ばーど

東京生まれの50代。 大好きな沖縄に転勤で7年在住。その後2022年から東京に戻りまし…

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東京生まれの50代。 大好きな沖縄に転勤で7年在住。その後2022年から東京に戻りました。 素敵な風景を眺めて、旅することと歩くことが、好きです。 よろしくお願いします。

最近の記事

旧日光街道ウォーク⑰ 雀宮宿→宇都宮宿

こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 雀宮の次が宇都宮。「宮」がかぶるこの区間、その由来は・・・。 1.雀宮と宇都宮 雀宮と宇都宮。「宮」がかぶってるな、という程度の知識でしたが、由来を調べると、諸説ある中でも意外と興味深い説がありました。 雀宮は、日本書紀の記述として、御諸別王(みもろわけのみこ)がこの地を拠点に東国を治めたとき「鎮め(しずめ)の宮」と呼ばれた説。 宇都宮は、奥州攻めの源氏勢が二荒山神社で戦勝祈願し「撃つの宮」ことから来た説。 「鎮め

    • 旧日光街道ウォーク⑯ 石橋宿→雀宮宿

      こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 国道4号を少しも外れることな、ひたすら進む区間でした。 1.星宮神社 石橋宿を抜けて北上。 この日は、気温18度、晴天、ほぼ無風。 春を感じながら歩く、気持ちよい街道ウォーク日和。 関東の郊外でよく見るチェーン店。栃木県は千葉・埼玉に次いで店舗数3位。 国道4号の歩道を歩く単調な区間で、見つけました。 信号待ちの人が民家の塀に触れているように見えたが、近づくと塀に空いた穴。 歩道が狭く、歩行者が通りづらくなら

      • 旧日光街道ウォーク⑮ 小金井宿→石橋宿

        こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 この区間の旧道は、市役所を貫通したり、「道なき道」だったりと、なかなか興味深かったです。 1.下野市役所 中央線沿線に長く住む自分は、小金井と言えば武蔵小金井のイメージ。 東北本線の小金井は知ってましたが、まだなんとなく違和感ありです(失礼ながら)。 さいたま市に住むある友人は、「小金井は、寝過ごして何度か行ったことがある」と、ここがお馴染みの地のようでした。 足利尊氏の古文書が所蔵され、また将軍家の日光社参時は

        • 旧日光街道ウォーク⑭ 新田宿→小金井宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 新田宿から小金井宿は、わずか2.6km。 1.小金井の一里塚 東西の両塚がほぼ原型をとどめて残っている、貴重な史跡です。 枝が剪定され、葉も落ち、幹がむき出しの姿は、痛々しさよりも、数百年の歴史の証人としての力強さを感じさせます。 両塚の間に立ち、塚木の下で休憩。 かつての旅人と、同じ時間を過ごしてみます。 一里塚の休憩から、さらに北へ向かいます。 2.<第十四番>小金井宿  小金井宿の江戸口も、はっきり

        旧日光街道ウォーク⑰ 雀宮宿→宇都宮宿

          旧日光街道ウォーク⑬ 小山宿→新田宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年3月16日(土)。 今日は、小山宿から宇都宮宿まで歩きます。 新幹線だと1駅ですが、在来線で5駅、宿場も5宿。 1.花垣 写真を撮ったり見どころマップを見ていたら、準備中のスタッフさんから「よかったらどうぞ」と紙のマップをいただきました。ありがたいです。 小山宿の北口(日光口)にあたる神社で、今日一日の道中安全をお参り。 そして出発です。 水戸城下と日光(奥州)街道を結ぶ、結城街道。笠間、下館、結城など6宿が設けられ、今の県道26

          旧日光街道ウォーク⑬ 小山宿→新田宿

          旧日光街道ウォーク⑫ 間々田宿→小山宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 今日のゴール、小山宿を目指します。 1.国道沿いの風景 間々田宿と小山宿、どちらも小山市内。 引き続き国道(途中から県道)をたどる、旧街道感が薄い区間です。 こういう時は、幹線道路沿いの風景を楽しむしかないです。 地元に本社があるドラッグストアです。 産業廃棄物回収業の企業が、自社敷地の空き空間を整備したようです。地域貢献の取り組みですね。 この時は利用者はいませんでしたが、子供の遊び場やペットの散歩に活用でき

          旧日光街道ウォーク⑫ 間々田宿→小山宿

          旧日光街道ウォーク⑪ 野木宿→間々田宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 終点日光がある、栃木県に入りました。といっても全行程のまだ半分。 1.とろ屋 一気に「栃木」色が強くなった気がする・・・。 国道の表示に「福島」が出現しました。 渡良瀬川と利根川の合流地手前に設けられ、洪水防止や治水のためとともに、足尾銅山から流出した水の鉱毒対策の目的もあったようです。 それでも現在は、ラムサール条約登録など、水鳥の集まる湿地として注目されていることは、自然との共存が増え、よい傾向です。 野

          旧日光街道ウォーク⑪ 野木宿→間々田宿

          旧日光街道ウォーク⑩ 古河宿→野木宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 古河宿から野木宿は、わずか2.7km。あっという間です。 1.茨城・栃木県境 古河宿の日光口で、県道に合流します。 松波や松浪ではなく「並」を用いていることから、ここもかつては松並木がつづいたのではないでしょうか? 塩滑(しおなめ)地蔵の入口。(お堂は自家用車の奥) お地蔵様の、自分の治したいところに塩を塗ると、治るという言い伝え。 以前沖縄に住んでいたとき、台風続きで外干しができないときなど、御世話になった

