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年輪が4本しかない、5年で15mに育つ木

世界の人口がこの10年で10億人増え、80億人に達した

国連は今後も増加は続き、2080年代中頃には104億人に達すると予測

いま資源の枯渇をあらゆる方法で防止する取組みが各国で進められている

先日のFacebook(11月21日)では、世界のプラスチックを竹で代替していこうとする動きについて書いた

竹はすべての節に成長点があるため、仮に節が40個あってそれぞれの成長点が1日に1センチメートルずつ伸びれば、

稈(かん:節と節の間)は1日で一気に40センチメートル成長することになり、

1年で10メートルくらい伸びることがある

ただ、中空で太さも限られており、建築材としての活用には限界がある

このたび、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を減らそうと、ある木を育てる実験が静岡県御前崎市で行われている

あっという間に成長するという特徴を生かし、地球温暖化対策はもちろん、高級木材の確保という一石二鳥の効果を狙う

それが日本菌根菌財団が開発した菌根菌という菌を使って育成した「ジャパロニア」、「早生日本桐」と呼ばれる桐の木だ

この「ジャパロニア」、一般的な植物のおよそ2倍の二酸化炭素を吸収するといわれている

菌根菌は、桐の根の中に入り、土の中へ菌糸をのばす。菌根菌の菌糸は、土の中にある栄養分を取り込み、効率的に植物へ運び、成長を促す

菌根菌を使った土を使うと半年でおよそ5mも育つ木になる

さらにこの木は1年、2年、3年、4年と大体直径が40cmくらいになる

一般的な木の成長は、20年かかるといわれるが、「ジャパロニア」はなんと5年で15mにもなるという

さらに、「ジャパロニア」の二酸化炭素の吸収量は1.5倍にもなるという効果がわかった

「大気中の二酸化炭素の削減というのが世界的に話題になっている。それをなんとかこの桐を使って貢献したい

これからの環境問題、あるいは作物生産、あるいは農村の振興というものに活用していければいいなと思っている」

成長した「ジャパロニア」は農園で育てることができ、一般的な桐同様、角材としても使える

最近木材による中高層建築が増えてきており、こうした木材の開発により、資源の枯渇を防止すると共に二酸化炭素を削減していく一石二鳥の活躍

菌根菌と「ジャパロニア」、この強力なタッグが地球温暖化対策の救世主となるかもしれない

出典元(写真も)は下記URL参照
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/214284?display=1&mwplay=1
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/208765


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