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日本の住宅事情 ~ウサギ小屋と揶揄される住宅~の本当の意味

よく昔から、日本の家はウサギ小屋だと言われていた。




アメリカと比較したとき、土地面積が26倍に対し、人口は2.6倍だから、あくまで平均すれば一人あたりの土地面積は10倍の広さだ




ロシアに至っては、人口はほぼ日本と同じなのに、土地は45倍もあるから、家の大きさによるたとえだと思っていた




しかし、どうやらそれだけではないのかもしれない。





一人あたりの土地面積が、そんなに広くはない欧州から見ても日本は、ウサギ小屋だと言われているらしい。それがなぜなのかが良く理解できなかった。





実はその理由の大きな原因が、日本の住宅の寿命の短さからきているのかもしれない




日本の住宅の寿命は22年~30年程度と言われている




この数字は、日本の住宅は、世代ごとに建て替えをしなくてはならないことを意味しており、住宅ローンの支払いが終わるとすぐに、建て替えを考えなくてはならないということで、






たくさんの想いを込めて建てたマイホームも、たった20数年で資産価値がゼロに近くなってしまうこと






資産だと思って建てていた住宅が、実は、完成した瞬間から負債になっているのが現状だ







私たちは今まで、当たり前のように20数年で建替えなくてはならない「ウザギ小屋」と揶揄される住宅に住み、そして20数年で建て替えをすることが当たり前なのだと思っていた。




しかし、それは間違いなのかもしれないという説もある。では、日本の住宅のどこが間違っているのか?




それは日本の住宅の寿命が短すぎるのかもしれない。




欧米の住宅の寿命は日本の20数年に較べ70~140年程度。なんと日本の4倍以上なのだ。




たとえばイギリスでは、3世代にわたって、孫の代まで家を住み継ぐのが普通だ。また、アメリカの住宅は、年数が経つごとに建物の価値が上がっていくという。




日本の住宅のように、建てたときから負債になってしまうような住宅はほとんどない。





欧米の住宅は、耐久性とデザイン性に優れた「長持ちする住宅」であることが当たり前だからだ




ですから、日本では数え切れないほどの中古住宅が「空き家」として余っているのに対して、欧米では中古住宅は価値ある住宅として認識され、中古住宅の流通市場が活発になっている。





テレビや雑誌でヨーロッパの風景を見ると、誰もが「素敵」、「憧れる」と口にする。




それは、統一感のある調和された街並みが続いているからだ。

日本でも、京都や奈良の調和された街並みは「素敵」だと感じる。





住宅の寿命が長くなることで、調和された街並みを保つことができるのです。

また、建て替えに伴うゴミの排出を減らすことができる。




では、欧米のように「長持ちする住宅」を実現するにはどうしたらよいのでしょうか?



この「差」を生み出すひとつの原因は「断熱」と「古民家」かもしれない。





「古民家」に代表される日本の住まいは元来より、夏涼しく過ごすために、風を多く取り入れる作りになっていたが、近代になり冬の寒さをしのぐために、風を防ぐ隙間のない建物がつくられるようになった。





すると、夏の暑い時期には、湿気が室内にこもり壁内の柱などの構造体等に吸収され、

冬の寒い時期には、窓周りや壁面では、室内と室外の温度差により水滴(結露)が発生し、

水が家の構造内部へと浸透していく。





そうした水分が、建物を支える構造体を腐らせたり、カビの発生を助長したりし、家の寿命を縮めている。






日本の総務省統計局2021年度のデータでは、849万戸の空き家があり、住宅数のなんと13.5%を占める空き家率で、年々その数は増加しているという。




日本も欧州のように家を大切にし、代々継いでいけると、こうした空き家率も減少していくのかもしれない。






出典元(写真含む)は下記URL参照

https://www.onlyonehouse.jp/post_38.html

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