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「走行中給電」を目指すDENSO

最近世界では電気自動車の話題が増えてきた。COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)でも、気温上昇を1.5度以内に抑えようと世界会議で決まった


そんな中、ガソリン車を廃止して、電気自動車にすることで、二酸化炭素を減らそうという動きに、大きく世界が舵をきっている


しかし完成した電気自動車から排出される二酸化炭素は減らせるが、バッテリーなどを生産するときに大きな炭酸ガス排出を伴うことへの危惧も日本では議論されている


そんな中、どちらも解決する発想が、DENSO(自動車のプラグやエンジン周り部品をパッケージで製造する会社で、QRコードの生みの親でもある)による走行中給電の発想だ


電気を使う一番身近なモノは、今ではスマホで、どこかに出かける前には充電したり、長時間使用の際は、充電器やバッテリーを一緒に持って行かないといけない


スマホに関しては11月7日に紹介したソフトバンクの100mワイヤレス充電、9月8日に紹介した、人工衛星からの太陽光発電などがあるが、今回のDENSOの発想は


給電装置を道路に仕込んで、車がその上を通過・停止している時に給電させる。仕組み自体はとてもシンプルだ


ここでポイントとなるのが、エネルギーの消費を最小限に抑えるために、インフラと(高速で移動する)モビリティを協調させて 『給電の発生点を限定させること』 だ


インフラとしっかりと協調させていけるシステムをつくることができる。そういう自負を持って、このミッションに取り組んでいるとのこと


これまで実証実験を産学連携のオープンイノベーションという形で進めてきた。2022年からは、社会実証も段階的にスタートする


2025年頃には、自社の工場内の小型モビリティを対象に実用化がはじまる予定で、この技術は、終日ずっと稼働し続けるような物流センターや工場内で稼働するモビリティと、特に相性がいい


給電のシステムが整えば、AGV(無人搬送車)の活用の幅が広がり、作業の自動化・効率化が飛躍的に進むだろう

これが実現することによる5つのメリットは

1.充電スタンドや充電の手間がなくなる


2.走行距離と充電量を気にせずに無限に走行できる

3.バッテリー容量は小さくてすむので製造費を抑え、製造時炭酸ガス量も減る

4.MaaS(バスや電車、タクシー、飛行機など、すべての交通手段による移動を一つのサービスに統合し、ルート検索から支払いまでをシームレスにつなぐ概念)の現実化

5.環境への負担の軽減

赤信号での信号待ちでもイライラせずに、効率約充電出来るからラッキーと思えるようなら、信号無視での事故防止にもつながるかもしれない

出典元(含写真)は下記URL参照
https://www.denso.com/jp/ja/news/stories/all/210610-01/ev-battery/?utm_source=smartnews&utm_medium=banner-movie&utm_campaign=ev-battery-movie1

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