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「白骨」

埋められていた白骨なんて、百年経てば誰もが忘れてしまってる、
僕も君もいつかそうなる、風に吹かれて知らぬ顔を決めたところで、

愚か者がほら嗤ってやがるよ、いつかのお前がそうだったように、
強いふりして臆病者が息巻いてるよ、かつての俺らがそうだったように、

白骨よ、静かに死んでいろ、
もう痛くも痒くもないだろう、
白骨よ、穏やかに死んでいろ、
そっちはどうだ、現世たるとはどれほど滑稽に見えるもんだ?

見上げたら空しかなくて、遠さと青さに途方に暮れる、
それだけさ、相変わらずそんなもんさ、
白骨たちよ、天で静かに眠っててくれ、
夜になれば星になって浮かぶんだろう、
それを見て、俺らは愚かに生きてるって舌出す白骨たちのこと、
思い浮かべて苦笑いするしかない、

消えろ白骨、そこは青空、
見上げろ死人、ほら見ろ青空、
星たち嗤ってくれている、
じゃあな白骨、静かにくたばれ、

時間はいつしか砂になるんだ、
時間はいつしか砂になるんだ、
時間はいつしか砂になるんだ、
眠れよ骨共、そこで待っていてくれよ、

見上げちまったらそこは相変わらずの澄み渡る空、
ひたすら白いお前なんざにゃ浮かぶ世さえもないだろう、
だからか俺らは居心地なんてなさそうに、タバコ咥えて雲なんてをつくるんだ、
適当に嗤いながらさ、いい加減な相槌で、
くたばろうぜ、適当な頃合いで、
くたばるしかねぇ、白骨になる頃合いに、

くたばれ白骨、くたばれ白骨、
くたばれ白骨、くたばれ白骨、

photograph and words by billy.

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