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半導体製造装置メーカー売上高トップ15社の約半分は日本企業という事実

今世界中で半導体が不足している。世界中の自動車がEV化に突き進んでいるのと、コ〇ナの影響で、各地での生産が追いつかないのが大きな要因と考えられている


その影響は、自動車や家電のみにとどまらず、家庭用ゲーム機やPC、日常どうしても必要な給湯器にまで及んでいる。

原料面では、高純度シリコンから造られるシリコンウェハー(半導体の製造に使う)の生産が追いつかず、回路図を描く露光用レーザーなどに不可欠な不活性ガスのネオンは、ウクライナが世界供給の70%近くを生産しており、こちらの影響も心配されているが、


そもそも半導体をつくるための半導体製造装置の増産が追いついていない


半導体製造装置のトップ15社の本社所在国別内訳は、日本が最多の7社、次いで米国が4社、オランダ2社、シンガポール1社、韓国1社と、トップ15社のほぼ半分を日本企業が占めている。(画像の赤下線参照)

米国勢は4社と少なめだが、業界トップのApplied Materials(AMAT)が巨大であるため、国別の総売上高では、米国勢の方が上回る結果となっている。


蘭ASMグループからは3社(ASMI、ASMI、ASM Pacific Technology(ASMPT))がランクイン。このうちASMPTは、シンガポールに本社を置き、香港で上場している世界最大級の半導体後工程製造装置メーカーである。


韓国勢は、Samsung Electronicsの子会社であるSEMES(元は大日本スクリーン、現SCREEN)と折半出資のK-DNS)がランクインしている。

半導体製造装置業界はプロセスの超微細化により、それに対応できる装置を提供できるAMAT、ASML、Lam Research、TELのトップ4社が売上高を前年比で伸ばし、寡占化が進んでいる。


中でも4位の日本メーカーのTELが3位のLamに肉薄した点は注目で、為替レート次第では、Lamを抜く勢いである。2位のASMLは、今後、微細化がより進むことにより、高額のEUV露光装置の販売状況次第では、AMATを抜いて再びトップに躍り出る可能性も出てきた。


1957年に発明されたトランジスタは、わずか10年後の1967年にはテキサスインスツルメント(TI)社のIC(集積回路)へと大きく進化し、今に至る。


半導体の益々の小型化要望に応じて、その集積率は18ヶ月で2倍となるムーアの法則に準じ、その集積度への要求も高まり、半導体製造装置への要求も高まっていく。


半導体製造会社も急増し、需要に追いつこうとしているが、まだしばらくは供給不足が続くのかもしれない

出典元(写真含む)は下記URL参照
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220328-2305876/

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