          旧日光街道ウォーク⑩ 古河宿→野木宿

          旧日光街道ウォーク⑨ 中田宿→古河宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 茨城県内の宿場は2つ。その間の区間を歩きます。 1.中田の松原 日光街道が東北本線と交わる個所は、この1ヵ所のみ。 貴重な風景をみることができました。 古河公方(こがくぼう)。 室町幕府を開いた足利尊氏が、関東の統治のために鎌倉府を設置し、そのトップである鎌倉公方は足利一族が務めた。五代目の足利成氏は、政情の対立で鎌倉を離れて下総国古河に移り、関東の東部を中心に勢力を広げ、以後は代々「古河公方」と呼ばれていたとい

          旧日光街道ウォーク⑨ 中田宿→古河宿

          旧日光街道ウォーク⑧ 栗橋宿→中田宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月28日(水)。 晴天、微風、寒さもやわらいで、街道ウォーク日和。 今日は、栗橋宿から25km先の小山宿まで歩く予定。 0.スタート地点まで 単に「古い橋梁の付替え」ではなく、川幅を広げる河川改修によって、橋梁自体を付け替えることになったようです。工事は2022年から始まっていて、終了まで9年かかるとのこと。 利根川水系の河川改修は、現代でも続いているのです。 旧日光街道に復帰しました。ウォークのスタート。 1.八坂神社 日光

          旧日光街道ウォーク⑧ 栗橋宿→中田宿

          旧日光街道ウォーク⑦ 幸手宿→栗橋宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月17日(土)。 埼玉県最後の宿場、栗橋宿を目指し、日没との戦いに挑みます。 1.内国府間村・外国府間村 県道を進み、1本の水路を渡ります。 水路は小川ではなく、名前は北側用水。 渡る橋の名前は、筋違橋。 どちらも珍しい名前なので、由来を調べたかったのですが、わからず。 しかも同じ名前の用水路や橋が各地にあることがわかりました。 内国府間と書いて、「うちごうま」と読むそうです。 この先、外国府間(そとごうま)という地名もあり、どち

          旧日光街道ウォーク⑦ 幸手宿→栗橋宿

          旧日光街道ウォーク⑥ 杉戸宿→幸手宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月17日(土)。 杉戸宿の次は、幸手宿。 日光街道の埼玉県内区間で、ほぼ中間を越えましたね。 1.茨島の一里塚 杉戸宿を抜け、しばらくは旧道です。 埼玉りそな銀行の前身、杉戸銀行の創設メンバーのひとりだそうです。 間もなく旧道は、国道4号に合流。 (合流地点の写真を取り忘れ…) ペコちゃんとポコちゃんが屋根の上に座って、ほほえましい。 競争が激しい洋菓子業界でも、不二家は47都道府県に店舗を持っています。 ちなみに、ペコちゃ

          旧日光街道ウォーク⑥ 杉戸宿→幸手宿

          旧日光街道ウォーク⑤ 粕壁宿→杉戸宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月17日(土)。 国道4号と東武鉄道に挟まれながら、埼玉県北部を進む旅。 1.観音院 大落古利根川を渡り、粕壁宿も終わり。 杉戸宿もこの川を遡った地点にありますが、川は大きく蛇行しているようです。 旧街道ウォークでは、 1.当時の集落を抜ける、いわゆる旧道 2.峠や山間部の、未舗装の山道や石畳 3.国道や県道と一体化した、現代の道 の、3パターンがあると思います。 歩いて楽しいのは1と2で、3は正直あまり面白くありません。 この先

          旧日光街道ウォーク⑤ 粕壁宿→杉戸宿

          旧日光街道ウォーク④ 越ケ谷宿→粕壁宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年2月17日(土)。 越ヶ谷宿の次は、粕壁宿。 近そうに思えて、実は10kmもあったんですね。 1.宮内庁埼玉鴨場 越ヶ谷宿を抜け、北に向かいます。 茨城・埼玉・千葉の県境の交通を担う路線バスを運行。本社は埼玉県松伏町に、あります。 かつての街道は直線だったが、鉄道敷設に伴いS字カーブに曲げられたのかな、と思われます。 桜と梅。これからの季節は、春を感じる風景が楽しめるエリアですね。 街道を進むと、宮内庁埼玉鴨場があります。

          旧日光街道ウォーク④ 越ケ谷宿→粕壁宿

          旧日光街道ウォーク③ 草加宿→越ケ谷宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年1月6日(土)。 草加宿を抜け、北に向かいます。日没までに次の宿場にたどり着けるか。 1.草加松原 草加宿を抜けると、綾瀬川沿いの「草加松原」が続きます。 もともとは蛇行していた綾瀬川を、1683年に直線状に整備した際に、植樹されたのが始まりだとか。 芭蕉が「おくのほそ道」の旅を始めたのは、その6年後になります。 現在は遊歩道として立派に整備され、地元の方が犬の散歩やジョギングを楽しんでいます。 どの松並木にも共通する悩みが、害虫

          旧日光街道ウォーク③ 草加宿→越ケ谷宿

          旧日光街道ウォーク② 千住宿→草加宿

          こんにちは、ばーどです。 2024年1月6日(土)、旧日光街道ウォークの初日の2区間め。 東京都から埼玉県に入ります。 1.千住新橋 千住新橋で荒川を渡ります。 現在の荒川の下流部分は、大正時代に掘削して整備された流路で、荒川放水路と呼ばれています。 このため、江戸時代の街道のルートは、この川の部分を千住新橋とはほぼ45度の角度で直進し、上流方面に最短経路で結んでいたとされています。 荒川土手を降りた場所に建つ寺。 このあたりから先は、本来の旧街道ルートに合流します。

          旧日光街道ウォーク② 千住宿→草加宿