

ここから先は祈ることしかできませんが、
ご卒業される患者様には、
心から「お気をつけてお過ごしください。ご無事をお祈りしております。」と言葉を送らせて頂いています。

株式会社ブライトンホームページ
https://brighten.hp.peraichi.com/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?