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マーケター1年目の教科書|実務目線で計画だけでなく運用までカバー

自分のメディアを運営するようになって、徐々にアクセス数が増えてきたので、たまにはマーケティングの勉強をしようと思いました。

そこでまとめ買いしたのですが、まずはこちら。

対象読者はマーケティングに興味がある人というよりも、マーケティングの仕事をしている人でしょう。1年目の教科書という通り、経験が浅い人がマーケティングの仕事を学ぶためのものです。

前半戦はマーケティングの教科書らしく用語や企画

前半はLTV(Life Time Value)やCAC(Customer Acquisition Cost)などの用語、アンケートの取り方、ペルソナやカスタマーサクセスについてなど、マーケティングの基本用語が解説されています。

まずは基本をしっかり読むことが大事ですね。この時点で私は把握していない用語があったりしましたし、具体的に書かれているのがいいですね。

カスタマージャーニー全体で見る

マーケティングと言っても、誰に何を売るかだけ考えればいいのではありません。

本書では営業やカスタマーサポートなどの顧客と関わる他職種と協力することが書かれています。他職種との協力については度々出てきます。

マーケティングはマーケターだけが誰に何を売るかを考えればいいのではないということです。

顧客の課題は何で、どんな価値を提案したらいいか?ということは、自社と顧客をよく分析しているマーケターだから考えられることですが、顧客に関する情報は営業やカスタマーサポートから得る必要があります。

継続的に取り組むことが大事

1回ターゲット層や訴求価値、販売チャネル、価格などを決めたらおしまいではなく、顧客の反応や情報収集などを行って改善していくことが重要と感じました。

顧客の利用状況を確認したり、顧客と定期的にコミュニケーションを取ったりすることが重要です。

製品・サービスの成長段階によっても重要な指標は変わってきます。

また最初から適切なターゲット層が解るわけでも、自社の製品・サービスのどういうところが顧客にとって役立つのかも(意外な使い方をしているケースもあるので)最初から解るわけではありません。

継続的に顧客の声や利用状況を集めて分析や改善を続けていくことが必要なのです。1回やって当たるか外れるかではないのです。続けて当たり率を上げていきましょう。

終わりに

この本で継続的改善や運用、他職種との協力までカバーできているので、実践的ですね。

著者自身が若い頃に色々試行錯誤していて、上手く行っている人がやっていることを分析してみたら、自分は遠回りしてしまったと感じたそうです。そういうことってよくありますよね。

だから実務よりになっています。マーケターはもちろん、自分で何かをプロデュースしている人も読んでみるといいかもしれません。

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