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こんにちは。
ブライトンのコンシェルジュです。

子どもたちがまだ小さかった頃、
家族で南の島に旅行に行った時のことです。

下のちびちゃんは、まだ2歳。
現地到着後すぐ、ちびちゃんの体が何やら熱い。。。
びくびくしながら体温計をあてる。38度以上の熱。

後悔で泣きそうになりながら、現地のお医者様に往診をお願いしました。
先生は穏やかな笑顔で、英語のような!現地訛り言葉で、説明をして下さり、ペパーミント色のシロップを私に渡してお帰りになりました。

残されたのは、理解できなかった説明と、ペパーミントシロップ。

何故熱がでたのか?その薬は、何に効くのか?ペパーミント色大丈夫?
勇気を出し、先生を信じて、震える手で、そのシロップを飲ませました。
幸いなことに暫くすると熱も下がり、元気を取り戻しましたが、猛反省の出来事でした。

言葉が通じなくとも、大抵のことは何とかなるものですが、病気に関しては、しっかり理解出来ないとどうにもならないと思いました。

先日、急な破水で外国人の患者様が入院されました。
スタッフさんに、患者様が泣いているので一緒に訪室するよう依頼されました。
患者さまは英語もあまり得意ではなさそうで、不安でいっぱいのご様子です。
私は、「大丈夫 安心して!」と話しかけました。しかし、涙は止まりません。
「今スタッフさんは、何の処置をしているのか?これからどうなるのか?」
その思いが伝わらず、悲しくなったのでしょう。まさに南の島の出来事と同じです。

そこで、翻訳アプリを使い、文章ではなく、大事なキーワードとなる言葉を1つずつ、画面を見ながら、ゆっくり確認していきました。
時間がかかりましたが、やっと落ち着かれました。

自分に今起こっていることに対して、周りの人が何を話しているか分からない、それも初めての出産です。本当に心細く思われた事と思います。

その後、ご家族からの差し入れで、好きなアロマオイルや、音楽を聴くスピーカーなどが届けられ、笑顔と元気を取り戻し、その晩立派にご出産されました。
可愛い赤ちゃんと、ママの姿、とても嬉しく思いました。

伝えるべきことは、的確にお伝えしなくてはなりません。
特に外国人の患者様には尚のことです。

ブライトンには、英語だけではなく他の言語も堪能なメンバーも多くいます。とても勉強になり、メンバー皆の良い刺激となっています。

コンシェルジュとして、病院では、優しい笑顔はもちろんのことですが、正しい情報を伝え、理解して頂き、安心して過ごしていただけるよう、努力することが大切だと感じています。

株式会社ブライトンホームページ
https://brighten.hp.peraichi.com/


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