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マイクロソフトが8兆円を投じて大手ゲーム会社を買収する野心とは

海外では昨年後半FacebookがMetaへの社名変更をきっかけに、一気に世界中がメタバースを意識した動きとなっている


しかし日本人はあまり話題にならない。自分もなぜこんなに世界中がどよめいているのかがまだよくわからない


それは日本がゲームの世界で先行し、他国を寄せ付けず、ずっと1位を突っ走っており、まさかゲームの世界で他の国が追い越せるはずがないと日本人の誰もが考えているからなのかもしれない


中国は数年前まで、ゲーム機は子供の発育に悪いものだとして、規制していた印象が強かった


しかし今では中国のテンセントという会社が、いつの間にか日本を追い抜いて、ゲーム機の売上高世界一となっていることを知らなかった


日本でも一時期はゲーム=玩具で子供から大人まで没頭し、射幸心をあおるものとして、よくないものとの位置づけもあったが、今はそのピークを越えて、落ち着いているのだろう

日本のゲーム機の歴史と言えば、一時期多くのメーカーが出ては衰退し、最終的に残ったソニー、任天堂、セガの三大メーカーでも細々と任天堂だけが継続していたイメージだった


それは、ゲーム機のICチップの性能が上がると、そこに使うソフトは膨大なプログラム量とレベルを要求されるために開発費が追いつかないこともあったようだ


それはさておき、世界のゲーム市場は約20兆円。半分はスマートフォンが占め、残りを家庭用ゲーム機とPCが分け合っているが、


現在のゲーム機市場の売上高ランキングは、
1位:中国の騰訊控股(テンセント)、2兆5000億円 
2位:ソニー、2兆円弱
3位:任天堂、約1兆3000億円
4位:マイクロソフト、約1兆2000億円
5位:アクティビジョン・ブリザード、約7000億円

で、4位のマイクロソフト(MS)が、5位のアクティビジョン・ブリザードを約8兆円で買収し、一気に2位のソニーと肩を並べるということだ

ゲームはソフトがどれだけヒットするかで決まるものでもあるので、コンテンツの囲い込みのためには、エンタメ事業の買収も過去は盛んだった

ソニーは1989年にコカ・コーラ社のコロンビア映画(現ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント)を約4000億円で買収。

そして松下電器産業(現パナソニック)が約7800億円を投じてユニバーサルを傘下に抱えるMCAを買収した。

その当時は日本だけが盛り上がっており、海外ではそんなに目立ってはいなかったのではないだろうか。

その背景としては、この両社とも映画事業はかなりの赤字となり、松下は1995年に手を引いており、ソニーは赤字でもしぶとく続け、何とか黒字反転に成功して今に至る


巨額の買収は、失敗したときの痛手も大きくなる


MSの全体の売上高は約18兆円(ソニーグループの2倍近く)で、純利益は約7兆円になります。そう考えるとアクティビジョン・ブリザードの買収も許容範囲かもしれない


一方で、MSがゲーム機市場を強化するのは、アップルやグーグルなどが進めるクラウドゲームへの対抗、


メタバースを含めた未来の事業に向けての布石ではないかとこの出典元の筆者が述べているように、


メタバースを展開していくための8兆円ならば、20兆円の既存市場をを支えている世界中の顧客をターゲットに加速させることを狙っているのかもしれない

出典元(写真含む)は下記URL参照
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6415686

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