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世界は広い!~異文化との共創

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#茶農園

面で比較する”経済発展”と”文化的グラデーション”そして”異国文化受容度”

面で比較する”経済発展”と”文化的グラデーション”そして”異国文化受容度”

昨年(2022年)1月からインドを拠点にしている。昨年はインドと日本以外に5-6か国に滞在した。
この一年の経験と、過去8年ほどアフリカで事業をやっていた経験から掲題について気づきがあった。

過去7-8か月でインドを拠点に、タイ(1週間)、バングラデシュ(1週間)、スリランカ(10日)、マレーシア(半日)、ベトナム(3日)、そして日本に2-3か月ほど滞在した。
※インド国内では、1週間以上の滞在

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社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語①ー歴史編

社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語①ー歴史編

今年の年始、スリランカでオーガニック、手作りの紅茶で世界最優秀賞を取っているAmba Estateという茶農園&茶工場を見学してきた。

社会的企業のベストプラクティスとしても非常に興味深い。こんな起業の仕方があるのか!と大変感銘を受けた。

2006年に150年の歴史を誇る小さな農園を引き継いで、現経営陣達が立ち上げたのがAmba Estate。
「スリランカから持続可能性のあるビジネスモデルで

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社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語②

社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語②

前回の記事では、紅茶の歴史を中心に話した。

紅茶がどのように中国から西欧に伝わり、イギリスがどのように覇権を取り、スリランカが世界一の名産地になったのか?スリランカの紅茶産業の黎明期を支えた2人のスコットランド人にも触れた。

前回触れたように、現在でも世界の茶生産は、茶畑からの茶摘みがボトルネックになっている。

労働集約的な紅茶産業前回の最後に、スリランカの茶生産が増えず、全盛期は世界1位だ

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社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語③-茶葉製造工程

社会課題解決のストーリーテリング~スリランカで世界最高品質の紅茶を作るAmba Estateの物語③-茶葉製造工程

今回がスリランカ紅茶の最終回!

前回までに、①紅茶の歴史と課題、②Ambaの事業とアプローチについて書いた。
今回は茶葉加工(製造)について。

※最初に断っておくが、筆者は農業および紅茶に関しては素人である。茶葉製造も、今回スリランカで見学するまで見たことがなかった。
今回、Amba以外に複数の工場のツアーにも参加したので、そこで聞いたこと、ネット上の調査を補足して述べたい。

Ambaの手作

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