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新たな自動車メーカー、日本に誕生、電気バス

日本にもこんな電気自動車のアントレプレナーがいた

アントレプレナー、それは「ゼロから会社や事業を創り出す人」(起業家)のこと

最近では、イーロンマスクが電気自動車テスラを始め、宇宙ロケットのスペースX、衛星通信システムのスターリンクなど、次々と未開拓分野で成功を収めている

海外にはたくさんいるアントレプレナーも、日本ではあまり知られていない

しかし、今電気自動車では、世界一の生産、販売を突っ走っている中国BYD

既に日本の電気バス市場では、7割以上のシェアをほこり、この1月からは乗用車を本格投入する

日本の自動車メーカーがまだ、どこも販売出来ていない電気バスの市場に、新たに日本で製造販売していこうとする自動車メーカーが誕生する

しかも、従来の自動車メーカーとは一切関係しない会社、それが『EV モーターズ・ジャパン』だ。

フォーブスでも紹介され、アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンでも表彰された、代表取締役社長兼最高技術責任者(CTO)を務めているのが佐藤裕之社長

彼は、今年を電気バス元年とし、北九州でバスを製造し、全国に販売していくというが、自動車メーカーでもない彼がなぜ、そんなことが出来て、信用も取り付けられるのだろう

同社は2019年に設立。佐藤社長はもともと前身会社で他社向けにインバータなどの開発・納入をおこなっていたが、東日本大震災などをうけ移動電源車としてのEVバスの可能性に気づいた。

しかし当時はそもそもEVバスの市場が成立していなかったため、自社でEVバスのパッケージ化を行うべく、準備を進めることにした。

まずはEVの需要が高かった中国に拠点を設け、実証実験として500台を導入。走行試験も5000万kmに達し「手ごたえを感じた」として、いよいよ日本での販路を開拓すべく、現会社の設立に至ったという経緯がある

EVバスとしては、中国BYD社車両の導入が全国で進んでいるが、国産車両はメンテナンスやランニングコストなどで利点があるほか、

製造過程での不透明性、いわゆる「ブラックボックス」がないことで現地での安心感にもつながるとしている。日野自動車との提携解消も、そのブラックボックスが要因だったとのことだ

本社のある北九州市では生産工場を立ち上げ、秋から徐々に生産体制を整えていくとしているEVモーターズ・ジャパン。

年間生産台数1500台を目標にするという。さらにテストコース「ゼロエミッションe-PARK」も整備予定だ。

まだ完全自社生産体制になっていない現時点では、渋谷区のバスを含め、中国・福建省のウィズダム社にて生産し、

ドイツ製の車軸などを使用しているとのこと。バッテリーは中国製だが、近いうちに東芝製へ切り替える予定だとしている。

今全国から注文が来ており、今回渋谷に納入する車両は北九州市に拠点を置くEVモータース・ジャパン製のコミュニティバス用ミニタイプ「F8 series4-Mini Bus」。

定員29名、サイズは既存の日野ポンチョとほぼ同等、航続距離は120kmにもおよび、1回の充電で1日の営業分を賄ってしまうとのこと。

夜中に充電を行い、朝から夕方まで帰還せずに運用される予定だ。

長い航続距離を達成できた理由の大きなひとつに、軽量化を挙げており、シャーシやフレームはステンレス製だが、その他の外装パーツは繊維強化プラスチック製。

また燃焼系を持たないという特性からハイブリッド車両よりもさらに軽量という利点がある

米国や中国では、こうした起業家の出現には必ず投資家が目をこらして見守っており、チャンスがあればすぐに支援できる体制が出来ているが

まだその環境が育っていない日本では、大変な苦労もあるだろう

こういう人達が日本にも産業革命を起こしていく予感がする

出典元(写真も)は下記URL参照
https://trafficnews.jp/post/124327
https://forbesjapan.com/articles/detail/50484
https://www.ey.com/ja_jp/entrepreneur-of-the-year-japan


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